【吉配信】~森とヒトと

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Friday, May 12, 2006

【割り箸に学べ!】

Subject: 【割り箸に学べ!】
Date: Tue, 21 Mar 2006 11:00:48 +0900


100円ショップを覗くと、30膳100円の割り箸発見。

1膳=3円也。 

【アスペン材】(商品説明)
木肌が白く弾力性に富んだ白楊(アスペン)を使用。
圧口仕上げと、面とり加工でもちやすく使いやすいお箸です。
産業資材として利用されない小径木使用。
森林資源を無駄なく活用しています。


割り箸メーカーが、最も進んでいる木材メーカー?
割り箸と爪楊枝が日本人の最も身近な木材製品。

95%が輸入。年間 250億膳消費。

割り箸1膳のコスト単価は 1.3円。
これを国産材に切り替えると5円。

政府は、発展途上国からの輸入品に特恵関税制度を導入。
品目ごとに金額ベースで免税を行い、輸入を促進させます。

4月からスタートするので、関税免除のために民間企業は
一気に輸入。中国からの木製品輸入が増えていますので
3年前は秋までもった免税も、今ではお盆前には枠切れて。

割り箸業者は、4月に一年分を輸入しちゃいます。

中国企業と日本企業の連携プレーで、国民は安い商品を。

中国 VS 日本 という構図ではなく、
政府 VS 民間 という構図なのです。

4月1日グリーン購入法・木材版に中国産割り箸引っ掛かる?

神奈川の住宅メーカーには住友林業が宮崎の
丸太を中国で製材、乾燥した羽柄材が山積み。

三栄ハウス
http://www.saneihouse.co.jp/
煙台東洋三栄木業有限公司
http://japan.alibaba.com/companydetail/5000504.html


さァ、ユニクロ木材&建材、スタートっ!


■日中の技術者養成機関が姉妹提携協定を締結   2006/03/16 (Thu)

日本の森林技術総合研修所と中国の北京林業管理幹部学院が2月27日に姉妹提携協
定を締結した。昨年7月に北京で開催された、前田直登・林野庁長官と周生賢・中国
国家林業局長による第1回定期対話(「林政ニュース」第274号参照)での合意事項
が実現。今後、職員や研修生の交流、日中協力による研修カリキュラムの開発などを
推進する。


◆特恵関税制度
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/t_kanzei/index.html
1.一般特恵関税制度の意義と導入の経緯
 一般特恵関税制度(GSP : Generalized System of Preferences)は、開発途上国
の輸出所得の増大、工業化と経済発展の促進を図るため、開発途上国から輸入される
一定の農水産品、鉱工業産品に対し、一般の関税率よりも低い税率(特恵税率)を適
用する制度です。
 国連貿易開発会議(UNCTAD)において、南北問題解決の一手段として先進国から開
発途上国に対し一方的に便益を与える特別の措置として検討がなされ、制度の枠組み
が合意されました。日本はその合意に基づき1971年から実施しています。



★割り箸に見る環境問題
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/99/k01/6_18prs2.htm
それに合わせて大手商社が海外での割り箸製造に力を入れたのが、輸入箸の急激な伸
びを促したのです。これに対して危機を抱いた国内製造業者が、関税の引き上げを求
めたのですが、1999年1月からむしろ5.2%から現行の4.7%に引き下げられてしまし
た。

◆割り箸の問題点
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/99/k01/6_18prs3.htm
毎年、200億膳の割り箸に相当する量の天然林が、 割り箸のために伐採されていま
す。これに対し、植林は実際ほとんど行われていません。



■日本の割り箸がピンチ、中国側が大幅値上げを要求
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0113&f=column_0113_002.shtml
それでは、消費者に価格転嫁できるだろうか。私はこの際、「転嫁キャンペーン」と
でも言うべき運動が起きてもいいと思う。仮に転嫁しても、現在の小売り価格は1膳
で3-4円だから、4-5円程度になるだろうか。コンビニで「割り箸、お付けしま
すか」と聞かれて、「お願いします」という客に4-5円を払ってもらうのだ。払い
たくない客は、自分の箸を常に持ち歩けばいい。


■割り箸 集合館
http://www.sa3434.com/p9zhm.htm
割り箸を集めてみました。
等級や袋入りも合わせれば、割り箸は120種類以上もあります。


■広告つきの間伐材割り箸が価格の壁を乗り超える
http://eco.goo.ne.jp/education/eco_seminar/sympo/2003/houkoku01-1.html
コンビニエンスストアで配られている割り箸1膳の単価は約 1.3円。これを国産材に
切り替えると5円。ほぼ4倍近くになります。1年間に 250億膳ほど消費されるのを
国産材にしたら膨大なコストを支払わなければならない。コンビニエンスストアとか
スーパーなど大量に消費するところは、中国産の割り箸を使わざるを得ないという状
況です。


■第21回 高まる資源保護意識
-割り箸生産、輸出の適否に関する調査-
http://www.chinavi.jp/kkoramu21.html
最近、中国で割り箸の生産および輸出に対して、「資源の浪費ではないか、資源を廉
価に輸出していることにならないか、環境破壊ではないか」という批判が少なからず
ある。割り箸の販売価格は、200組で9元、1組0.45元(約5.85円)である。生産コス
トは、1組0.3元程度といわれている。

日本は、中国製割り箸の一大輸入国である。中国の税関統計によると、割り箸の
輸出額は1億6,000万ドルで、このうち日本向けが70~80%を占めているだけに、日本
もこの議論の行方に対する関心は高いだろう。日本の商社マンから、「中国の輸出業
者、生産者の話では、割り箸用の木は、間伐木を利用しているので問題ないと聞く
が、実際は輸出による利益獲得のために、本来は伐採禁止の木も切っているのではな
いかと懸念する。」という声を聞くこともある。


■割り箸市場の現状
http://www.tosucci.or.jp/ct/nishiki/pim/pim.htm
割り箸の消費は年間約250億膳でその90%が輸入に依存しています。
輸入先は韓国・フィリピン・インドネシアなどからでしたが80年代後半よ
り中国からの輸入が急増し、現在は大半を中国に依存しています。

市場の約10%に相当する国内総生産の割り箸は、間伐材から生産されてい
ますが輸入製品の大半を占める中国では、皆伐方式が採用されています。

そのため中国の森林は、10年以内に枯渇してしまうと主張する専門家の意
見もあります。(皆伐方式とは森林を丸ごと伐採し原木から箸を生産する
方式)

年間約250億膳の内、飲食店用が65%・弁当用が15%(コンビニ5%)・家
庭用が20%と推定される消費量。

竹割り箸は、防カビ剤・漂白剤を必要とするものもあります。


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吉┃通┃信┃  木材  No.008
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