【吉配信】~森とヒトと

http://yoshi-mori.blogspot.com/ --- 過去の「吉配信」のなかから、「木材」「環境」関連のトピックスメールを  ブログ化してます。 (木材、環境関連 ネタの 情報共有していきたいですね。 「吉・森」 【吉配信】~森とヒトと

Thursday, May 11, 2006

【ロシア⇒中国⇒日本】 10/22

Subject: 【ロシア⇒中国⇒日本】 10/22
Date: Fri, 22 Oct 2004 22:10:36 +0900


「希望なくして、何事も成ることなし」 ヘレン・ケラー


サリバン先生と二人三脚で光と音を手で習得。
20歳でハーバード大学卒業。87歳の生涯に
世界125都市で25万人の方々に講演。

すげえなぁ。

眼も見える、耳も聞こえるのに、
何やっとるんだっ。



■茨木氏サイト  木材・住宅情報。
http://www.d-m-b.co.jp/sei_mokuji.htm

吉配信が主観だらけのアナログ・メルマなら、
このサイトは読み手が業界紙の情報や主張に
惑わされずに判断できるよう客観的事実を
デジタルで徹底的にまとめたホームページ。

現場で売り買いをやる方の編集は、いい。

参りました。



現場と本部。地方と中央。民間と国家。

このズレが弱点。大きな組織になるほどひどくなる。
ウォルマートのサム・ウォルトン創始者が最も嫌悪。


★林業公社の借入残高1兆、材木価格低迷で返済めどなし。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041019i301.htm
林野庁そろそろ、環境省内へご転勤?? 


無垢材が集成材のJAS規格商品になり、JASが世界中どこ
でも認可されるようになってしまったので、メーカーも商社も
最安値で生産できるルートに挑戦します。JAS規格化で品
質の差がなくなりましたので、1円でも安い価格でお客様に
提示できればシェア拡大につながります。リテール戦略も
加わって、これからもっと木材価格は安くなっていきます。

ドイツ企業が中国・広東省に工場建てて、ロシアから赤松
の原料を運んで集成柱を生産。それを輸入木材取り扱い
日本一の総合商社が、リスクを張って日本市場にぶっ込
んできます。「アジア&リテール」戦略で一発逆転狙いへ。

【ロシア⇒中国⇒日本】という最安値ルート構築。

集成柱価格が、乾燥無垢柱価格を下回る日も。



◆ 広東省に集成管柱量産工場完成  月産12万本能力

中国、欧州資本による構造用集成材の合弁企業が中国・広東省に設立され、
本格的な生産を開始する。新会社はチャイナ・パシフィック・ラミネーター社で、
近く小断面構造用集成材のJAS工場認定(F☆☆☆☆)を取得、7月末には
JAS格付け製品の第一船が日本向けに出荷される。今年中に月産12万本
(105ミリ、3メートル長換算)まで引き上げる方針。

(日刊木材新聞 7月6日付)




ここで、国産木材と輸入外材を、
「環境 VS 価格」の図式に持ち込んではいけない。

インフレ誘導の環境政策は、絶対長続きしない。
貿易摩擦に発展して林業以外の業種に迷惑を。

“価格は価格で”対抗するしかない。

やっちゃってください、トヨタ自動車さん。
カンバン方式とボーダレスのMade by TOYOTAで。

中国で製材のユニクロ杉か、
中国人のニッポン受け入れの共同伐採・製材か。


★【ログウェル】   9/1 リニューアル
http://www.logw-n.com/
ログウェルはトヨタ自動車から生まれたベンチャー企業です。
トヨタ自動車内で新規事業として検討してきた事業を、ベンチ
ャーキャピタルからの出資を得て独立ベンチャー企業として立
ち上げました。

その動機は「外材に押されて活用されない日本の森林資源を
何とか活性化させたい」という理念でした。このような理念の下、
ログウェル日本はインターネットを活用した流通・品質管理に
より低コストで効率的な木材流通を実現する木材ベンチャー
企業として事業を行っております。


◆TOYOTA×日本環境教育フォーラム「エコのもりセミナー」

第17回 茶原真佐子さんと、森遊びのプログラムについて考える
・Theme Talk
 森遊びを通じて、遊びの本質を発見できるプログラムを企画したい。
http://eco.goo.ne.jp/eco_seminar/index.html


☆【トヨタ自動車 未来のコンセプト・カー】  吉コラム
http://www3.ocn.ne.jp/~toyama/column/column_may1602.htm
本当に“passo”なる小さな車が登場しましたっ!



▼30兆円の空白マーケットがある

試算では135兆円のうち30兆円(イオンの売上高の約10倍:人
口1人当たり年25万円)は、今後のディスカウンティング・マーケ
ットです。本格的なディスカウントストアは、わが国では真空です。
ウォルマートが日本を機会として進出する理由が、これです。

まだ、まだ、日本の物価、安くなりまっせ。 と、【吉田繁治】氏。



デフレの時代は、
【原材料に近いところで儲けろ!】とQさんは主張。

自ら中国・雲南省にでっかいコーヒー園を開拓。
先進国の最終消費地帯は激戦で儲かりません。


■QさんからのA(答え)

日本がデフレのトップバッターみたいなことになったのは、
実は日本の国が世界で一番工業化が進んだからです。
例えばアメリカはいまも農業が
大きなパーセンテージを占めていますから、
工業によるオーバープロダクションというのは日本ほどではありません。
日本の場合は他所の国に対する輸出が減って
デフレになったのではなくて、
日本の人が日本の物を買わなくなったからデフレになったんです。

そこへ中国の経済の発展があって、
日本の素材産業に注文がドッと入ったために
最終製品は値上がりしていませんけど、
中間の原料は値上がりをするということが起りました。
そしてそれが素材産業の会社にいい決算をもたらしているというのが
今の現状だと思います。
中国で今後さらに経済が発展したら
最終製品はものすごく増えるでしょうが、
生産性が上がるようになって、
例えば冷蔵庫を大量に作れと言ったらすぐ大量に出来ちゃうんです。
ですから同じようにデフレに見舞われる可能性は大きいと見ます。

ですから最終製品の所ではものすごく競争になりますが、
原料高の製品安になって、我々が考えるほど
そんなにお金を儲けてくれないんじゃないかと私は見ています。
ここ当分は原料を供給している所や、
原料を運搬する所が不足しているわけですから、
そういう所に目をつけた方が実際的ですね。



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吉配信、今年のバックナンバーから。


◆『林産物輸入拡大続く  丸太は日本の倍に  中国』

03年の中国木材輸入量は丸太、製材、合板、繊維版ともに前年を
上回った。とくに丸太は2500万立方㍍台になり、前年を110万立方㍍
上回った。輸入国ではロシアがダントツで、針葉樹材はニュージーラ
ンドを加えた2カ国が中心。広葉樹(熱帯材を含む)はマレーシア、
PNG(パプアニューギニア)、ミャンマーなどの近海域に加え、アフリカ
諸国からの輸入量が増えている。合板輸入も増えたが、国内での合板
生産の増加で合板輸出が200万立方㍍に達するなど新たな中国の
素顔が浮かび上がってきた。

[2月24日付 日刊木材新聞]



◆ 双日に木材部門設置-ニチメン・日商岩井合併-最大の木材貿易展開

 ニチメン(大阪市、土橋昭夫社長)と日商岩井(同、西村英俊社長)が4月1
日に合併し双日(そうじつ)(株)が誕生するが、両社の木材関連部が統合して木材
部門が設けれることになった。陣容はニチメンから36人(現有)、日商岩井から2
2人(同)が加わり2部5課1室を予定している。事業規模は単純合算で1300億
円であるが、サン建材等の子会社を加えた連結ベースではおよそ3300億円とな
る。

[日刊木材新聞 2月13日付]



◆『中ロゾーンで製品化注力』  ニチメン

「ブローカーを使わず現場検品を徹底し直接取引き。現場主義の姿勢は
変わらない」(浜崎部長)といい、プライドをもって商いに臨んでいる。

「今後力を入れていきたい」と語るのは、西ロシア、シベリア、中国などを
ステージとした地元民族資本とタッグを組んだ製品化プロジェクト。

すでに中国のスイフェンフォーで原板化し大連で集成材化のプロジェクトを
始動しているし、華南地区で欧州産ラミナを持ち込み、構造用集成材を
日本に向けて生産する計画ほか数案件をもっており、市場と原料とを
見定めた製品化対応を進めている。また、中国では立川林産が上海近郊
で計画している製材・加工場建設の支援も展開。



◆『丸太各分野で上位維持』  日商岩井

中国ビジネスでは中ロ国境の満洲里にある聯発国際集団の生産する
アカ松原板の輸入が始まった。第1船が九州に揚げられたが、住友林業
と均等量を輸出していく。当面はアカ松原板1000立米を目指し、KD材に
切り替え小割材への生産をめざしていく。

[木材建材ウイクリー 2月23日付  特集 双日木材部門]



■『林産ビジネス、「バイ」から「マルチ」へ』   

中国がひとたび本格的にモノを買い始めると、世界の諸資材の価格や
物流体系が音たてて壊れ、新たな体系再編に向かっていることが良く
分かる。ことは、林産物に限らず、鉄、石油、紙、セメント、食料といった
ありとあらゆる資材とそれを運ぶ物流分野に波及してきた。1992年に
GDP13.5%をピークに下降したものの、近年は盛り返し昨年は9%台に
入った。

いずれは、国内インフレが起きて経済問題を抱えることは必至だが、
「必要なのは必要」という視点からみると、世界の資材が中国に流れ
込むことは是とせざるを得ない。この結果、百万遍唱えられてきた
安価な中国人労働力が数年後どこまで効果を発揮するかも考えておか
ねばならない。

昨年の中国の林産物輸入量は丸太で2500万立米を突破し、日本の
丸太輸入の2倍を超えた。ロシア材に至っては3倍だ。ここ数年の急激
な伸びからみると増加ピッチは穏やかになったが、輸入量が減少した
ことではなく、林産物の大消費国が日本とともに中国という極東にある
ことは認めざるを得ない。アメリカの低金利政策によるバブル化も続き
そうだし、この程発表された03年10~12月期のGDP年率にみると7%台
の成長ピッチがわが国のものとすれば、米・日・中の経済圏が高成長
の波に合い、資材価格の居所高が続くという考えをもってもおかしくない。

林産ビジネスの新たなモデルにしても、資源のあるロシア、市場のある
中国を絡めたプロジェクト創造が今後の大きな課題となってくるように
思う。産地と市場(日本)という双方向の(バイ)の資材流通論はもはや
ナンセンスで、多面的、多角的(マルチ)な視点で資材の流れを追わざ
るを得なくなった。やりがいのある仕事も出てきそうな気がする。

[木材建材ウイクリー 2月23日付  “潮流”]



◆ 構造用集成材の03年入荷、過去最高に
欧州産コスト大幅上昇、中国産地が急浮上

 2003年の構造用集成材入荷は過去最高だった02年の51万6000m3を4・7%上回る
54万500m3となった。しかし主力の欧州勢は日本円や米国ドルに対するユーロ高騰が
大打撃となり、輸出数量は増加したものの日本向け収益は著しく低下したとみられ
る。構造用集成材分野は、集成管柱だけでなく輸入品が高い市場シェアを占めていた
集成平角も国内産供品給比率が急上昇。ユーロ高騰問題と合わせて、欧州産地にとり
厳しい貿易環境に。海外産地のなかでは中国が著しく増加し、少なからず欧州のシェ
アを食っている。

(日刊木材新聞16年2月26日付)



◆ 中国産構造用集成材、猛烈な伸び JAS認定工場さらに増加へ

中国産構造用集成材の入荷が猛烈ない勢いで増加している。現在、中国の構造用集成
材JAS認定工場は大連地区に6工場だが、大連以外の地区を含め、近く新しいJAS認定
工場が複数追加される見通しで、中国から集成平角、集成管柱・土台などの供給はさ
らに拡大、将来的に欧州に替わる主産地となる可能性も出てきた。

(日刊木材新聞 6月25日付)



◆ 構造用集成材上半期入荷30万m3超す 中国は2.5倍、JAS工場7に

04年1~6月の構造用集成材の入荷は、4~6月に盛り返して30万4143立方
メートル、前年比6.8%増となった。産地で明暗分かれ、オーストリアを除いて欧
州は減少。新興産地の中国はJAS認定工場が増えて前年比2.5倍近くに伸び、欧
州のシェアを食った。下半期は新たな日本向け大型工場が参入することもあって増勢
が見込まれる。

(日刊木材新聞 8月3日付)

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