【吉配信】~森とヒトと

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Thursday, May 11, 2006

【日本木材の敵は為替です】 11/22

Subject: 【日本木材の敵は為替です】 11/22
Date: Tue, 23 Nov 2004 01:11:07 +0900


☆『擦り合わせ型と組み合わせ型』  

【擦り合わせ型】  自動車やデジタル家電  ドイツや日本が得意。
【組み合わせ型】 パソコン            アメリカや中国が強い。


日本の家は、擦り合わせ型? アメリカの家は、組み合わせ型?


住宅着工50万戸になる前に、日本のメーカーも早く規格統一して
世界で戦える、ぶっちぎりに安い『日本の家』を開発してみては?


◆アーキテクチャ発想で中国製造業を考える。
 東京大学経済学研究科教授/藤本隆宏
http://www.rieti.go.jp/jp/papers/journal/0206/rr01.html

◆市場拡大で変わる中国のモノづくり
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/goto/20040122n771m000_22.html





【オアゾ丸の内】 東京に新開発のビルディング。
http://www.oazo.jp/
4階分を占める丸善の大型書店がコアとなっています。
メタリックで無機質な建物と内装。思いっきり都会建築。

新宿の風俗街を徹して排除する【兄】石原慎太郎都知事。

リー・クァンユー元首相を見習って、ザ・東京をシンガポール
のような近代都市にして、日本国からの独立を目指しますか。

百貨店も【一貨店】へ変身中。総合、なんでも、オールの時代から、
これだけ、ここだけ、我が街だけ、わが社だけ、俺だけ企画が、今からっ!


★百貨店やめて生きる
三越新宿店、専門店ビルに変身、「しがらみ経費」カット。
2004/11/15 日経流通新聞MJ
http://www.shopbiz.jp/contents/RT20041118/862_008.phtml
百貨店が百貨店事業をやめる。そんな選択が東京都心の一等地で起きている。
三越は新宿店を、阪急百貨店は銀座の数寄屋橋店を十月、それぞれ専門店ビル
に衣替えした。資産の有効活用と運営コストの削減が狙いだが、不振店の「守り」
の戦略とばかりは言えない。テナント運営を通じて消費トレンドを知る「攻め」の
最前線として、専門店を育てたい考えだ。


■船井総研・リフォームの五十棲氏も。
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◆ 「狭く」「深く」「高く」売ろう(1)
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これまでも何度かお伝えしてきましたように、2006年以降日本の人口は現
象化傾向になります。しかしこれは、日本全体の話で、経済活動に大きな影響
を及ぼす15歳から65歳の生産者人口は1995年をピークにすでに減少化
傾向にあります。また都市圏を除く地方はすでに減少化傾向に転じている県も
多いのです。

多少、景気の回復感が出てきたという感が報じられている今日ですが、上場企
業で業績の良い業種や会社を見ますと、その多くは海外での販売が好調な会社
が多いようです。その一方、国内販売は決してよいとは言えないようです。地
方の構造的な沈滞感はやはり人口減少の影響が出ています。

最近の商業統計を見てみますと、大型小売店(百貨店+スーパー)の販売額は
以下のようになります。

平成13年 22兆3049億円
平成14年 22兆0328億円
平成15年 21兆7539億円

となっています。今年も大体1~3%の減少に転じる予定で、このまま行きま
すと、21兆前半で終わりそうな気配です。

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◆ 「狭く」「深く」「高く」売ろう(2)
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実質的には、すでに人口減少化現象が始まっている日本において、前回マーケ
ティングの根本的な発想を180度変えないといけないという示唆をさせてい
ただきました。

もちろんこれで、すべて解決するとは思ってはいませんが、その答えのひとつ
が「狭く」「深く」「高く」売るマーケティングなのです。

ところが、これまでのマーケティング「広く」「浅く」「安く」売るマーケテ
ィングを展開してきた会社にとっては、理屈がわかったからと言って、そんな
に簡単に方向転換できるものではありません。

すでにこうした話は、わたしのここ2年ほどのセミナーやメルマガなどで、何
度かお話をさせていただきましたので、ずいぶん理解がやや深まったという手
ごたえを感じます。しかし時代の流れは、予想以上に急速に変化しています。
時代の変化のスピードの会社の変革がついていけなくなったとき、その会社の
成長は完全にストップします。

変革させることにリスクを伴いますが、最大のリスクは変化しないことです。
すなわち変化させないことは、確実に会社が潰れる方向に向かうのは、これま
での歴史が証明しているからです。



☆地域で狭く、深く。薩摩から維新です。

◆第7回鹿児島建築コンソーシアム・早稲田大学建築市場研究会 鹿児島大会
日 時: 2004年11月25日(木) 13:00~17:30
http://www.ben.co.jp/ichiba/news/041026/news041026-1.html

★【鹿児島建築市場のしくみ】
http://www.ben.co.jp/ichiba/syushi/kenchikuI.htm



☆「広く」「浅く」「安く」。拡大したかったら、中国へ。

■住宅関連、中国へ攻勢
INAX、売上高倍増計画、住友林業、戸建て住宅参入。
2004/11/12 日経流通新聞MJ
http://www.shopbiz.jp/contents/AC20041118/856_022.phtml
住宅関連企業が中国進出を加速させている。INAXは三年後にトイレやタイルなど
の売上高倍増を見込む。住友林業は現地企業に出資し、中国での戸建て住宅事業への
参入を決めた。クリナップ、ウッドワンも上海に展示拠点を設けている。中国では都
市部を中心に住宅建設ラッシュが続いており、富裕層を中心に需要を掘り起こす。


☆新しい商品を開発したかったら、異業種コラボへ。

■伊藤園、チヨダウーテと共同で抗菌性・消臭性など付与した
 「茶配合石膏ボード」を開発

チヨダウーテ(株)との共同により環境配慮型製品「茶配合石膏ボード」を開発
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=86950&lindID=6
~ 茶飲料残渣を配合し、地球および生活環境に配慮した製品作り~


☆研究費不足の大学との産学コラボも。

■ 金沢ハウジング、木材乾燥技術について東大と共同研究

注文住宅の金沢ハウジング(千葉市、中島篤社長)は、東京大学と木材乾燥技
術について共同研究を始めた。研究期間は今年10月1日から平成20年9月30日
までの4年間で、研究費用については金沢ハウジングが負担する。研究課題は「国産
材利用促進のための木材乾燥技術の確立」。丸天星工業(静岡県島田市)が7年前に
開発した過熱蒸気を使用する乾燥法に更に科学的検討を加え、国産材に適した高効率
で適正コストの乾燥技術を確立していく。

(日刊木材新聞16年11月11日付)





☆【国産木材の敵は為替です】

福岡の生活苦組員が作った偽1000円札は、1枚400円で売買。
本物と偽物の為替レートは、100円=40円。

本物と偽物の違いは、国家の裏づけがあるかどうか。

今、ブッシュ大統領が刷る米ドルが続落中。

日本が輸入木材完全自由化をした昭和39年は、1ドル360円。今100円。

【国産木材の敵は為替】ということにもなりますね。

木材製品の経費は主に、伐採と製材と加工。強い円での
労働力の輸入しか日本林業の再生する道はなさそうですか。

カナダドル、ニュージーランドドル、そしてユーロが上がって、
その通貨を発行する国々の木材輸出競争力が落ちていきます。

中国元が変動相場制になるのはまだ先ですから、世界の林産業、
中国での生産加工が狙い目でしょう。少し前にアジア通貨危機。
マレーシア・リンギッドの為替固定相場国との取り組みも安定します。


★人民元レートの動向と為替リスク対策の現状  【ジェトロ上海】
http://www.jetro.go.jp/china/shanghai/jp/economy_index/shanghai/9_index.htm
2007年に中国元が、変動相場制へ?!



◆ ユーロ、対米国ドルで過去最高値更新 価格競争力を失う欧州産材

ユーロ建て欧州産木材製品が一段と厳しい状況に迫い込まれた。米国ドルに対
するユーロ高が止まらず、8日の為替相場は1ユーロ、1・298米国ドル近くまで
急騰、今年2月に記録した最高値1・293米国ドルを突破、新高値となった。日本
円に対してもユーロ高状態が半ば固定化した格好で続いており、ここへ来ての米国ド
ルに対するユーロ再騰で、米国ドル建て製品に対するユーロ建て製品の価格競争力は
著しく低下。

(日刊木材新聞11月10日付)


◆ 中国産が2・2倍の伸び、価格競争力も優位に 1~9月構造用集成材入荷

04年1~9月の構造用集成材入荷は45万2300立方メートル、前年比1
3・1%増となった。ラムコ社をはじめとする日本向け大型工場が複数あるオースト
リアが約11万7500立方メートル(12・5%増)で最大、中国が約9万500
0立方メートル(118・5%増)と2倍以上になっている。日本向け主産地は欧州
だが、長期化する日本円や米国ドルに対するユーロ高で日本向け輸出価格が下降して
おり、9月は欧州の複数産地国で入荷が激減している。

(日刊木材新聞 11月11日付)





お魚軍団が日経新聞に一面広告。米国牛肉輸入再開前に。

先進国でのタバコ禁煙運動が強引に進んでいますが、
“木材を使うな運動”が始まったら、オッカナイですね。

木材軍団も、環境軍団にやられる前に、一面広告はいかが?

☆【JF全魚連】
http://www3.jf-net.ne.jp/index.html


☆カナダが【栂】のサイトを作って輸出促進。【舞の海】登場。
http://www.canadatsuga.org/top.html
日本相撲レスラーが、なんでカナダの木材を宣伝しとんねんっ!
モンゴル出身の朝昇龍横綱で、日本杉を宣伝したれやっ!



◆ 九州森林管理局、杉ラミナを供給へ 国産原木安定供給のモデルケースに

九州森林管理局はこのほど、来年早々にも杉・米松異樹種集成材の本格生産開
始する中国木材伊万里工場に杉ラミナを供給する西九州木材事業協同組合に向けて、
今年度以内に約2300立方メートルの杉間伐原木を供給すると表明した。形式はシ
ステム販売で佐賀、福岡および大分西部森林管理署から供給。同局では今回の取り組
みをモデルケースとして関連するデータを収集し、今後の検討委員会での材料として
いく考え。国産材原木の安定供給に向けたシステムづくりを目指して取り組んでい
る。

(日刊木材新聞 11月5日付)





スギヒラタケの影響はいかがでしょうか。

◆農水省メルマ

□「京都議定書に基づく森林吸収量算定・報告・検証体制」に関する
   専門家会合の概要
http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h16-11gatu/1117kyoto.htm


□特用林産物の生産動向
           (林野庁)

特用林産物とは、きのこ類、樹実類、山菜類などの食品のほか、「うる
し」、「竹材」、「桐材」、「木炭」など、森林原野から算出される生産
物のうち一般用材を除くものの総称です。

特用林産物の生産は、農山村における地域資源を活用した産業の一つと
して、地域経済の安定と就労の場の確保に大きな役割を果たしています。

林野庁では、農山村の生産活動に大きく寄与している特用林産物につい
て、各品目毎に毎年調査を行い、特用林産物の生産量、生産額の動向につ
いて公表しています。

詳細については、
http://www.rinya.maff.go.jp/policy2/tokusan/top.htm
をご覧下さい。



◆大建工業、耐震改修容易な新建材――内壁だけ交換、費用軽減。
2004/11/01 日経産業新聞
http://www.shopbiz.jp/contents/AC20041104/840_007.phtml
大建工業は木造住宅の耐震改修を容易にできる建材を十一月に発売する。既存の内
壁を新建材に交換するだけで補強できる。新商品の投入を機にリフォーム市場の開拓
を本格化する。外壁の下地材やキッチン内壁の化粧材など需要が伸びている用途も合
わせ、独自開発の建材の売上高を今年度は前年度比一六%増の百三十億円に拡大す
る。


◆松下と松下電工、技術合わせバス・トイレなど4製品発売

松下電器産業と松下電工は17日、初めて両社の技術を組み合わせた新製品を発表し
た。システムバス、システムキッチン、トイレ、リビングシアター用部材の4製品
で、システムバスを12月21日に発売するのを皮切りに順次受注・販売を始める。両社
の得意技術を生かした新製品開発で他社にない特徴を出し、2年後には400億円の増収
効果を見込む。

 システムバスは松下電工の微細気泡技術で湯上がり後の保温効果を高め、松下電器
の真空断熱材技術で従来品と比べ光熱費を年間約9000円節約できるなどが特徴。12月
21日から受注を開始。価格は74万―172万円。

 トイレは松下電器の節電技術と松下電工の節水技術を組み合わせ、年間1万5600円
の節約が可能になった。2005年1月21日から発売。価格は23万1000円から。

[11月18日/日経産業新聞]




[吉配信]は、擦り合わせ型?組み合わせ型?  
http://ffpsc.agr.kyushu-u.ac.jp/tech/

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