【吉配信】~森とヒトと

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Thursday, May 11, 2006

【農林水産物等輸出促進全国協議会】

Subject: 【農林水産物等輸出促進全国協議会】
Date: Thu, 21 Apr 2005 21:36:04 +0900


日本の農林水産業がまとまって、
アジアへ輸出促進協議会発足。

小泉政権が、
【守りから攻めの農政】へ。


林業関係参会者は、

・社団法人日本林業協会 会長
・日本特用林産振興会 会長
・鹿児島県木造住宅輸出協議会



■農林水産物等輸出促進全国協議会(仮称)の設置について(案)
  
1 趣旨

世界的な日本食ブームの広がりやアジア諸国の経済発展に伴う所得水準の向上を
好機としてとらえ、我が国の高品質で安全な農林水産物・食品の輸出を一層促進する
ため、関係者一体となった取組を推進することを目的として、関係府省、地方公共団
体、関係団体等で構成する農林水産物等輸出促進全国協議会(以下「全国協議会」と
いう。)を設置する。




◆【ニッポンを売る】も参加??《添付》
http://asianet.cocolog-nifty.com/nippon/



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┠吉┨┠配┨┠信┨
┗┷┛┗┷┛┗┷┛
yositanaka@nifty.com
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マニアの方から、日本の金魚がタイに輸出され始めたと聞いて驚き。
タイの華僑が熱帯魚に飽きたのか、高額で日本産金魚を競り落とし。

日本のおば様たちが、韓流ヨン様に飛びついたように、豊かになった
アジアのみなさんも、自国の商品には飽き飽き中。日本産がレア物?

【金魚図鑑】
http://www.fish.metro.tokyo.jp/kingyo/zukan/kingyozukan_top.htm


日本が、お米の輸出へっ?!

まさか、日本の輸出米は安くして海外へ売って、
海外からの輸入米には400%の関税なんてことはないでしょうね。

【インタラクティブ(双方向)】で、消費者が自由に選択できる世の中へ。


■政府、コメの中国輸出検討
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050322AT1E2100721032005.html
政府は農産物の輸出拡大に乗り出す。来年度に輸出を促進するための官民共同の協議
会を新設するほか、中国にコメを輸出する方向で両国政府間で調整に入った。経済成
長で高品質な農産物への需要が高まっているアジア地域を中心に販路や市場調査を進
め、官民一体となって競争力のある「日本産」を拡販し、5年間で輸出額を倍増させ
る目標の達成を目指す。

国産農林水産物の輸出額は2004年で約3000億円に過ぎない。小泉純一郎首相は「攻
めの農政改革」の柱として農産物の輸出促進を指示。農水省は09年度までに輸出額の
倍増を掲げた。官民協議会は農水、経済産業各省などのほか、地方自治体、農協、日
本貿易振興会などが参加する見通し。22日の食料・農業・農村政策推進本部で確認
し、早ければ4月に初会合を開く。ナシやイチゴ、リンゴを中心に販路拡大策を後押
しするほか、海外市場の需要に合わせた作物の技術開発も支援する。 (07:00)



【飛騨の杉】だって、
外人デザイナーが高級家具に生まれ変えて世界へ輸出。

■【飛騨産業株式会社】
http://www.sarubobo.jp/brand/003_hidasangyou.html
【デザインで世界に挑戦する木工家具メーカー】
http://nd.nikkeibp.co.jp/nd/news/contents/925.shtml



ぴったり、【国民一人当たり年間1万円の輸入木材消費】。
海外の山林がリフレッシュされ、日本の山林は荒れ放題。
農業も林業も価格で勝負するなら、労働力の輸入しかない。


■昨年の木材輸入額は1兆2500億円、9%増 2005/04/18 (Mon)

林野庁が15日に発表した2004年木材輸入実績によると、昨年1年間の日本の木材輸
入額は、約1兆2518億円で、前年(1兆1478億円)に比べて9%増加した。輸出国上
位10か国の中では、ロシア、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、南アフリ
カ、カナダ、フィンランド、中国が増加し、米国とニュージランドは減少した。

詳しくはこちら↓
http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h17-4gatu/0415a.pdf



宮崎の杉だって。

「木材を日本でプレカットして中国へ持っていき、
 日本から大工の指導者が1人現地へ赴き、
 現地の大工を使って建てる場合、日本で造
 る場合の1/2以下の価格でできそうです。」


■農林水産物の輸出促進に関する政策提案会の概要
農林水産省 平成15年11月6日(木) 
http://www.maff.go.jp/tihou/theme/15/dai4_gijigaiyo.htm

◆中武  英雄(宮崎県 宮崎県森林組合連合会会長)

○ 宮崎県の中武でございます。私は宮崎県で木材を扱っております。宮崎県では一
度、中国に輸出した実績があります。昭和55~56年頃と思いますが、その時は木
もまだ小さかったので、足場丸太がほとんどです。これを約3,000‰輸出してお
ります。その頃は1ドル約250円で、プラザ合意の後円高となり、急に1ドル15
0~160円に上がりました。このため、採算が合わないことから、約3,000‰
の輸出量で終わりました。

その他、木材の輸出では弁甲材を韓国へ相当量輸出しておりましたが、今では大半
がプラスチック製に取って代わっており、細々と輸出が続けられている程度です。

○ 宮崎県は森林県・林業県と言われており、戦後の造林木が成熟してきたことか
ら、この伐採した木の捌け口を見つけないことにはどうにもならない現状なのです。
捌け口が無ければ、森林の管理もできなくなるという危機感を持っております。その
ようなことから、国内の木材の使われ方がはかばかしくないので、国内への売込みを
一生懸命行っておりますが、「どこか外国に売ってみるか」と木材の輸出を考え始め
たのが、一昨年頃からです。中国があれだけの経済成長をしていることと、木材が足
りないとのことで、木材の輸入量が増えており、ロシアから相当な量を輸入しており
ます。そういったことを加味して、「では中国に輸出してみるか」ということにな
り、昨年の正月頃から調査を始めたところです。

ところが、中国では日本の杉が全く知られておらず、また、家の中の内装等に木を
使うという文化について、昔はありましたが、今はもう無いのです。戸建ての住宅と
いうものも無かったのですが、今ではどんどん建て始めているという状況なのです。
戸建てにしても、コンクリート或いは煉瓦造りがほとんどだったわけですが、そう
いったところも少しずつ変わりつつあるという状況なのです。そこで、杉を売り込も
うということで中国へ行ったのです。中国の人は日本の杉を全く知らないということ
で、スギの板等を現地へ持っていき、見本にしたのですが、これが非常に良い評価を
受けました。中国人はどちらかというと硬い木が好きなのですが、内装としては、こ
の柔らかい木の方がいいのではないかということを理解をしてくれました。しかし、
実際に木を使うとなると、まだ思い切って自分で使おうというところまではいってお
りません。これらの取組は、私どもの団体が自力で行いました。ホテルの一室や3L
DK、5LDKのマンションに、内装用に杉を使うために、現地へ大工を連れて行き
ました。これを見せて住んでもらっているわけなのですが、良いという評価をいただ
いております。

もう1つは、45坪のモデルハウスを中国の福州に常設展示しており、9月によう
やくオープンしました。中国の管理者に体験宿泊のお願いをし、評価はまだ得ており
ませんが、近く評価を得たいと思っております。

○ そのようなことで、「使いたいけれども、まだ思い切って踏み込めない」という
意識が確かに感じられるのです。色々な交流会を開催しても、こういう状況なので
す。そこで、彼らに対して我々が日本の杉を使ってどんどん家を造り、それを見せれ
ばいいのでしょうが、それもなかなか大変なのです。やはり向こうの人が、日本の杉
を「買って、造って、使って」という評価を得ながら輸出していく必要があるとつく
づく感じております。

今、私ども独自で中国の建築者と折衝しながら、幾らで建築できるか考察してお
ります。しかし、これは全く解らないのです。中国の裕福な方は80~100坪の家
を建てますが、日本で建てれば恐らく1坪50万円換算で80坪で4,000万円位
となります。そこまでは掛からないとしても、1坪40万円であっても80坪で3,
200万円位です。木材を日本でプレカットして中国へ持っていき、日本から大工の
指導者が1人現地へ赴き、現地の大工を使って建てる場合、日本で造る場合の1/2
以下の価格でできそうです。向こうの不動産を開発して家を造るディベロッパーの方
と手を組んで取り組みたいと思っておりますが、やはり相当な“アメ”が無いと、向
こうの人たちは本気で日本の木材を使おうとしないのです。そういったことから、ま
ず、「内装に日本の杉を使うと健康に良い、気持ちが良い、快適である」という認識
を少しずつ植え付けながら広めていかなければなりません。

そのためには、先ほどからも言われておりますPRが必要なのです。このPRに
ついても、例えば、食品ならばアンテナショップにおいて試食させることで一定の成
果がでます。中国の人からすれば高価かもしれませんが、日本円で1つ何百円であれ
ば、どんどん買って食べる人はいると思うのです。一度食べてみて、好評を得られれ
ばどんどん普及するのでしょうが、木材はそんなに簡単にはいきません。木材は食品
との違いがありますので、例えば、大きな開発をして別荘や住宅を建てる場合、50
0棟造るうちの何棟かについては、中国の方が気に入るように少しアレンジを加えた
日本式住宅を建築し、その快適さを少しずつ普及させることから始めていかなけれ
ば、日本の丸太を中国に輸出することは難しいと思うのです。日本式の住宅が心地良
いという認識が広まれば、中国には人が大勢いるわけですから、日本の木材を自分達
で加工して家を建てるようになり、「丸太も買います」ということに繋がってくると
思うのですが、今の段階で丸太輸出量をどんどん増やしていくことは、非常に難しい
と感じております。中国でモデルハウス等を建設し、日本式住宅の良さを知ってもら
うやり方で取り組んでいきたいと思っております。

○ それともう一点、私どもは、材料を輸出して、それを相手国で加工をしてから日
本に輸入してくるという、一般の製造業のような輸出のやり方は絶対にダメだと言っ
ております。いわゆる“ブーメラン現象”はダメだということなのです。私は、「も
し、あなた方がそういうことをするのであれば、私は一切輸出はしない」、「あなた
方が中国で使うということが大前提である」と言っており、そのことで難しさを感じ
ております。つまり、価格の違いなのです。これは、今日の提案会には関係ないこと
ですが、物価はあれだけ安いのですが、その割に木材の価格は高いのです。その中で
も日本の木材は向こうで一般に流通しているものと比べると、約2割近く高いと私は
思っております。その価格差はシベリア材やニュージーランド材と比べて、質の差だ
ということを認めさせることなのです。「価格については、日本産は他産と比べて約
2割高いが、質の良い日本産にしよう」というような風潮を作っていきたいと思って
おります。いわゆる「ブランド化」を考えており、その努力をしているところなので
す。

したがって、私どもが一番お願いしたいことは、相手国でスギの販売の拠点とな
るような、例えば「団地の中のモデルハウス」のようなものを、1棟だけではなく、
3~5棟造ることなのです。それを展示して2~3か月後に売れば良いわけです。し
かし、それを行うには相当な資金が必要なのです。2~3か月の展示後に売るとすれ
ば、何割引になるので、その何割引かに相当する部分の支援をしていただければと考
えております。私どものような一県の団体では、やはり何千万や億に近い投資という
ことは出来ません。県も相当応援はしてくれますが、全ての支援についてはなかなか
出来ない状況なのです。国と一県・一団体という形ではなく、木材の生産県がある程
度集まって協力をし、資金等を出し合ってでも日本の木材を普及させていきたいと
思っております。やはり、少し時間は掛かりますが、それだけ大掛かりなPRを行っ
ていかなければ、木材の輸出というのは大きくは伸びないと思うのです。それでも私
は少しずつでも道を開きながら、細くてもパイプを繋いでおいて、「元」の切り上げ
も想定されますので、数年後には“花が開いていけばいいな”と思っております。私
の述べたことは、この「農林水産物の輸出促進に向けた総合的支援体制の確立」の中
に全て入っておりますが、その支援の中で、輸出相手国でPR活動が存分にできるよ
うな支援対策を考えていただきたいと思うのです。
 


















設立総会(案).doc 設立総会(案).doc

協議会構成員.doc 協議会構成員.doc

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