【吉配信】~森とヒトと

http://yoshi-mori.blogspot.com/ --- 過去の「吉配信」のなかから、「木材」「環境」関連のトピックスメールを  ブログ化してます。 (木材、環境関連 ネタの 情報共有していきたいですね。 「吉・森」 【吉配信】~森とヒトと

Monday, April 20, 2009

日本の木材は地産地消、中国人の巨大な空腹

田中吉さん

長谷萬さんの取り組みは賢いと思います。
商いの扱い商品を、輸入材などの量をさばく
やり方から、質や付加価値商品にシフトされている。

日本の家をこれから建築するのに、昭和の時代の様に
プレハブ住宅用の南洋材を張り合わせたベニヤ板だの
ロシアの赤松やら北米の針葉樹を構造材として安く輸入した
外材は もはや要らないでしょう。

今後の日本のちゃんとした家は、日本の山の杉や檜を
計画的に使い、きちんと森を管理して 山や川、森と
共生する道を進むしかないです。しかし、お腹を空かせた
中国人やインド人に、「儲かるから」といって 日本の森資源を
売りさばいてはならない。日本の森の資源は地産地消で
日本の家、日本の社寺や公共建築に使われるのがせいぜいの量。

貿易とは、資源やそれを加工製品化したものの交換が基本にありますが、
アメリカのように、世界メジャーの企業が生産、サービスを他国に行った
対価で買い集めた資源や工業製品を無尽蔵に消費し、廃棄していく
活動を1945年の戦勝国も敗戦国もこれを見習って同じことをやってきましたが、
この生き方の限界はとうに過ぎており、さらに中国やインドが同じことをやろうと
している。いま省みないとならないのは、例えば 1900年代以前の人間の暮
らし方。
自動車とか航空機とかがない時代には、こんなにヒトやモノ、金が世界を行き来する
ことはあり得なかったし、食料も工業品もその土地できれいさっぱり消費され続
けてきた。

日本人は、日本で消費されるところの食料品や木材、エネルギーなどの生きるに
必要な
ものを支出欄にリストアップして、足りないものや余るものを企業会計方式で再
計算すべき。
国家予算ですら、使途不明、大義が見失われた状態なのでまこともって難しい作
業だと
思うが、これをやる必要がある。日本に住む人間の支出がはっきりすれば、それ
を賄うための
収入を考えればいい。収入が大きくなればなるほど安心と考える時代は終わり、
支出の方を最小限に抑えながら、それに見合った収入を考える。これが、無駄を
なくすやり方。

中国4000年の文明の歴史の中で、これを省みずエネルギー消費と
農業生産を極限まで行い、残るは砂漠と荒涼とした土地だけが残る
中国。彼らが今後、贅沢を謳歌し 消費大国となるために考えるべき
ことはたくさんあります。中華思想で 自分達だけがよければそれで
よしと考えた場合、世界は悪い方向に向かうに違いありません。
中国の床材メーカー大手の若い経営者が、ブラジルアマゾンの森林資源を
丸ごと買い取って、せっせと中国に木材を輸出しているらしいが、
彼らの暴走を第三国が牽制しない限り、アマゾンの森も、海洋資源のマグロも
オーストラリアの小麦も、ロシアの油もすべて漢民族たちが全て飲干してしまう。

フェアトレードという言葉がありますが、これこそ先進国や振興国が
未発展・途上国の労働力と生産物を貪り尽くすための、言い訳だと思う。
アマゾンの森林伐採も農地転換のための焼畑も、手付かずだったあの森が
ユーラシア大陸のほとんど全てがこの数千年の間に人間が「文明 Culitivation
=耕す」
というフランス語が顕わすように、森林を貪りつくしたものと同じ。今の享楽を
味わう
ために、京都の北山も奈良の山もそれぞれ都があった時代に薪として、住宅建材用に
伐採、焼き払われた。焼畑に元の森が返ってくるのは何百年の年月がかかるのだ
ろうか?
杉や檜、ブナや栃の木を有する自然林や森が数千年の時を経てカタチづくられ、
他の植物や動物との共生圏となり、そのおこぼれを人間が頂ければ有難しであっ
たのが
文明(耕す=Cultivation; 仏語)の暴走が起こり、食い扶ちが消失する。失楽園。

食糧生産の余剰分の行き先、工業生産物の余剰分の行き先。
日本人の食生活が西洋にならったおかげで、日本の土地の生産物だけで
我慢できなくなり、アメリカやオーストラリアから畜産、農業生産の「余りもの」を
輸入し、食べさせてもらっている。その対価を稼ぐために、トヨタやソニー、パ
ナソニックが
日本や中国、アメリカで工業生産物を「働くアリ」方式で大量生産、必至に販売して
生きながらえて来た」。 この働きアリ、働きバチの役割が 日本人や韓国人から
中国人、インド人にシフトするが、彼らは その対価で 世界からどれだけ資源
とカネを
集めて、どのような生活ぶりをしていくのか? ひょっとして、数千年来貧乏暮
らしで、
「節約」「もったいない」の心構えが根付いている日本人の消費の仕方とは根本的に
違う、世界資源の消費を中国人、インド人が進めるのではないか? 

このあたりの対話が必要だと思う。

田中吉成 さんは書きました:
>
>
>
>> 既読でしょうが、長谷川さんの関係者が 一生懸命取り組んでいるようです。ア
>> メリカ資本の桐材に近い、促成栽培 建材繊維の企業。 日本は 木材問屋の 
>> 長谷萬(東京)が代理店しているようです。
>
>
> ありがとうございます。
>
> 長谷川万次商店は、新木場の老舗です。
>
> 以前は、日本の長者番付一番の方。
>
> 輸入材ばかりを扱ってきた方に、
>
> 国産材などの方向転換する人が多いです。
>
>
>

Friday, May 12, 2006

【国産木材の輸出】_20060512

Subject: 【国産木材の輸出】
To: kaz@xxxxintlcan.com



「中国は、木材がたくさん必要になります。」


2006.05.11
木材輸出セミナーに参加
http://asianet.cocolog-nifty.com/nippon/


2005.04.27
全国規模のうねりになる日本農産物の海外輸出 小泉首相が大関心!
http://asianet.cocolog-nifty.com/nippon/2005/04/index.html

カーディナル・ヘルス社:Cardinal Health

※友人、知人、同僚、部下、上司、取引先への転送は自由です。
  <あなたとチームの、ビジネス知識と仕事の技法の向上を>
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     ビジネス知識源(本マガジンは無料版です)

     2006年4月28日号:Vol. 232

<Vol.232 連休特別号:出張記:
   驚異の会社:戦略と価値提供のリファレンスモデル(1)>
 
【良質な経営・IT・ビジネス・経済知識の提供を目標に】
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
 
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著者へのひとことメール⇒ yoshida@cool-knowledge.com

著者:Systems Research Ltd. Chief Consultant 吉田繁治
                読者数:34,389

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こんにちは、吉田繁治です。明日から大型連休ですね。どんな計画
をおもちでしょうか。私は、相当に苦手な部屋の整理、いたるとこ
ろ小山になって溜まった本、雑誌、資料の整理です。作業量が、憂
鬱です。本を縛っていて、飽きたのでやめました。全部がデジタル
化される時代を待望しています。

膨大な紙は資源の無駄です。液晶技術よどんどん進め、です。産業
には、常に抵抗勢力がありますが・・・例えば石油産業は、石油の
大量消費を続けるイデオロギーを振りまきます。紙の消費量の多さ
が文化の高さとしていたのは、中学の社会科の教科書でした。

驚くべきことですね。最近、タバコには大きな文字で害が書かれて
います。紙にも、害を書いたらどうでしょう。新聞も、です。中国
・インドが消費に参加した地球は、米国風の生活を続けることを許
しません。しかし人間の優しい知恵は、デジタル化という方法を作
っています。もうすぐです。メールマガジンって、進んだ方法じゃ
ないでしょうか?

連休の特別号として、最近有料版として書いたものを、補って送り
ます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<Vol.232 連休特別号:出張記:驚異の会社(1)>
     戦略と価値提供のリファレンスモデル

【目次】

1.カーディナル・ヘルス社
2.粗利益率2.95%の事業で、1.7%の営業利益
3.4兆円の入出荷量の物流センターがある!
4.やはり「標準化」が鍵だった
5.戦略は3行で記述できる
                  (以下、次号に続く)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■1.カーディナル・ヘルス社:Cardinal Health

最近の米国は、イラク戦争や、予想されるイラン戦争を含め変ですが、
すばらしい会社もあります。その一つが、カーディナルです。

▼コロンバス

4月の初めに、米国の北東部(五大湖の南)にあるオハイオの州都コ
ロンバスといいう地方都市に、3日間滞在しました。

数時間歩けば全体が分かる小さな街です。寒かった。都心部と言っ
ても、高いビルが建つ広い街路に、人気(ひとけ)はありません。
統計的人口の70万人が信じられない思いです。

都市に特有の猥雑なものがない、架空の街のようです。ゴルフの帝
王、ジャック・ニクラウスが生まれ、育ったのはこの街でした。

NYやロスのような国際都市ではない。「アメリカ」です。アメリ
カではこうした都市のほうが多い。NYやロスのほうが特殊です。

夕食でレストランにはいると、どこから多くの人が集まったのかと
思うくらい、混んでいます。この街では、いつもレストランにいる
のかとか思ったり。

正装しディナーをとるといった風情。何か聞き取れない英語で話し
、微笑んでいます。長い金髪が似合う。有色系は少ない。この街で
生まれ、泣いて笑って食べて散歩し一生を過ごす人も多いでしょう


日本では、高級レストランが似合う人は少ないように思えます。ま
ず会社で着ていたビジネススーツで来るためでしょう。加えて姿勢
が悪いためでしょうか。背筋を伸ばしましょう。昔の武士のように
背筋を伸ばし、相手を正面から見つめると、いい感じになりますね


背筋を曲げた武士は想像ができません。話題の「品格」はそこから
出る。重要なのは形(フォルム)です。商品が多く、忙しくなった
社会では、人は形で内容を判定します。ブランド時代の特質でもあ
ります。ファッションも大切です。整形美人もいい。他の人に快適
な感じを与えようとする、他人志向の努力だからです。表現しなけ
れば内容は見えません。

▼願えば叶う通りの、ミーティング

有料版メールマガジンで、以前取りあげた戦略的な企業、医薬品卸
のカーディナル・ヘルス(カ社)の視察とトップミーティングでし
た。まさか、こんな機会があるとは思えなかったですが・・・

郊外の田園地帯の真ん中に、広壮な新しいオフィスがあります。
会議室の窓から見れば、どこまでも続く平原、畑、そして樹木です


玄関の前の小高い芝生に、米国旗と並び、歓迎の意を示す、大きな
日の丸が掲げてありました。

オハイオ州の田園で、日の丸を見ると、琴線に触れます。古いかな
ぁ・・・涙ぐんだり・・・見えないガラスの天井のような差別のあ
る米国に長年住んで苦労している人は、分かるでしょう? あのイ
チローですら、WBCで興奮した理由でしょう。

医薬品や医療材の卸を、ビジネス・ドメイン(事業の主領域)とし
ます。年商は8兆円超、社員数が5万5千人の大企業です。食品卸から、
医薬品卸に転じたのですから、これを聞くだけでも、並ではない。

いろんな企業を見ましたが、世界の小売・製造・卸・情報のすべて
の業種で、知る限り、戦略性で最高ランクの会社です。その企業に
ついて書きます。戦略とは何かのリファレンスモデルなる会社です。

リファレンスモデルとは、応用し、まねることができると言う意味。

スライウォッキーの『伸びない市場で稼ぐ(原題:How to Grow Wh
en Markets Don't )』で知り、2004年12月のシリーズとした<コモ
ディティと付加価値工程(全5回>で取りあげました。

もう1年半も前のことになりますね。
その間、私的にも、いろんな変化がありました。

米国の医薬品卸のマージンは極度に低く、売上対比で3%~5%です。

市場規模は$2598億(約30兆円:05年)と大きい。医師の処方箋が
いる医療用の医薬と、風邪薬などの一般薬(OTC)が含まれてい
ます。

(注)日本の医薬品市場は5分の1の6兆円です。90年代の、政府保
険の、公定薬価の切り下げのため、卸のマージンは、過去の12%か
ら、現在は7%~9%レベルに低下しています。

超競争の、普通は利益が出ない市場で、どんな戦略(=方法)で、
高い利益の事業を作るかということについて、モデルになる会社が
カーディナル・ヘルスです。調べるほどに、感嘆します。

要約すれば、『価値戦略』での卓越があります。
他の業種にとっても、方法は、参考になります。

病院や調剤薬局の、
・経営的なニーズがどこにあるかを直感し、
・調査して確かめ、
・院内や薬局における医薬品管理のためのソリューションを組み上
げ事業にしています。

ここで言う「価値」は、自社にとっての付加価値ではない。カ社の
顧客(取引相手)である病院・調剤薬局にとって、経営上の問題に
なっていることの解決(ソリューション)です。

(1)医薬品の注文を受けて卸す(普通の事業がこれです)という
ことだけでなく、
(2)病院や調剤薬局における、手間のかかっている医薬品の在庫
管理と使用管理に対し、ソリューションとなる方法(システムと仕
組み)を提供します。

それによって、
・顧客の内部における医薬品管理の総コストを、
・それまでの50%以下に削減し、
・管理を完全化し、
・その結果を利益(=価値)として、相手に提供する。

これが『価値提供』です。

(注)価値と問題解決は、現代のそして未来の産業のキーワードで
しょう。

医薬の卸の前は、苛烈な食品の卸売であったという点も、面白い。
日本の食品卸で、医薬品卸に進出しようとするところがあるでしょ
うか? 

起案しても、突拍子もないとして退けられるのが落ちでしょうね。
事業規定が、狭すぎるのです。

1年半前に書いたとき、訪問し、トップとのミーティングに参加する
ことができるとは思いませんでした。

縁は奇なもの。近さを思います。世界は実は狭いのではないでしょ
うか。最近、とみにそう感じます。年をとったせいかな・・・
http://www.cardinal.com/

ウォルマートで使われる言葉の、明晰と論理にも驚きましたが、カ
ーディナル・ヘルスは、それ以上に論理的です。

インターネットで公開されている10年分のアニュアルリポートの、
難しい英語を苦労し読んで、表現の的確さに驚き、戦略性に驚嘆し
ました。

医薬や医療の専門用語があって、難しい内容も含みますが、アニュ
アルリポートは出色です。

こんなに戦略的で論理的なものは見たことがないという印象をもっ
たのです。これが、取りあげる理由です。

■2.粗利益率2.95%の事業で、1.7%の営業利益

手許に、4月7日のトップミーティングで提出された『Cardinal Hea
lth Overview(カーディナル・ヘルス社概要』(41ページ)があり
ます。

まず事業の全体概要を示します。4つの事業があります。

              売上    営業利益
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
医薬品卸売業       $610億   $10.3億
医薬品製造&技術サービス $ 30億   $ 3.4億
外科用具・手術用品    $100億   $ 6.7億
管理機器・コンサルティング$ 20億   $ 2.7億
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
合計        $760億(8.7兆円)$18億(2000億円)
全体従業員        5.5万人

メインの事業は、$610億の医薬品の卸です。コポーレートカラーは
赤。レジュメも真っ赤。赤の背景に白抜きの文字。年次報告書の表
紙も真っ赤です。びっくりします。きっと創業者の趣味でしょうね。

他に外科用品、医薬管理機器、製薬事業があります。

医薬品卸の事業だけの粗利益率(マージン率)は、公開できないと
の説明がCOO(社長)からありましたが、いろんな数字から計算
すると、以下のようにまとめることができます。

【カ社の医薬品卸事業の売上、粗利益、経費、営業利益】
               
(邦貨)   (構成比)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
医薬品卸の売上    $610億 (7兆 150億円)(100.0%)
粗利益(マージン)  $ 18.0億(  2070億円)( 2.95%)
   経費      $ 7.7億 ( 886億円)( 1.25%)
   営業利益     $ 10.3億(  1185億円)( 1.70%)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

医薬品卸事業は、売上(05年度)が7兆150億円で、粗利益は2070億
であり、粗利益率は2.95%です。医薬品卸事業の社員数は、推計で
8800名でしょう。

粗利益が2.95%の事業はどうでしょうか? 普通なら撤退するか、
倒産か、あるいは苦しくて合併でしょう。業界1位のマッケソンの卸
マージンは4%以上です。

事実、米国の医薬品卸は、統合・合併が極度に進み、今は約30兆円
兆円の巨大市場にわずか3社です。あとは、群小です。

医薬品の売上規模で、最大手がマッケソン(9兆円:05年は赤字)、
2位がカーディナル・ヘルス(高収益)、3位がアメリソース・バー
ゲン(いずれ埋没か?)です。

驚くべきことに、カーディナル・ヘルスの医薬品卸事業における経
費率は、売上対比でわずか1.25%です。

経費率1.25%の事業は、他に知りません。

更に驚くべきことは、営業利益率が、売上対比で1.7%です。
経費(886億円)より、営業利益(1185億円)のほうが多い。

強烈な営業利益分配率(=営業利益÷粗利益)であり、57%にもな
ります。

こんな会社も、見たことがありません。

「医薬品の価格が下がり、マージン率が下がることは、わが社にと
って、新たな機会をもたらす」と読みとれる説明が、『Cardinal H
ealth Overview(カーディナル・ヘルス社概要』には含まれていま
した。

もちろん露骨にこれを書くのは、上品ではない。
ほのめかしのコトバですが、そう読めるのです。

カ社は、業界にとっての環境変化や競争激化は、チャンスであると
考えています。

競争他社より、コストダウンすればいいだけのことだからです。
環境変化は、平等に、業界の企業を襲います。

コストダウンの方法を持っていれば、他がぽろぽろと脱落する水準
まで環境が悪化すると、そのシェアは自分のものになると言えます。

そう考えているのが、カーディナル・ヘルスでしょう。

▼変化を喜ぶ

子供のころ「変化」は楽しかった。
台風が来ることにも「うきうき」した記憶があります。

業界にとって台風が来る。
これにうきうきすることができるかどうか?

変化や困難に、心を、躍らせましょう。
方法(戦略)を持てばいいのです。

(注1)戦略の概要の内容だけでも、その全部を、解説を加えて取
りあげれば、数百ページの新刊書になります。その中のエッセンス
を示します。

(注2)更に、組織運営では、エンパワーメントを行うリーダシッ
プ経営の教科書にもなるような内容をもっているのがカーディナル
・ヘルスです。

■3.4兆円の入出荷量の物流センターがある!

カーディナル・ヘルスは、コストを極限的に低く抑えた物流センタ
ーを、全米に23ヶ所かかえています。一ヶ所の平均社員数は200名で
す。

内部に、作業者の数は少ない。フォークリフトを操作する人以外に
会うことが少ない。200名はいるはずなのですが・・・

人的作業が多い日本の物流センターと異質です。
これで、年間4兆円の出荷額とは恐れ入ります。

(注)物流センターのコストの低さは、それ自体のコストの低さよ
り、上流と下流の取引の合理化によって果たされます。ここが要所
です。

▼4兆円の入出荷額のNLC

そのうちのひとつをナショナル・ロジスティクス・センター(NL
C)と言っています。メーカーから集荷し、全米22箇所の物流セン
ターに補給する機能です。

・平面積が、4万平米(1万2000坪)、
・天井の高さが、10メートルの1階建てです。

コロンバスから車で30分、隣のダブリン市の物流団地にあります。
向こう隣は、ファッションのギャップの物流センターでした。

どこまでも続く広大な大陸の平原に、低層階の、殺風景な外見の倉
庫が建っています。米国の大きな物流センターは、どこでも相当な
田舎にあります。畑の真ん中の、どこにも人が見えない、つぶれた
流通団地といった風情です。まさにアメリカ。この国には10億人だ
って十分に住めるでしょうね。

容積は、普通のところの2階分でしょう。
8万平米の倉庫と見ることができます。

【NLCの機能】
カーディナル・ヘルスの、この物流センター(NLC)は、
・製薬メーカー(主要なものは最大手10社)からまとめて集荷し、
・全米22箇所の物流センターに供給する上流物流の機能です。

▼驚くべき規模の入出荷額

入出荷の額は、1年間で$350億(4兆250億円)です。ひとつの物流
センターで、年間4兆円の入出荷があるところを見たのは、初めてで
す。おそらく、世界中で、ここだけでしょうね。

1ケースの平均単価が20万円と高いためですが、それにしてもこの入
出荷の金額と量は、強烈です。

日本の全医薬の67%です。
たった一ヶ所の、米国では普通の大きさの物流センターで、です。

物流の量では、
・1日6万ケース、
・年間2000万ケースです。

以前、ニュジャージー州のセコーカスにある、フェデレイティド・
グループ(ブルーミングデールやメーシーズ等のデパートの親会社)
の物流センターを、訪ねたことがあります。(注)流動物流の自
動化クロス・ドック・センター機能でした。

その入出荷の金額は6000億円/年でした。出荷額6000億円に対する
経費率は0.5%(30億円)でした。この0.5%というコストも驚異的
でした。(おそらくはベトナム戦争で)脚を失い、車イスに乗って
出てきた所長は、ここが世界最大の物流センターだと言っていまし
た。ここは、その金額の6.7倍です。

ナショナル・ロジスティクスセンター(NLC)の設備や、マテハ
ンの機器では、取り立てて言う内容のものはない。情報システムも、
他の、普通の物流センターと同じです。

医薬ですから、温度管理と安全管理で他の商品と違いがあるだけで
す。隅っこには、鍵をかけた貯蔵庫、冷蔵庫、ケージがありました。

例え医薬品であれ、入出荷量が1ヶ所で4兆円/年の物流センターを
作ることができる米国は、とんでもない国です。発想の根底に彼我
の違いを感じます。どこまでも、やる。

■4.やはり「標準化」が鍵だった

こうした規模の物流センターができる理由は『標準化』です。
それも、強烈な標準化です。標準化すれば機械化ができます。

標準化は、カーディナル・ヘルスの社是であり、方法でもあります。
「予測不可能なことを排する」、これが方法です。

物流センターは、上流からの出荷と、下流への納品の矛盾が集まっ
て、集約される場所です。

・上流との取引と下流との取引が複雑で、
・手間のかかるものであれば、
・その中継点である物流センター内の作業も、複雑になります。
 
複雑さの度合いに正比例し、指数曲線でコストが上昇して行きます。

物流センターの合理化とは、上流と下流の、取引(厳密にはtransa
ction)の合理化のことです。

わが国の物流センターに見える作業の複雑さは、無駄なコストを増
やします。そのコストは、最終的には、国民が医療費として負担し
ます。他の商品なら、売価となった負担です。

1万2000坪の物流センターの中を、とぼとぼと歩き、担当から説明を
受け、再度、あらゆる面にわたっての『標準化』が強烈にコストを
下げる効果をもつことを考えていました。

他の人の話を聞いて、あるフレーズをきっかけに、頭の中で、概念
がぐるぐる回るのが、私の性癖です。

そして、「標準化の鬼」になろうと決めたのです。
行うのは、標準化の障害を取り除くことです。

これによって、4兆円の入出荷量の物流センターすらができる。

規模によるコスト削減効果は、絶大です。
規模を作るには、標準化が必須です。

標準化のない規模はコストを上げ、最終的には倒産をもたらします。

今、世界中でのあらゆる業種で大型合併が流行っています。規模の
経済性を求めたものですが、より大きく標準化を図らないと、結果
は、大きな規模であるために複雑になってコストが上がりダメにな
るはずです。

カーディナル・ヘルスが、医薬品卸の経費で、売上対比でわずか1.
25%しか使っていない理由も、この物流センター(NLC)の入出
荷金額を聞くだけで、理解ができました。

(注)1.25%は、物流部分だけではなく、卸の全経費です。23ヶ所
の物流センターだけの経費合計は分かりませんが、おそらく総売上
の1%未満、推計で0.8%です。

1ヶ所の物流センターでの4兆円という入出荷規模は、上流と下流取
引に、強烈な標準化がないと不可能です。

20万円×2000万個の箱の量を想像してください。
イメージで映像化すれば、量に驚きます。

聞く材料は、ケース単価(20万円)と年間物流量(2000万個)だけ
でいい。

カーディナル・ヘルスの、超がつく低いコストのオペレーションの
秘密が、ここにあったのです。鍵は、標準化の徹底でした。

・1ヶ所で4兆円(20万円×2000万個)の物流規模と、
・卸事業全体の総コストが、1.25%であるという2つの事実は、
鮮烈でした。

イマジネーションと、事業への構想力が、いたく刺激されたのです。

(注)わが国では、ケース単価が高い医薬品であっても4兆円もの入
出荷量をもつ物流センターは、地形と道路網の関係で、ムリです。
上流集荷のNLC風の機能で、最大でも、その規模の4分の1~6分の
1でしょうか。

想定を超える規模のものを見て、新たな、仕事のエネルギーを得る
ことができました。

見聞は、予想外のところで、発見をもたらします。
犬も歩けば棒にあたるというのがこれだったのでしょうか。

日米欧の物流倉庫はずいぶん見ました。

設備・作業・情報システムではなく、出荷額の規模に驚き、未だに、
信じられない思いではあります。数字の桁に間違いはないか確かめ
ました。

■5.戦略は3行で記述できる

カーディナル・ヘルス側から提出された企業概要を読んで、また驚
きました。

8兆円、5万5000人の規模をもつ企業の、基幹の戦略が、3行に圧縮さ
れています。あえて原文のママを示します。

<Overall corporate strategy: Build a diverse portfolio of
market leading business integrated around healthcare providers
and pharmaceutical manufacturers.>

内容を解釈するには、カーディナル・ヘルスの10年間の戦略(方法)
を知っていることが必要です。圧縮されすぎていて、意味が取れ
ないでしょうね。

普通の和訳をすれば、通りいっぺんの、興奮をもたらさない内容し
か伝えないものになります。以下は、訳ではなく解釈です。

<会社の全体戦略(strategy):健康産業と製薬メーカーを取り巻
くニーズを総合(integrate)し、市場をリードし利益化できる事業
(business)を作って、多様なポートフォリオ(portfo1io)を樹立
すること。>

これを正当に解釈するには、ビジネス書1冊分の文字量が必要です。
ビジネスのキーワードが、5つ含まれます。
これを順に、解釈します。

▼経営目的のあとに来るのが、戦略

まず「戦略(strategy)」です。何回も解説していますが、あらた
めて確認します。無意味に使う人が、多すぎるからです。

戦略は方法(method)のことです。企業戦略といったときは、経営
目的を実現するための、競争優位を作る手段、方法を示します。


経営目的は、あとでも述べますが、その企業は、何を果たすために
存在するのかという目的(object)のことです。

戦略が適切であるかどうかは、経営目的から来ます。
どこにでも有効に通用する戦略は、ないのです。

例えばファッション店、家具店、食品スーパー、デパート、ホーム
センター、薬局、情報機器販売、ソフトウェア製造、自動車製造が
ある。

それらの企業は、何を果たすために存在しているのか。
これが経営目的です。仕事の目的でもあります。

分かりきっていると言わず、言葉で記述してみてください。
(注)決して、分かっていないはずです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1.あなたの会社は、何を果たすために存在しているのか?
2.その中で、あなたはどんな役割を、になっているのか?
3.経営目的と、あなたの、今日の仕事のつながりは、何か?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

3つに、短く答えてください。

何を目指しているのかと言ってもいい。

社長、役員、上司、同僚に尋ねてもいいでしょう。「わが社は、何
を果たすために存在しているのですか? 他社との違いは何ですか
?」ということです。違いがなければ、いずれ規模が勝ちます。

これをクリアに、言い換えれば単純にしたあと、その目的を果たす
ための戦略(方法)が来ます。

例えばウォルマートでは「$2万の年収の家庭に、$4万の生活水準
を提供する」ということでした。

その経営目的のために、どこよりも安く売るというディスカウント
戦略をとります。そのために、店舗の運営費を、どこよりも安く抑
えます。経費目標は、売上対比で15%でした。(注)最近は18%に
上がっています。これがウォルマートの成長力が90年代に比べ、落
ちた理由です。

最近、株式市場でも注目されるようになった家具のニトリは「普通
の人に住生活のコーディネートを提供する」ということです。

わが国の住まいは、世界の他の国に比べ、普通の人の住まいの、コ
ーディネートが遅れているからです。

つまり解決すべき問題点をみつけ、ニトリは、中国で作った安価な
家具とホーム・ファニシングでカラー・コーディネートを提供しま
す。これが戦略です。

経営目的のあとに、それを実現する戦略が来るということを認識し
ておいてください。

経営目的にブレがあると、仮に、ディスカウントや安売りの戦略を
一時的に、販促策としてとっても、儲からないとしてやめてしまう
でしょうね。

ダイエーがそうでした。「いいものをどんどん安く」が初期の社是
でした。それを、競争他社に比べたとき、顧客にとって内容のある
戦略として実行している間は、伸びていたのです。

70年代後期からは、店舗の運営コストが上がったから、高粗利益の
ものを売ると変わり、全く、伸びなくなります。90年代も、売上対
比でどんどんコストを上げてゆきます。

ここで、企業生命は終わっていたのです。

普通、倒産にいたる10年か20年以上も前に、企業理念や経営目的の
喪失があります。言うことと実行することに矛盾をきたします。

これが社員の意欲を削ぎ、給料をもらうことが仕事の目的になって
しまうのです。今の、多くの金融機関や官僚に、これを感じます。

そして今、また別の、地方の新興企業が、店舗の運営コストを売上
対比で15%から20%に抑えるという戦略で、伸びています。

大手小売業が、コストが高く、新興のディスカウントストアに成長
のチャンスを提供しているからです。

例えば、付近にイオンやIY堂があれば、チャンスです。店舗の運
営コストが高く、28%を超える高い値入率(値入額÷売価)でなけ
えればならないからです。

こうした基底のところの戦略(方法)を見なければならない。

▼つぎは「ニーズ」です。

顧客のニーズを満たすとは、いったいどういうことでしょう?

例えばカーディナル・ヘルスは、以下のような思考に基づく顧客調
査によって、顧客(病院・調剤薬局)のニーズを発見します。

(注)顧客調査は、仮説を検証するためのものでないと、意味があ
りません。総覧的な調査は、調査会社をもうけさせるだけです。

(1)病院や調剤にとって、事業の目的は「患者の医療」である。
(2)病院や調剤にとって、医薬品の在庫管理や発注は、手間のか
   かる付帯業務に過ぎない。

薬剤師が、本来の業務、つまり患者医療のための調剤に費やしてい
る時間は、びっくりするくらい少なかったと、調査で発見します。

何に手間と時間がかかっているかと調べると、(1)医薬品の在庫
管理、(2)院内配布、(3)保険の請求を含む管理の事務作業、
(4)発注作業、(5)入荷した医薬の仕分け、(6)棚への補充
等の、いわゆる「雑務」です。

▼雑務問題

雑務という作業は、実は、ないのです。

作業が雑務とくくられるとき、無駄なコストのカタマリがあります。

あなたの仕事の中で、目的も方法もはっきりしていない雑務は何%
の時間を占めていますか? 普通、50%以上あるはずです。70%か
もしれません。

医療の分野では、これらの雑務は、カーディナル・ヘルスが注文を
受けた医薬を玄関口まで届けたあとに発生している院内作業、また
は薬局内の作業です。

ここでカーディナル・ヘルスは「フォロー・ザ・ピル(錠剤を追跡
せよ)」という戦略を考えます。

▼理由

そこにフォーカスができたのは、事業の定義が「ソリューション(
顧客の問題解決)を提供すること、顧客の経営をサポートすること」
だったからです。

医薬の在庫管理作業が、顧客の、コストを食う雑務として問題なら、
その解決策を作って提供するとなります。

そのために1996年に、投薬管理を自動化する装置(Pyxis:ピクシス)
を作っていた小さな工場ピクシス社を買収します。

▼イノベーション

戦略的な買収です。この自動調剤装置を、カーディナルの物流セン
ターとネットワークと連結すれば、すごいことができると考えます。

それまでの自動調剤装置は、病院に置く、単独の(スタンドアロー
ン)の装置でした。そのため、マーケットも大きくはなかった。病
院での効果も限られていたからです。

ピクシス社は、細々と販売をしていました。
カーディナルの発展が始まるのは、この年からです。

(Pyxis MedStation:自動調剤装置)
http://www.pyxis.com/prodDetails.aspx?pid=111

自動調剤装置は、患者の処方箋コードを入力すると、その患者に投
薬する医薬を、引き出しから自動的に出してくれます。

医薬の自動管理装置と言ってもいいのものです。

ピクシスには、自動発注機能(ソフト)を連結することができ、そ
のデータは、カーディナル・ヘルスの物流センターに、リアルタイ
ムのネットワークで配信されます。

カ社の、全米22の物流センターでは、ピクシスの引き出しにそのま
ま入れることができる形状にして、自動注文があった医薬を配送し
ます。

病院は、ピクシスを病棟の必要なところに置けばいい。医師が使う
薬は、特殊なものを除けば、90%をこのピクシスで処理ができます。

これによって、人件費の高い薬剤師は、煩雑だった医薬品管理の作
業と事務作業の「雑務」から開放されます。本来の調剤に、専念が
できます。

切断のないシーレスなデマンドチェーンを作ることができます。
これが、カ社のコストが低い理由です。

ピクシスは、カ社が提供する管理機器のひとつです。

その他にも、個々の患者の治療過程での投薬管理をする装置、ソフ
トウェア等、あらゆるものが「病院と調剤の医薬品管理の問題解決」
のために準備されています。

きっかけは1996年の「フォロー・ザ・ピル(錠剤を追跡せよ)」の
戦略(方法)でした。

カーディナル・ヘルスは、この問題解決の戦略で、競争他社に対し
戦略優位を作り、現在に到っています。

8兆円の売上が、これを契機に生まれたといっていい。

病院と調剤薬局には、医薬品のニーズがあります。
これは当然のことです。
普通の卸は、ここでニーズ内容の追及をやめるでしょう。

医薬品を(1)他より安く、(2)少量ジャストインタイムで頻繁
に卸すことが競争優位と考えるだけかもしれません。いずれもコス
トアップになります。

カーディナル・ヘルスが考えたのは、病院と調剤薬局にとっての付
帯業務、つまり厳密な管理を必要とする「医薬品の院内管理」の問
題解決が、大きなニーズであるということです。

以上のことを念頭に置き、以下を読めば、ニーズの総合(integrate)
という活字も、立って見えるはずです。

<会社の全体戦略(strategy):健康産業(病院・調剤薬局)と製
薬メーカーを取り巻くニーズを総合(integrate)し、市場をリード
し利益化できる事業(business)を作って、多様なポートフォリオ
(portfo1io)を樹立すること。>

つぎは、分かりにくい「総合(integrate)」の意味です。
そしてビジネスの意味。ポートフォオも・・・さらに価値観の意味。

see you next week!

【後記】
ホリエモンが全面否認のまま、昨日保釈されました。私は、メール
と金額はニセモノでも、武部幹事長あるいは森派に、何らかの形で
お金が渡ったのは、本当だと思っています。堀江氏は「首相になる
にはおいくらお金が必要ですか」と訊ねた男です。

彼が、平気な顔をして「渡しましたよ」と言えば、政治は、自民党
・民主党を含めひっくり返るでしょう。武部氏の動静と表情に注目
しておきましょう。最初、献金問題が出たときのTV映像の表情で
は「落ち着きがなく慌てて」いました。表情は正直です。

推理小説風に、渡していると仮定すれば、堀江氏の強気の理由が分
かります。最近の検察の摘発は、きわめて政治的で変なのです。そ
れと民主党の、今度の小沢党首、前原前党首の交代の意味もわかり
ます。そして次の首相も分かる。

いずれ明らかになります。闇に葬られたとしても。堀江氏の裁判が
始まる前に、自民党は首相を変える必要があります。または、堀江
氏と何らかの妥協をする必要があります。

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【イケア上陸!】

Subject: 【イケア上陸!】
Date: Wed, 26 Apr 2006 20:20:29 +0900


「北海道のカラマツ丸太、20万立米集められないか?」

こんなオファー(注文)が、中国から日本製紙に。
嘘だろ、20万立米取られたら北海道はハゲ山に!

ロシアの輸出丸太の7割を買い占める中国。
中ロ国境では、キャッシュが飛び交い横流し。

《添付画像》は、
丸太が浮いていない新木場の貯木池。

東京のちっちゃな土地より、
地方の山林の方が値上がりするかも?

中国人が、ウーロン茶やめて珈琲を飲みだすと、、

■世界で「ブラジル産コーヒー豆」が不足になる。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20060421/101579/

◇Q珈琲オープン Qさん、またぼろ儲け。
http://www.9393.co.jp/qscafe/index.html



【スギッチ】 秋田国体ゆるキャラ。平和だね、ニッポン。
http://www.pref.akita.jp/kokutai/topics/part.htm?id=176

【ゆるキャラコンテスト】 ゆるキャラは、みうらじゅん。
http://www.tv-tokyo.co.jp/tvchamp/result/result.htm


「デフレは、現場で起きているんですよ、署長っ」

「インフレは、原産地で起きているんですよ、本部っ」

フジサンケイグループ映画、踊る大走査線主人公の
セリフが、どこの業界でも、今、飛び交っています。

中国特需で世界の木材高騰でも、プレカット、パワービルダー過剰の
関東は、仕入れ値の叩き合い。現場と原産地の動きが完全に乖離。

【プレカット協会】
http://www.precut-kyokai.com/


中抜きの国有林新生産システムが救世主に?

【新生産システム】
http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h18-4gatu/0411s-1.pdf


日本の木材消費量は、
10年前、1億1千万立米→今、9千万立米
日本は、もう成熟して木材斜陽のお国です。

◆「平成17年木材(用材)需給実績見込み」と
「平成18年木材(用材)需給見通し」について
http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h18-3gatu/0330youzai.htm


頭の中に過去と国境のない企業は、
竹島独島の取り合いより未来向き!

◆韓国への新築戸建注文住宅事業の進出について 【住友林業】
http://www.sfc.co.jp/information/news/2006/2006-04-24.html
現在、韓国政府の住宅政策は「量的拡大」と「質の向上」の両軸で展開しています。
高層マンションを中心とした集合住宅が未だ主体ですが、住環境の多様化を促進する
政策として、消費者の住環境のニーズに応える様々なタイプの住宅を供給する開発計
画を打ち出しています。

 政府が目指す住宅供給率(112%)を達成するには年間6万戸が不足している状況で
あり、特に首都圏では2005年から2010年にかけて6箇所に合計30万戸の大規模な新都
市開発を計画・準備中で、既に大小48箇所の公的な団地開発をおこなっています。こ
のなかでも戸建住宅用宅地の開発エリアは拡大傾向にあり、供給土壌は拡大すること
が予想されます。


◆【ミサワホーム】、中国でポプラと中国産"かば"を
複合したハイブリッドLVLの製造に成功
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=128970&lindID=6


◆主要構造材における国産材比率100%、道産材比率90%を達成
「マイフォレスト」北海道仕様にて国産材を積極活用 【住友林業】
http://www.sfc.co.jp/information/news/2006/2006-04-21.html



千葉選挙勝利で勢いづく小沢民主党ブームに
水をさす偽装マンション逮捕&ほりえもん釈放。

その千葉県・船橋で、世界最大の家具屋、
スウェーデンから上陸。恒例の丸太切りも。

イケアの木製家具も、MADE IN CHINA!

★【ザ・イケア】
http://www.ikea.com/ms/ja_JP/local_home/funabashi.html

◆世界最大級の家具店「イケア」が日本上陸、ローコスト経営の秘密が明らかに
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20060413/101317/


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日本人一人当たりの年間木材消費額、1万円。(内国産材2千円)

4月から福島県などで環境税、一人当たり千円徴集。

税金って、意外と安易にお金集まるのね。

減税で、日本の山林を生き返させる、
民間人のアイデアです。


◆「木材産業から見た日本林業」  (株)ウッドワン  中本 利夫氏

◇長伐期林業への転換

 伐ろうにも伐れなくなった日本の植林地。しかし幸いなことに、木は伐らなければ
成長するのです。そこで、長伐期林業へ切り替えていくことが求められてくると思い
ます。

 わたしは早くから、長伐期林業への転換を始めています。吉野には、民有林で300
年を超える森林をお持ちの林業家もおられますが、私は当面100年林業を目指して
います。100年たったときには、孫が200年生にすると言えばいいのです。

 ここで、長伐期にするためには次の条件が必要です。まず、長伐期に耐えうる優良
品種であることです。わたしは、中国山脈に昔からある八郎スギと呼ばれる天然スギ
を母樹として、挿木苗を養成してきました。また、長伐期のためには弱度の間伐を繰
り返していきますので、高密路網が必要になります。

 しかし、これらに切り替えるための最大の難点は日本の税制で、三代相続したら、
財産が無くなってしまうのです。これでは200年、300年の林業は成り立ちません。

 そこでひとつの提案ですが、例えば100年生を超えるような木は、伐ったときに
は税金をとるが、伐らなければ無税扱いとすれば、自分の財産として、伐らずに置く
ようになります。税法で長伐期を誘導するのです。

 いま、法隆寺の五重塔は、建立されて1300年が過ぎ、樹齢は1000年を超えてい
ると言われていますが、万一ここが火災に遭えば、建て替えるヒノキが日本のどこに
あるのでしょう。調べたことはないですが、とてもあるとは思えません。これほどま
でに近代化された国家にあって、神社仏閣を建立できる木がないとは、なんとも残念
なことです。

 では、国が経営すればよいかというと、ご承知のように、国有林が大幅赤字を一般
財源で賄わざるを得なかったように、国が100年200年林業を目指せばどんなに高
いコストになるかは実証済みです。

 ここは是非、民間で出来るようにすれば、税金で取り上げることさえなければ誘導
する方法はあるのです。伐るまでは税金を取らない、待ってやる。これだけで、かな
りのものが出るのです。林業家に100年200年の山を作らすことは可能なのです。
100年を越したような森林というのは民族の財産であり、誰が守りをしているかだ
けのこと、そんな考え方で進めていくべきでしょう。



いよいよ、独法化!

■  国有林独法化は2,000人規模、プラス400人削減も 2006/04/21 (Fri)

 国有林野事業の一部独立行政法人化を検討している林野庁は、定員約5,300人のう
ち、2,000人程度を独立行政法人に移行させる方針を決めた。森林整備や木材販売な
どの定型的業務に関与している職員が対象になる。さらに、業務の効率化やスリム化
等で約400人の定員削減を実施する。21日午前に中川農相が明らかにするとともに、
同日開催の「行政減量・効率化有識者会議」で報告された。→詳しくは、次号「林政
ニュース」(第292号、5月17日発行)で解説します。



◆森林環境税の進展と環境価値評価
- コンジョイント法による適正な税額設定の可能性 -
http://www.jri.co.jp/consul/column/data/429-watanabe.html

【環境と中国】

Subject: 【環境と中国】
Date: Wed, 19 Apr 2006 22:16:27 +0900


【これみちゃダメだ】  うわっ、大変、アジア!
http://blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/archives/50010839.html


4年前からの吉配信最大のテーマ
【環境と中国】が火を噴き始めたっ!

中国が欲しいのは、環境。
レクサスよりプリウスです。

世界中の木を切り倒して建てた家を
また建て替えろと言う前に、ニッポン、
同じ過ちを犯さないように指導が先。

《ノアの箱舟地球号》に全員乗船中。

【加ト吉】 「人海戦術で、日本より安全で、安い食品を中国で。」
http://www.katokichi.co.jp/
http://www.nikkei.co.jp/china/news/20060315ep12600915.html



【江沢慧(Jiang Zehui)】

江沢民元国家主席の妹さんが《中国林業協会の会長》。

「今から10年は輸入に頼る」 

ヴァンクーヴァーの北米木材産業会議開幕スピーチにて。2006/1/18

本日、胡錦濤主席と米国林産業界のボス・ブッシュ大統領が会談。


中国木材消費総量年間 3億立米(日本のちょうど3倍)

輸入依存率 35%(1億立米) 中国自給木材(2億立米)

2015年には、年間1億5千万立米が不足!

やっぱ、日本杉の中国輸出ですかっ。


中国は不法伐採に常に反対 取り締まりは厳重 《人民日報》
http://www.people.ne.jp/2006/03/29/jp20060329_58557.html



日本国家予算80億円をかける大プロジェクト!

★新生産システムモデル地域の内定について 《林野庁》
http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h18-4gatu/0411sinseisan.html

◆ 林野庁、新生産システムのモデル全国11地域を指定 国産材、反転攻勢へ

林野庁は、新生産システムのモデル地域について全国11地域を選定・公表し
た。川上~川下の合意形成に基づいてハウスメーカー等のニーズに応じた製材品等を
安定的に供給することで林業の再生および森林整備を図る。(詳細は日刊木材新聞1
8年4月13日付1面で)



■スギを1日で完全乾燥する新技術 2006年04月13日
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/d/22/
http://www.nikkeibp.co.jp/news/manu06q2/501669/
杉板が一日で完全乾燥
「それはノーベル賞ものだ!」
そのプラントの話を聞いた時、林野庁の役人は叫んだ。



ボーダレスの時代に?ボーダレスの時代だからこそ?

■ 国有林材にも合法性証明、4月1日から対応  2006/04/12 (Wed)

 林野庁は、新年度(平成18年度)から、国有林材の合法性証明に乗り出した。4月
1日付けで関係通達を出し、立木・製品の売買契約書に「法令に照らし合法的に伐採
された」ことを明記。木材・木製品の調達でも合法性証明を義務づけた。



◆ 住友林業向けに杉FJ間柱出荷始まる  サンケイ・玉名荒尾木材事協

サンケイ(宮崎県日向市、川添恵一郎社長)、玉名荒尾木材事業協同組合(熊
本県玉名郡、大石駿四郎理事長)の両社からこのほど、住友林業(東京都)向けの杉
FJ間柱第1便が出荷された。住友林業は国産材利用の拡大に向けた取り組みを進めて
おり、そのなかで新年度から着工される九州内の物件に杉FJ間柱を採用することを決
めていた。(詳細は日刊木材新聞18年4月13日付8面で)



■ 熊本でスギ集成材工場新設へ協議会発足 Date : 2006/04/19 (Wed)

 熊本県で県産スギ材の構造用集成材工場を建設する構想が浮上している。県森林組
合連合会が中心となり、県内森林組合やプレカット工場、大手集成材メーカーなど19
社による「大規模流通・加工基地構想協議会」を3日に結成、平成19年度の工場着工
を目指している。→続きは、「林政ニュース」第291号(4月19日発行)でどうぞ。



やっぱ、九州の杉を、佐賀伊万里港から中国、韓国へ、でしょう!

■伊万里木材コンビナートの本格操業
http://www.afc.go.jp/your-field/woman/2005-09-no1/index.html
国産スギ材の大幅な需要拡大を可能とする木材コンビナートの本格操業が始まった。
ここは、玄界灘に面した佐賀県伊万里市の工業団地の一角である。



★主要国のエコロジカルフィットプリント(生態系負荷度)
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/4190.html
エコロジカル・フットプリントとは、食料や住宅、工業製品など人間が生きるために
必要な物を生産したり、CO2など廃棄物を吸収・浄化するために必要な土地・水域面
積のこと。消費が多いほどフットプリント(足跡)は大きくなる。具体的には、農
地、牧草地、森林、エネルギー地(CO2吸収源としての森林等)、生産能力阻害地
(建物や道路建設の敷地など生産能力奪われた土地、海洋・淡水域のすべて必要とし
た面積を合計する。世界共通の指標となるよう面積はグローバルヘクタール(gha)
という単位を用いる。例えば、水田は、世界の平均的な土地の4.4倍の生産能力があ
るとして1haが4.4ghaとして計算される。



■アジアの森林、植林で増加に転じる・FAO
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060413STXKE041013042006.html
【バンコク13日共同】国連食糧農業機関(FAO)アジア太平洋地域事務所(バン
コク)は13日、アジア・太平洋地域の森林の現状について「1990年代の減少傾向から
転じ、2000年以降増加しつつある」との調査結果を発表した。

 一方で、同地域の1人当たりの森林面積は世界で最も少なく、FAOは今後とも森
林保護に真剣に取り組むよう域内各国政府に呼び掛けている。

 FAOによると、同地域の森林は90年代を通じ年平均130万ヘクタールずつ減少し
ていたが、2000年から05年の間、植林の活発化で年平均60万ヘクタール以上のペース
で増加、特に中国では大規模植林が功を奏し、年平均400万ヘクタール以上ずつ増え
ている。一方、1人当たりの森林面積は0.2ヘクタールで、他地域の1.1ヘクタールを
大幅に下回っている。

 アジア・太平洋地域では植林が活発に行われている一方で、農地確保などのため
に、2000年以降600万ヘクタール以上の自然林が失われており、FAOは「植林によ
る人工林を、自然林の代用にすべきではない」と訴えている。 (18:48)



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■【森の勉強箱 まさのあつこ】フリーの女性ジャーナリストも林業を。
http://blogs.yahoo.co.jp/moriliaison/MYBLOG/yblog.html

グリーン購入法の違法伐採対策
http://blogs.yahoo.co.jp/moriliaison/folder/1258162.html

【「顔の見える」建材流通業】

Subject: 【「顔の見える」建材流通業】
Date: Mon, 17 Apr 2006 23:32:25 +0900


建材流通の皆さま、クリッ~クっ!

★★テーマ:建材流通業の革新に向けての課題
ハウネットリポート2006年5月号  2006年4月12日
http://www.hi-ho.ne.jp/marken/2006.05.htm
1.平成16年商業統計の確報より 生産性の向上が遅れる卸売業
2.課題となっている建材流通の革新
3.需要者・顧客視点で「顔の見える」建材流通業に向けて



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ハウネットリポート
http://www.hi-ho.ne.jp/marken/

工務店・ビルダー支援ブログ 
http://marken2005.exblog.jp/


2006年トレンドから、

★コンドラチェフの波が迫っている
ハウネットリポート2006年2月号  2006年1月11日
http://www.hi-ho.ne.jp/marken/2006.02.htm



■ 建築物の安全性の確保を図るための建築基準法等の改正案
ハウネットリポート2006年4月号  2006年3月23日
http://www.hi-ho.ne.jp/marken/2006.04.htm
テーマ:地場ビルダートップ10企業、プレハブを超える!
1.寡占化が進む住宅市場
2.トップ10ランクインビルダーの共通項
3.都道府県別分析表


■ トピックス 火災報知機の設置が義務化
ハウネットリポート2006年3月号  2006年2月7日
http://www.hi-ho.ne.jp/marken/2006.03.htm
テーマ:伝えることの大切さ。
1.揺らぐ信頼、今求められることは、
2.注文建築の受注が上昇基調へ。関東、近畿エリア中心に明るい見通し。
3.メッセージボードで伝わる「我が社の家づくり」


■2005年回顧&2006年展望
http://www.hi-ho.ne.jp/marken/2006.01.htm


■バックナンバー
http://www.hi-ho.ne.jp/marken/back%20no.htm

【木材は為替である】 

Subject: 【木材は為替である】 
To: kaz@xxxxintlcan.com
M

カナダドル、ニュージーランドドルが暴騰して、
木材輸出の競争力が無くなります。円高日本と同じ。

ロシア、中国、東欧が、強くなります。




木材流通の的を得た論文です。

2002年木材学会(九州大学)にて講演。



■「木材産業から見た日本林業」  (株)ウッドワン  中本 利夫氏

1) 再生産可能な森林資源

 産業革命以来、自動車や飛行機の利用など、われわれの生活の急速な進歩に伴い、
鉄・銅・アルミ・ニッケル等の資源が消費されてきましたが、これらは一体、あと幾
世紀もつのでしょう。人類がこの世に誕生して約400万年になりますが、このよう
な無駄遣いをしていてよいのでしょうか。しかもこれらは掘り出しただけでは何の役
にも立たず、石油に代表される化石燃料によって製錬されて初めて、鉄の棒やアルミ
の板となって役に立つのです。その石油が、あと40年、50年と言われています。さ
らにこの化石燃料は、燃焼させる際に膨大な二酸化炭素を放出し、地球環境問題の一
因ともなっているのです。

 そういう意味において森林資源は、工業資源のなかで唯一、再生産可能な資源であ
るということを考えてみる必要があります。森林資源の地球上の蓄積量は約3500億
m3とされていますが、年間の使用量が約35、6億m3なので、他の資源なみに計算
すると100年分になります。しかし森林は成長するのです。1%でも35億m3なので、
地球上で森林が平均1%成長すれば、現在の消費量は、ほぼまかなえるという数字に
なります。

 なお戦後わが国で植林されたスギやヒノキは、スギで3%台、ヒノキで2%台と推
定できます。ニュージーランドのラジアータパインに至っては7-8%も成長してい
ます。


2) 森林資源の抱える問題

 しかし、地球上で1%以上の成長ができているかといえば、現在、環境問題で大き
く取り上げられている、東南アジアの手付かずの熱帯雨林、あるいはシベリアの森林
は、極層林といえば響きはいいですが、裏返せば成熟林、悪く言えば老齢林です。面
積当たりの成長をすでに止めた、限界の状態になっているのです。
 ここは択伐林方式か、皆伐・再植林方式、いわゆる法正林施業で伐採し、次世代の
森林の成長を促していくということを、もっと真剣に考えていかなればなりません。
 しかし一方で、東南アジアにおいてもシベリアにおいても過伐されてきたのも事実
です。今や地球規模で、再生産可能な森林経営を真剣に検討すべき時だと思います。


3) 日本の林業の実態

 さて、戦後われわれが植林した日本の林業は、今どうなっているのでしょうか。
 国土面積の約67%にあたる、2500万haの森林は、戦中戦後、オイルの代わりと
して使われ、木炭自動車まで走り、戦後の経済復興とともに多くの住宅用建材、ある
いは製紙用パルプ材として瞬く間に過伐されました。その後風水害等の問題もあり、
大規模な植林事業が開始され、現在では森林全体の40%にあたる、1000万haを超
えた段階になりました。林野庁の計画では1300万haとのことでしたが、その後ど
うなったのでしょうか。

 成長が早いのはスギで、早くに植林されたものはすでに50年生となり、在来では
すでに伐期に達しているのですが、なかなか伐れません。不採算林になってしまった
のです。

 昨年末、久しぶりに北海道の函館に行きました。道南にも戦後、スギが植林され、
製材品は東京送りだそうですが、原木価格が立方10000円をわっているのです。南
九州の宮崎あたりもその程度の相場で、広島・岡山あたりでは14000-15000 円だ
そうです。

 私事ですが、別会社の中本造林が、平成元年に林業経営というタイトルで、農林水
産大臣賞とともに、最優秀賞として天皇杯を頂戴いたしました。皇居に参内して両陛
下の拝謁を仰せつかり、7,8分のご下問を受けることとなりました。そこで私は長
伐期論を展開していることをご紹介申し上げ、「100年も200年も木を伐らないとな
ると、どのように林業を経営されるのか」というご質問に「高密路網を作って適当な
間伐をし、その収入で林業経営がなんとか成り立っています」と、お答えしたわけで
す。

 当時は、まだ間伐材が収入を賄える値段でしたが、あれから15年たった今日、中
目材が市場で14000-15000円、小径木は10000円にも満たず、伐採搬出コストさ
え難しい状況に入ってしまいました。

 これが、日本列島を取り巻く、伐期を迎えたスギの山なのです。皆伐してしまえば
ロギングコストは安くつきますが、そこには再び植林しなければなりません。

 以前、業界紙にある山林主の投書が載っていました。代々持っている山があり、父
親が植林し、青年時代には下刈りやら手入れに連れて行かれ、50年生になったら伐
ってもよいとのことで、やがてその時期が来たので森林組合に頼んで流木を売却し、
植林もしてもらった。しかし2年後には、山林の売却代金が皆、無くなってしまっ
た。50年生の木を伐って、2年生の木になってしまったと。3年目からは金がないの
にどう手入れするのか、やり方が悪かったのだろうか、諸先輩のご意見を承りたい
と。笑えない事実です。

 こうして、伐ろうにも伐れない状況に追い込まれているのが日本の林業なのです。
まして昨年末に行った道南では、戦中戦後に伐った雑木林のうち、ブナは150年、
カバでも100年はおきたいということでしたが、気候からみて、伐期までにまだま
だ時間を要するこの林業を、いかにしてつないでいくのか、考えさせられる問題で
す。


4) 国際競争力を失った日本の林業

 さて、日本のスギはなぜ国際競争力に負けるようになったのでしょうか。これは私
の持論のようになってきましたが、8割以上、外為で説明できるのです。

 米ドル360円時代に米材の輸入が始まりましたが、1960年代には、本格的に米材
が日本へ輸入されるようになりました。その競争に押されて日本のスギもどんどん販
売価格が下がりましたが、当時はまだ伐る時期でなく、「外材輸入は日本の木造住宅
を維持する意味で千載一遇のチャンス」とも言われました。外材がなければコンクリ
ートや鉄骨に変わっていただろうにという意味で、なるほどと感心したものです。

 しかし今、日本のスギがようやく伐期を迎えたものの、外材に押されて動きが取れ
なくなり、米材もすでに国際競争力に押され、力不足になっています。

 今、我が国で最も国際競争力が強いのは、フィンランドに代表される北欧材です。
ここで製材され、ドーバー海峡、地中海を渡り、インド洋、東シナ海を通って日本に
到着したものが、中国山脈で伐採され、40キロ足らずの広島まで運ばれるものより
もコスト競争力が強い、それが現実なのです。そして、その最大の理由が外為なので
す。

 一例をあげると、米ドル360円時代に、私共が進出しているニュージーランドは、
400円しました。戦後、一人当たりの国民所得が一番高かったのは、当時ニュージー
ランドでした。しかし、本国にあたるイギリスのEC加盟とともに通貨は弱くなり、
現在約60円。一昨年の9月末には、44円までいきました。かつての400円からみ
れば9分の1です。60円としても、7分の1近い下落です。米ドルは、360円が現
在120円。3分の1まで下がりましたが、ニュージーランドの7分の1には勝てま
せん。


5)国際競争力に強い北欧材

 今、フィンランドを始め、北欧材にそこまで力があるのはなぜなのでしょうか。

 最大の理由として、隣の旧ソ連のルーブルの暴落があげられます。かつて米ドルと
肩を並べていた時代から、ベルリンの壁が壊れて以来暴落の一途を辿り、当時からみ
ると100分の1を割り込むような状況で、国際通貨からみるとタダ同然になってし
まいました。こうしてあの膨大な国境から、どんどん木材が輸出されているのです。

 一昨年対昨年の輸出量をみても、35%も増加しています。フィンランドはこの原
木を製材製品にして日本へ送り、競争力を強めているのです。


6)ニュージーランドにみる外為の影響

 ニュージーランドで、私ども三箇所の山林と工場のロギングコストは、平均で約
30ドル、立方当り1800円。一方、中国山脈で木を伐り、40キロほどの廿日市市の
工場に戻ると、10000円を超えてしまいます。便利の悪いところでは12000円にも
なります。 このばかげた現実も、外為で説明できるのです。

 NZドルが7分の1近くですが、1800円を7倍すれば12600円。NZドルが昔の
為替に戻れば、まことに対等なのです。

 日本が自動車工業やIT産業など、貿易によって外貨を稼ぎ、経常収支が大幅黒字
になってすでに十数年。今年もまた、貿易収支は前年対比で大幅に伸びると、最近の
記事では伝えられていますが、これでは円は強くならざるを得ません。

 生産性の上がらない農業・林業が、この為替についていけるはずがありません。大
幅な貿易黒字という体質が変わり、日本が輸入国にでもなれば、円安となって解決す
るでしょうが、当分これは望めそうにありません。


7)長伐期林業への転換

 伐ろうにも伐れなくなった日本の植林地。しかし幸いなことに、木は伐らなければ
成長するのです。そこで、長伐期林業へ切り替えていくことが求められてくると思い
ます。

 わたしは早くから、長伐期林業への転換を始めています。吉野には、民有林で300
年を超える森林をお持ちの林業家もおられますが、私は当面100年林業を目指して
います。100年たったときには、孫が200年生にすると言えばいいのです。

 ここで、長伐期にするためには次の条件が必要です。まず、長伐期に耐えうる優良
品種であることです。わたしは、中国山脈に昔からある八郎スギと呼ばれる天然スギ
を母樹として、挿木苗を養成してきました。また、長伐期のためには弱度の間伐を繰
り返していきますので、高密路網が必要になります。

 しかし、これらに切り替えるための最大の難点は日本の税制で、三代相続したら、
財産が無くなってしまうのです。これでは200年、300年の林業は成り立ちません。

 そこでひとつの提案ですが、例えば100年生を超えるような木は、伐ったときに
は税金をとるが、伐らなければ無税扱いとすれば、自分の財産として、伐らずに置く
ようになります。税法で長伐期を誘導するのです。

 いま、法隆寺の五重塔は、建立されて1300年が過ぎ、樹齢は1000年を超えてい
ると言われていますが、万一ここが火災に遭えば、建て替えるヒノキが日本のどこに
あるのでしょう。調べたことはないですが、とてもあるとは思えません。これほどま
でに近代化された国家にあって、神社仏閣を建立できる木がないとは、なんとも残念
なことです。

 では、国が経営すればよいかというと、ご承知のように、国有林が大幅赤字を一般
財源で賄わざるを得なかったように、国が100年200年林業を目指せばどんなに高
いコストになるかは実証済みです。

 ここは是非、民間で出来るようにすれば、税金で取り上げることさえなければ誘導
する方法はあるのです。伐るまでは税金を取らない、待ってやる。これだけで、かな
りのものが出るのです。林業家に100年200年の山を作らすことは可能なのです。
100年を越したような森林というのは民族の財産であり、誰が守りをしているかだ
けのこと、そんな考え方で進めていくべきでしょう。



------- End of Forwarded Message

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田中 吉成
tanaka2434@mx1.nice.co.jp
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【森が泣いている】

Subject: 【森が泣いている】
Date: Tue, 28 Mar 2006 23:30:54 +0900


◆【ガイヤの夜明けプレビュー】

森が泣いている
~日本林業を復興せよ~(2006年4月4日放送)
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview060404.html
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/
家を建てるなら木造の家、それも国産材で建てたいという人は今も少なくない。しか
し、日本の林業は現在、深刻な危機に瀕している。
国土の7割近くが森林という日本には、かつては木をうまく利用する文化があった。
そのため森林は、貴重な資源として大切に手入れされてきた。しかし、高度経済成長
時代に安い輸入材が入ってくるようになり、国産材の価格は急落。林業は利益の出な
い産業となり、衰退の一途をたどる。


【森をつくる男】
尾鷲ひのきで有名な三重県の紀北町。そこに、林業で利益を出している日本で数少な
い林業家がいる。それが、江戸時代から続く速水林業の経営者、速水亨さん。
速水林業の黒字経営の秘密は、良木の生産、作業の合理化、そして産直販売。戦後の
量産の時代に、量より質を求めて間伐を徹底し、良木を育ててきた。作業も1人で何
でもこなすなど効率化、そして機械の導入による省力化といった合理化を進めてき
た。販売面ではブランド化による産直を取り入れるなど、あらゆる工夫をしている。
速水流ビジネスモデルに、日本林業再生の方向性を探る。


【森を守る女】
その速水さんは、日本林業再生のために後継者を育てる取り組みを始めた。それが、
林業塾。
その卒業生の1人に、林業再生に情熱を燃やす女性がいた。遠藤寛子さん。遠藤さん
は速水さんのような森づくりを目指して、長野県下伊那の森林組合に就職した。そこ
で森林を所有する林業家を相手に林業経営の指導を始めるが、参加者は少ない。大半
の林業家は木材価格が安いため、森を手入れする気が起きないのだ。
そんな中、遠藤さんの上司である組合長がある決断を下した。林業家が林業に関心を
失ったのなら、山の管理を組合で引き受けようという決断だ。遠藤さんは、そのプロ
ジェクトのリーダーに指名された。
組合による森林管理こそ、日本の林業を救う切り札と奮闘する遠藤さん。この事業は
林業再生の一里塚となるのか?


【森の木を売る男】
森林を守っても、木が使われなければ日本林業の真の再生はない。そんな中、日本最
大の製材会社が立ち上がった。中国木材の堀川保幸社長は今まで原料の木を全て輸入
に頼っていたが、将来の世界木材需要の逼迫や戦後植林した日本の木の生育を見て、
国産材ヘシフトしたのだ。
中国木材では、柱や梁に使う新製品「ハイブリッド木材」を開発した。国産の杉とア
メリカの松を組み合わせたもので、軽くて丈夫なことが売りだ。
しかし、住宅業界では輸入木材が圧倒的な主流。しかも、ハイブリッド木材はまった
く実績のない商品。果たして、国産材を活用したハイブリッド木材は浸透するのか?
 営業マン・山本浩生さんは奔走する。
日本の林業再生は単に日本だけの問題でなく、世界の天然林や環境の保全にもつなが
る重要なテーマ。林業を甦らせようと奮闘する人々を追った。




国産木材を使わせるため、
どんな改正でしょうかっ?


◆新JAS 17年度改正
http://www.jasnet.or.jp/jigyou/sinjas/sinjasindex.htm

◆日本合板検査会
http://www.jpic-ew.or.jp/jas/index.html
さらに、JAS法は平成17年6月に改正(施行は、平成18年3月1日)され
都道府県、登録格付機関等の行うJAS格付(第一種格付)の廃止
(経過措置として平成21年2月末日までは現行どうり)

製造又は加工を業とする製造業者等(JAS認定工場)の中に、新たに「輸入」又は
「販売」業者を追加し、JAS自主格付制度によるJASマーク表示を可能とする
農林水産大臣が行うこととなっていた認定の取消は、登録認定機関の業務とする、
などとなりました。


農水省
http://www.maff.go.jp/koueki/itiran/rinya/7d0003-9.pdf
平成18年5月下旬まで ... 関のあり方や製材JAS 規格の
見直しへの早急な取組みが必要である。

農水省
http://www.maff.go.jp/soshiki/kambou/kessan/h18/yokyu/6.pdf
JAS法改正に伴う規格の検討

①「 新JAS」(新たなJAS規格、品質表示基準、認定制度等)へ
スムーズに移行するよう、関 ...
http://www.jasnet.or.jp/jas/koukai/pdf/A/17keikaku.pdf

JAS改正のポイント木材住宅 平成14年度
http://www.pf21.jp/pfwood/kikaku/kikakusyosai/jas1.htm



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【割り箸に学べ!】

Subject: 【割り箸に学べ!】
Date: Tue, 21 Mar 2006 11:00:48 +0900


100円ショップを覗くと、30膳100円の割り箸発見。

1膳=3円也。 

【アスペン材】(商品説明)
木肌が白く弾力性に富んだ白楊(アスペン)を使用。
圧口仕上げと、面とり加工でもちやすく使いやすいお箸です。
産業資材として利用されない小径木使用。
森林資源を無駄なく活用しています。


割り箸メーカーが、最も進んでいる木材メーカー?
割り箸と爪楊枝が日本人の最も身近な木材製品。

95%が輸入。年間 250億膳消費。

割り箸1膳のコスト単価は 1.3円。
これを国産材に切り替えると5円。

政府は、発展途上国からの輸入品に特恵関税制度を導入。
品目ごとに金額ベースで免税を行い、輸入を促進させます。

4月からスタートするので、関税免除のために民間企業は
一気に輸入。中国からの木製品輸入が増えていますので
3年前は秋までもった免税も、今ではお盆前には枠切れて。

割り箸業者は、4月に一年分を輸入しちゃいます。

中国企業と日本企業の連携プレーで、国民は安い商品を。

中国 VS 日本 という構図ではなく、
政府 VS 民間 という構図なのです。

4月1日グリーン購入法・木材版に中国産割り箸引っ掛かる?

神奈川の住宅メーカーには住友林業が宮崎の
丸太を中国で製材、乾燥した羽柄材が山積み。

三栄ハウス
http://www.saneihouse.co.jp/
煙台東洋三栄木業有限公司
http://japan.alibaba.com/companydetail/5000504.html


さァ、ユニクロ木材&建材、スタートっ!


■日中の技術者養成機関が姉妹提携協定を締結   2006/03/16 (Thu)

日本の森林技術総合研修所と中国の北京林業管理幹部学院が2月27日に姉妹提携協
定を締結した。昨年7月に北京で開催された、前田直登・林野庁長官と周生賢・中国
国家林業局長による第1回定期対話(「林政ニュース」第274号参照)での合意事項
が実現。今後、職員や研修生の交流、日中協力による研修カリキュラムの開発などを
推進する。


◆特恵関税制度
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/t_kanzei/index.html
1.一般特恵関税制度の意義と導入の経緯
 一般特恵関税制度(GSP : Generalized System of Preferences)は、開発途上国
の輸出所得の増大、工業化と経済発展の促進を図るため、開発途上国から輸入される
一定の農水産品、鉱工業産品に対し、一般の関税率よりも低い税率(特恵税率)を適
用する制度です。
 国連貿易開発会議(UNCTAD)において、南北問題解決の一手段として先進国から開
発途上国に対し一方的に便益を与える特別の措置として検討がなされ、制度の枠組み
が合意されました。日本はその合意に基づき1971年から実施しています。



★割り箸に見る環境問題
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/99/k01/6_18prs2.htm
それに合わせて大手商社が海外での割り箸製造に力を入れたのが、輸入箸の急激な伸
びを促したのです。これに対して危機を抱いた国内製造業者が、関税の引き上げを求
めたのですが、1999年1月からむしろ5.2%から現行の4.7%に引き下げられてしまし
た。

◆割り箸の問題点
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/99/k01/6_18prs3.htm
毎年、200億膳の割り箸に相当する量の天然林が、 割り箸のために伐採されていま
す。これに対し、植林は実際ほとんど行われていません。



■日本の割り箸がピンチ、中国側が大幅値上げを要求
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0113&f=column_0113_002.shtml
それでは、消費者に価格転嫁できるだろうか。私はこの際、「転嫁キャンペーン」と
でも言うべき運動が起きてもいいと思う。仮に転嫁しても、現在の小売り価格は1膳
で3-4円だから、4-5円程度になるだろうか。コンビニで「割り箸、お付けしま
すか」と聞かれて、「お願いします」という客に4-5円を払ってもらうのだ。払い
たくない客は、自分の箸を常に持ち歩けばいい。


■割り箸 集合館
http://www.sa3434.com/p9zhm.htm
割り箸を集めてみました。
等級や袋入りも合わせれば、割り箸は120種類以上もあります。


■広告つきの間伐材割り箸が価格の壁を乗り超える
http://eco.goo.ne.jp/education/eco_seminar/sympo/2003/houkoku01-1.html
コンビニエンスストアで配られている割り箸1膳の単価は約 1.3円。これを国産材に
切り替えると5円。ほぼ4倍近くになります。1年間に 250億膳ほど消費されるのを
国産材にしたら膨大なコストを支払わなければならない。コンビニエンスストアとか
スーパーなど大量に消費するところは、中国産の割り箸を使わざるを得ないという状
況です。


■第21回 高まる資源保護意識
-割り箸生産、輸出の適否に関する調査-
http://www.chinavi.jp/kkoramu21.html
最近、中国で割り箸の生産および輸出に対して、「資源の浪費ではないか、資源を廉
価に輸出していることにならないか、環境破壊ではないか」という批判が少なからず
ある。割り箸の販売価格は、200組で9元、1組0.45元(約5.85円)である。生産コス
トは、1組0.3元程度といわれている。

日本は、中国製割り箸の一大輸入国である。中国の税関統計によると、割り箸の
輸出額は1億6,000万ドルで、このうち日本向けが70~80%を占めているだけに、日本
もこの議論の行方に対する関心は高いだろう。日本の商社マンから、「中国の輸出業
者、生産者の話では、割り箸用の木は、間伐木を利用しているので問題ないと聞く
が、実際は輸出による利益獲得のために、本来は伐採禁止の木も切っているのではな
いかと懸念する。」という声を聞くこともある。


■割り箸市場の現状
http://www.tosucci.or.jp/ct/nishiki/pim/pim.htm
割り箸の消費は年間約250億膳でその90%が輸入に依存しています。
輸入先は韓国・フィリピン・インドネシアなどからでしたが80年代後半よ
り中国からの輸入が急増し、現在は大半を中国に依存しています。

市場の約10%に相当する国内総生産の割り箸は、間伐材から生産されてい
ますが輸入製品の大半を占める中国では、皆伐方式が採用されています。

そのため中国の森林は、10年以内に枯渇してしまうと主張する専門家の意
見もあります。(皆伐方式とは森林を丸ごと伐採し原木から箸を生産する
方式)

年間約250億膳の内、飲食店用が65%・弁当用が15%(コンビニ5%)・家
庭用が20%と推定される消費量。

竹割り箸は、防カビ剤・漂白剤を必要とするものもあります。


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【日本杉のツーバイフォー】

Subject: 【日本杉のツーバイフォー】
Date: Tue, 7 Mar 2006 23:15:36 +0900


◆【日本杉のツーバイフォー材】

2X4(38ミリ×89ミリ)の木材が、世界で一番売れる寸法。

だったら、日本の杉で作って、アメリカ年間5億立米市場に、
日本の杉ツーバイフォーをぶち込んで見たくなりませんかっ!

強度もあんまり変わらない?

http://kimura-bussan.com/dekki.htm
材木名   生産国 比重 MC15% 曲げ強さ ヤング係数

SPF 北アメリカ 0.35~0.5 500~610 75~105

杉 日本 0.38 600~650 75~76


材木名   圧縮強度 色 辺材/芯材   強度 耐久性・特徴

SPF   305~430 白色・薄黄色  耐久性に弱く、防腐処理が必要

杉   310~350 白色・薄紅色 耐久性に難あり 虫害に弱い


【SPFとは】
http://www.emply.co.jp/pg_4/no8/no8.htm
【北欧White Woodとは】
http://www.emply.co.jp/pg_4/no7/no7.htm

一般のツーバイフォー住宅に使用されているS-P-F材とはどういう性質をもっている
のでしょうか? ウッドデッキに利用しても大丈夫でしょうか?
http://wwwsoc.nii.ac.jp/wtak/hatena/answers/a96.html




住宅&木材マーケットが多様化、激変化するなら、
企業は独自のマーケティングでしっかり戦略実行!


日本製紙は、【環境】。
大和ハウスは、【健康】。


日本製紙の方より。


◆世界的な【木材インフレ】に入った。

インド、中近東、アフリカ、パキスタン、
中国と後進国の木材需要が伸びてきている。

欧州メーカーも、この地域への下材が高く売れ出した。

ヨーロッパも景気が上向きで国内需要が伸びている。

日本よりアメリカ東海岸の方が近いので
欧州メーカーもアメリカ市場へ傾倒中。


ロシアの赤松丸太 立米 ¥18000

日本の杉丸太   立米 ¥10000


ロシアの丸太価格が上昇中。中国が買いつける。

日本の杉価格が割安になり、国産木材シフトも。

10万ヘクタールの社有林
すべてに森林認証を取得する。

福島県は、4月1日より県民一人あたり
年間1000円の環境税を徴収する。県土7割の林業へ。
http://www.pref.fukushima.jp/zeimu/shinrin.pdf

日本製紙で福島勿来にバイオマス発電のプラント第一号を
建設。法律で燃やせなくなった家屋の解体材を発電する。

日本各地にこのプラントが広まっている。

石油相場の下落が考えられなくなって
木質バイオマス発電は需要増だと予測。

日本製紙木材
http://www.np-l.co.jp/

日本製紙グループ
http://www.np-g.com/

日本製紙 勿来 発電
http://www.nef.or.jp/award/kako/h16/p03.html

日本製紙 バイオマス発電
http://www.np-g.com/news/news05072801.html

日本製紙 森林認証の取り組み
http://www.np-g.com/news/news03080701.html



◆【大和ハウス工業】
http://www.daiwahouse.co.jp/

■奈良県立医大に寄付講座、大和ハウス

大和ハウス工業は4月から、奈良県立医科大学(奈良県橿原市)に委託し、寄付講座
「住居医学」を開講する。総額約6億円(年間約1億円)を寄付する予定で、期間は
6年間。研究内容は従来の「健康を悪化させない住宅」、「健康を維持する住宅」と
いう対策ではなく、医学的見地からの考察、検証を加える内容とするという。


■インテリジェンストイレ標準化、大和ハウス

大和ハウス工業は今月から、在宅健康チェックシステム「インテリジェンストイレ」
を、戸建て住宅(企画型や一部3階建て商品を除く)に標準で搭載を始めた。TOT
Oと共同開発し昨年4月から販売しているもの。同トイレは、尿糖値や血圧、体脂
肪、体重を測定。測定したデータを保存し、トイレの計測器と接続したパソコンに蓄
積して、健康管理ソフト「健康かんりくん」で、測定したデータの変化をビジュアル
で確認できる。(2006年2月8日号)



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安心・安全は、安くないぞっ。


■「安心・安全大国」目指す、今年度国交白書の骨子案

国土交通省は2月21日、今年度の国土交通白書の骨子案をまとめた。自然災害の多発
に加え、構造計算書偽装問題、アスベスト問題、JR西日本福知山線脱線事故のよう
な国民の安全への信頼を揺るがす事態が発生。「安心・安全大国」を目指して、建築
物の安全・安心に対する信頼回復や、防災などへの総合的な取り組みなどに取り組
む。白書は3月中旬にもとりまとめ、国会へ提出する予定だ。



お安くするため、民間企業はリスクを張って国境を越えます。

◆ アイダ設計、中国にCADセンター 分譲設計移し注文住宅を強化

戸建て分譲住宅大手のアイダ設計(埼玉県さいたま市、會田貞光社長)は、中
国にCADセンターを設立したと発表した。分譲住宅のCAD設計業務を移管する。
(詳細は日刊木材新聞18年2月23日付8面で)


◆ 吉貞、中国で合弁会社 CAD入力業務に本腰

吉貞(高崎市、吉田貞隆社長)は中国で合弁会社を設立し、プレカットCAD
入力業務を本格化する。国内で10日前後かかっていたプレカットの見積もり業務を
4~5日で対応。人件費などのコスト削減を図るとともに、他社プレカット工場から
の外注にも対応する。(詳細は日刊木材新聞18年2月17日付8面で)

【チャンス、ニッポン材】

Subject: 【チャンス、ニッポン材】
Date: Mon, 20 Feb 2006 22:36:10 +0900


【3000万トン】

世界中の樹を切り倒して建てた1500万戸の
家が地震に弱いので、お上が建て替えろと。

一棟に20㌧の廃棄物が出るので三千万㌧。
中国では、100年住宅建てていきましょう!

中国は木材不足。日本は木材余り。チャンス。

石油争奪戦に巻き込まれる前に、木質燃料。


◆【バイオマス日本総合戦略】
http://www.maff.go.jp/biomass/senryaku/senryaku.htm
http://www.maff.go.jp/biomass/senryaku/senryaku.pdf

◆バイオマス情報ヘッドクォーター
http://www.biomass-hq.jp/


バイオマスで村興し! 新会社も続出中。

◆【岡山・真庭】から始まるバイオマス革命
http://eco.goo.ne.jp/education/kanbatsu/kanbatsu2005/03_02.html

◇真庭バイオマテリアル
http://www.maniwa-bio.jp/

◇岡山真庭市 【バイオマスタウン】
http://www.city.maniwa.lg.jp/webapps/www/event/detail.jsp?id=674
【バイオマス活動】
http://www.jora.jp/txt/katsudo/pdf/biomass_n.pdf


◆【熊本水俣市】に間伐材の工場出現!
http://www.e-kbda.jp/modules/mydownloads/visit.php?cid=1&lid=6
■■■新たな工場の立地協定が調印されました!■■■
●ASBエコウッド株式会社が水俣市に進出(12月14日調印)去る12月14
日、熊本県庁において、ASBエコウッド株式会社の水俣市での工場建設に
伴う立地協定の調印が行われました。

ASBエコウッド株式会社は、株式会社林本建設(静岡県浜松市)などが出資
し、昨年4月に水俣市に設立された会社で、建設される工場では、特殊加工技術によ
る間伐材等を利用した集成材(ストランドボード等)の製造を行う計画です。

また、製品化できない木くず等については、燃やして発電するバイオマス発電
装置を同工場内に設置するなど環境にも配慮した工場となる予定です。

今回の工場建設による総投資額は75億4,300万円、工場敷地面積は
49,000㎡、建築面積は18,888㎡で、本年4月から着工し平成20年3月
に操業開始の予定で、地元を中心に80名を新たに雇用する計画です



中国の方が、モノを大切にされるようです。

◆木材:大幅不足の見通し「節約でも世界に追いつけ」02/15(水)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0215&f=business_0215_003.shtml
中国では、木材需要が大きく伸びており、2015年までに1.4-1.5億立方
メートルの木材が不足するという。14日付で中国新聞社が伝えた。

中国では、2010年までに木材総合利用率を65%以上に、木材防腐処理率(防腐
処理された木材の割合)を5%程度にまで高める方針。これにより、木材消費量を年
平均で4000-5000万立方メートル節約できる見通しだ。

現在のところ、中国の木材総合利用率は約60%、木材防腐処理率は約1%で、木材
資源を十分に活用しているとはいえない。世界各国の一般的な木材総合利用率は80
%、木材防腐処理率は15%程度だという。



少し前の日本のように、中国が世界中の木材を買い漁ります。

◆原生林を手中にする森林大王~安信集団・盧偉光 05/07/01
~アマゾン川の英雄となった中国地主~-齋藤浩一
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0701&f=column_0701_001.shtml
1994年、家族が工面した30万元の資金をもとに、温州市に28平方メートルの
床材専売店をオープン。これが、盧偉光率いる安信集団の原点だ。事業は順調に成長
し、アマゾン川流域で購入した原生林は約1000平方キロメートル。ブラジルの
ルーラ大統領が肩をたたきながら「ブラジルの1万戸があなたの事業につながってい
る。資源を有効活用されていることに感謝する」と述べたほどだ。2004年の売上
高は7億元で業界トップ。自らの森林を蓄えることに熱心で、床材産業聯盟の結成に
向けても動き出している。



血税は、どのように使われますでしょうか?

◆林野庁 平成18年度予算
http://www.rinya.maff.go.jp/policy2/h18yosan/h18juuten1.html


--------------------------------------------------------------------------
~木に関する情報を共有しよう~
「全国木偏のNGO/NPOサミット2006 in 東京」開催のお知らせ
--------------------------------------------------------------------------
最近は緑の列島ネットワークや木の家ネット、あるいは森づくりボランティア
団体など、さまざまなグループが各地で森林や林業、木材、木造住宅に関する
活動を展開しています。しかし、それらグループの横のつながりはまだまだ希
薄で、情報が共有できていないように思われます。そのため、活動の輪を拡げ
たり、活性化を図ったりといったことが思うように進められないグループも多
いのではないでしょうか。

一方、森林や林業、木材、木造住宅などに関心を持ち、それらについて勉強した
り、あるいは何かしらの貢献をしたいという一般市民・消費者も、自分がイメー
ジする活動や催しを探し出して参加するためには、いくつものホームページを渡
り歩いたり、多数の雑誌・新聞に目を通したりしなければ必要な情報を入手する
ことができません。

そこで、まずは「木」に関するグループが情報を共有したり、あるテーマについ
て議論したりすることができるようにするためのネットワークを作り上げよう、
そのための話し合いをしようというのが今回のサミットの趣旨です。そして可能
ならばサミットの議論を踏まえ、実際にネットワークを立ち上げて情報交流をス
タートさせるとともに、各参加団体が主催する催しなどの情報を一覧できるシス
テムを構築して、一般市民・消費者がそうした情報を簡単に入手できるようにし
たいと考えています。

※もともとこのサミットは、大分県日田地区の林業・木材産業関係者が立ち上げ
たNPO日本の杉桧を守る会( http://www.sugi-hinoki.ne.jp/sh_top_r.htm )が各地
のNGO・NPOとのネットワーク化を図ろうと昨年3月に開催した第1回サミット
が出発点となっています。その第1回サミットは、まず関係者が顔を合わせるこ
とを目的としていたこともあり、最終的な取りまとめとは、ネットワークの必要
性を相互に確認するという段階にとどまりました。今回はそれをさらに発展させ
ネットワークの具体化に向けた道すじをつけたいと考えています。

<全国木偏のNGO/NPOサミット2006 in 東京>

【日 時】2006年3月4日(土)10:00~17:00
【場 所】ホテルリステル新宿 http://www.listel.co.jp/
【内 容】
10:00~10:20 開催趣旨・主催者挨拶
10:20~11:00 基調講演 「四国森づくりネットの誕生と将来ビジョン」
       四国の森づくりネットワーク会長・田岡秀昭氏(森昭木材社長)
11:00~11:30 セッション1「森林整備ボランティア活動」信州フォレストワーク
11:30~12:00 セッション2「木材の地産地消活動」緑の列島ネットワーク
13:20~13:50 セッション3「海外・国内林業問題の政策提言活動」
       日本の杉桧を守る会 & FoE Japan
12:00~13:00 ランチパーティ(セッション2の後)
14:00~15:00 グループワーク
15:10~15:30 休憩
15:30~16:15 全体討論(コーディネーター:赤堀楠雄さん、持立真奈美さん)
16:15~17:00 取りまとめ
17:30~20:00 懇親会

【費 用】会議参加費1,000円(昼食・コーヒー込み) 懇親会4,000円
【主 催】国際環境NGO FoE Japan、日本の杉桧を守る会
【後 援】森づくりフォーラム
【助 成】国土緑化推進機構「緑と水の森林基金」
【締 切】会議参加申し込み 2月24日(金)
【お問合せ先】
Eメール: nakazawa@foejapan.org または FAX:03-3951-1084 まで。



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【木材もインフレへっ!】

Subject: 【木材もインフレへっ!】
Date: Wed, 15 Feb 2006 21:22:52 +0900


『一年樹穀十年樹木 終身之計莫如樹人』 【管子】
http://www.9393.co.jp/qshop/syo/s29.html
一年で収穫するなら穀物を植えます。
十年計画なら植えた樹が林になります。
しかし、人づくりには一生をかけた計画が必要です。


儲かっている企業が、樹を植えます。

「トヨタの森」計画とは
http://www.toyota.co.jp/jp/community_care/forest_of_toyota/

「ドコモの森」
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/eco/environ/epact.html



 『今見ている限りでは、これから起こることは、
        【製品安の原料高】ということです。

 先進国の最終消費地では、
        過当競争で利益が上がらなくなります。
 
 利益を上げるなら、原産地の近くで
        原材料確保と生産をしてください。』 ≪邱永漢≫


2年前のQさんの予測が【木材】にもっ!
コストインフレ&プライスデフレの風がっ。


◆木材の年間消費量

【日本 1億立米】  
【米国 5億立米】
【中国 2億5千万立米】⇒【5年後3億5千万立米】へ


三菱商事がオーストラリアの石炭採掘会社を
買収して、中国特需でボロ儲け。空前の利益。

住友林業、日本製紙が、四国の山林と契約開始。

建材卸はホールディング会社にして、
木材、電材、管材を傘下にして開始。


■秋田グルーラムを買収 大型木構造事業を拡張

ジャパン建材は1月31日、大断面構造用集成材メーカーの秋田グルーラムを
買収することを明らかにした。(詳細は日刊木材新聞18年2月1日付1面で)

《純粋持ち株会社へ移行》 【ジャパン建材】
http://www.jkenzai.co.jp/topics/2006_0113.pdf
《ジャパン建材と山陰ダイケン合併》 プレスリリース
http://www.jkenzai.co.jp/topics/20060207_1.pdf
《秋田グルーラム》
http://www.akita-glulam.com/



一歩先行くアメリカでは、
おっ、小売りホームセンターが、大手建材卸を買収!
ホームデポ売上8兆円、ヒューズサプライ5000億円。

《NY ウォールストリート・トピックス》 買収ばかりの新自由主義国家。
http://www.across-j.co.jp/market/topic.html

■【ホームデポの買収劇】 1・11

ホームデポ(Home Depot)は建築・ビルメンテナンス製品の主要販売業者のヒューズ
サプライ(Hughes Supply)を34.7億ドルで買収することに同意した。この買収によ
りホームデポは家の修繕販売業からサービスの多様化を図る見通しだ。


★アメリカは、《中古住宅》+《リフォーム》+《ホームセンター》がセットです。
http://www.oted.wa.gov/trade/jpn_housing/Jpn/PDF_News/No17/Newsletter_17.pdf
住宅の値上がりで、リフォームにかけたお金の80%が回収できる!!


日本のHCは、オーバーストアー(店舗過剰)。
量から質。ハードからソフトへ。建材へ本腰!

◆ホームセンター、攻勢鈍る――来年度、大手の出店計画減少。
2006/02/04 日本経済新聞 朝刊
http://www.shopbiz.jp/contents/RT20060209/1470_015.phtml

◆ホームセンター、攻勢鈍る――戦略転換に3つの事情。
2006/02/04 日本経済新聞 朝刊
http://www.shopbiz.jp/contents/RT20060209/1470_014.phtml



■キャンフォー(BC州カナダ)が米国南部ニューサウス社買収 1・21

おっ、カナダドル超高騰で、SPF2X4製材工場が、
米国南部松(サザンパイン)最大手を買収ですかっ。

日本も円高で自国の丸太や製材品に競争力がなくなり、
強い円で海外の製材工場や丸太を買い占めてきたのね。

カナダの山林も荒廃していきますかっ!


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原因は、【中国特需】。

中国特需⇒カナダの石油高騰⇒カナダドル高

チャンスも、【中国特需】。

中国が世界の丸太を吸い上げます。

◆ 中国、丸太輸入3000万m3に迫る 合板輸出も飛躍的な伸び示す

05年に中国が輸入した丸太は2900万立方メートルを超え、前年比310
万立方メートル増加した。製材品輸入は横ばいだったが、合板輸出量が560万立方
メートルに達し、猛スピードで中国国内での合板生産が拡大していることがうかがえ
る。(詳細は日刊木材新聞18年2月3日付1面で)



さっ、日本も元気に輸出していきましょう!

◆【速報】2005年の農林水産物輸出実績
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060131press_3.pdf
林産物90億円 丸太4億円の輸出


宮崎が中国なら、鹿児島は韓国へ。お隣県同士はライバル。

■韓国で「鹿児島県産木造住宅セミナー」を開催 02/10 (Fri)

 日本木造住宅輸出協会(有村吉孝会長)が1月21日に韓国で「鹿児島県産木造住宅
セミナー」を開催した。現地の施主、工務店、一般消費者らを招き、鹿児島県産ス
ギ、ヒノキの輸出方針などについて説明。同協会は韓国内で、これまでに6棟(1~
6号棟)の木造住宅を建設、10号棟まで契約が成立している。→詳しくは、次号「林
政ニュース」第287号(2月22日発行)でどうぞ。

◆鹿県材、韓国でPR強化/木造住宅協と鹿県
http://373news.com/2000picup/2005/10/picup_20051006_5.htm

◆【県産材輸出】苦境の脱却には攻めの姿勢が重要だ
http://373news.com/2000syasetu/2005/sya051118.htm

◆日本木造住宅輸出協会と,. 韓国木造住宅建築事業組合との間で,
 かごしま材及び竹. 炭ボードの輸出に関する協定が締結されました。
http://www.pref.kagoshima.jp/home/gikai/pdf/teirei/h15-3/pdf08.pdf



国有林が独立法人化!!! 
税金使えないなら、移民受け入れしかない?
民営化なら中国に買ってもらって伐採・消費。
ニュージーランドの森は外資に売却生き返り。

■国有林の独法化対応など議論、自民党内に検討チーム設置 02/09 (Thu)

 自民党は9日、林政調査会内に「国有林特会改革に関する検討チーム」を設置し、
1回目の会合を開いた。座長に松岡利勝・林政基本問題小委員長、座長代理に西川公
也・農林部会長がそれぞれ就任。非公務員型独立行政法人化への対応方針などを週1
回ペースで論議し、2月末のとりまとめを目指す。→関連記事は、「林政ニュース」
第286号(2月8日発行)でどうぞ。



ボーダレスではコスト&プライス・ダウン。科学的推論では競争できない。
ボーダレスでは米国の2X4の価格(乾燥材立米当たり4万円)が基準に。

◆北欧先進国でも認証材への価格上乗せは難しい  2006/02/08 (Wed)

フィンランドとスウェーデンにおける森林認証材マーケティング調査の結果がまと
まった。「認証製品の販売によってプレミアム(価格の上乗せ)を得ているか」との
質問に対し、「はい」と答えたのはフィンランドで2社(8%)、スウェーデンで7
社(26%)にとどまった。北欧先進国でも、多くの企業は価格面での優位性を手にで
きていない。→詳しくは、「林政ニュース」第286号(2月8日発行)でどうぞ。




ボーダフルのおカミは、こんなこと。

【地産地消】と【農林水産物輸出】は矛盾するのに、同時進行??



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

    農 林 水 産 省 メ ー ル マ ガ ジ ン
                    18・ 2・10  第177号

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

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1.メッセージ
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地産地消の一層の推進について

                    生産局長 西川孝一

 こんにちは、生産局長の西川孝一です。今日は、各地でも取組が増
え、関心が高まっている地産地消について、お話します。

皆さんは「地産地消」って何かご存じですか。地産地消とは、「その
土地で産出した食料をその土地で消費する。」といった考え方です。例
えば、農産物の朝市や直売所が代表的ですが、生産者と消費者の「顔
が見え、話ができる関係」作りが大きな特徴といえます。こうした視点
からみると直接的な販売活動に限らないもう少し幅広い概念ととらえる
こともできます。また、地産地消は食料の流通する距離を短くする、生
産者・消費者のコミニュケーションを活発にするというだけでなく食に
対する理解・関心を深めるという面を併せ持っているといえます。

地産地消については、最近全国各地で大変盛り上がりをみせてお
り、直売所についてみれば1万ヶ所を超えていますし、学校給食におけ
る地場農産物の利用や地場農産物の加工、更には、観光と結びついた
活動も行われています。

このような地産地消にしっかりと取り組んでいただくため、農林水産
省では、地域の関係者がどのような役割で取組を進めていくのか等を
定めた地産地消の実践的な計画である「地産地消推進計画」の策定を
推進しています。17年度は、全国の市町村の約1/3に当たる600
地区の計画策定を目標としていますが、平成17年12月末現在で全
国で543件の策定が見込まれており、着実にその取組は広がってい
ます。18年度以降についても、さらに計画策定を推進していく考えで
す。

また、1月には、農林水産省が提唱し、新たに、有識者、消費者団
体、関係団体等からなる、「全国地産地消推進フォーラム実行協議会」
(会長:小泉武夫東京農業大学教授)を設立していただいたところであ
り、2月28日(火)午後1時から、本協議会が主催する「全国地産地消
推進フォーラム2006」を農林水産省講堂で開催します。
 このフォーラムでは、小泉武夫会長、松井孝典先生(東京大学教授)
から「地産地消を科学する」と題し、ご講演をいただくとともに、経済、
地球・文明論、食品学、栄養学、医療等の専門家の先生にもご参加を
いただいたパネルディスカッションを開催することとしています。地産
地消の新たな発展や発見にもつながる機会を提供できるのではと考え
ております。
 また、当日は、全国から募集した地産地消の優良事例に対し、農林
水産大臣賞等の授与を行うこととしており、この優良事例の発表も同
日の午前10時30分から行いますので、多くの方に参加いただきたい
と思います。
 現在、このフォーラムの参加を受け付けておりますので、多くの方の
ご参加をお待ちしております。

○全国地産地消推進フォーラム2006開催概要
【開催日】平成18年2月28日(火)13:00~17:00
【会 場】農林水産省7階 講堂(東京都千代田区霞が関1?2?1)
【テーマ】地産地消を科学する
【提 唱】農林水産省
【主 催】全国地産地消推進フォーラム実行協議会(会長:小泉武夫東京農業大学教
授)

詳しくはこちらをご覧ください。
・全国地産地消推進フォーラム2006
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060201press_7.html
・地産地消に関する情報
http://www.maff.go.jp/chisanchisyo/index.html

【風雪に耐えた木】《春節特集》

Subject: 【風雪に耐えた木】《春節特集》
Date: Mon, 23 Jan 2006 21:22:33 +0900


「お金は塩水のようなもの。
 飲めば飲むほど、のどが渇くようです。」

   《森永卓郎氏 日経新聞 マイバランス 1・22》


ホリエモン式拝金主義が、
否定されてしまいました。

30年変わらない価格、
30年以上かかる製品、

ザ・木材。

苗も植えたことないのに、
2万㌔も離れた国の木を
売上と利益だけで売買。

日本の木についてこのサイトでお勉強。

★【日本の林業データ】 動画静止画でわかりやすく。
http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/w1rin1/w1e/w1ea/IPA-rin290.htm



【石原慎太郎都知事 花粉症デビュー】 東京都会見
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/TEXT/2005/050121.htm
石原慎太郎都知事、花粉症デビュー。
37億円の予算組んで10年間で120万
本の多摩市の杉伐採、利用を宣言。

石原都知事と国産木材単独の展示会か、
【新木場】に日本初の国産材博物館をっ!



中国語の《魚》と《余》の発音(YUI)は同じ。
“お金が余る”とかけて春節にはお魚料理。

日本のガキども、「大トロサビ抜き」今のうち食べとけよっ!

中国は空前の海鮮ブーム。世界の海で中国商社に
マグロやアワビを高値で取られて、日本の漁業大変。

でも、長崎松浦港の養殖の餌用サバ㌔30円が、
中国大連で㌔80円で競り落とされて輸出開始っ。

■九州における魚の輸出について。
http://www.nagasaki-customs.go.jp/toukei/info2.php
中国・大連海洋漁業集団公司が松浦魚市場など視察
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kako/200506/21.html#12


中国で木材ブーム起こる前に、
九州の間伐材の輸出スタート!



添付は、大雪の鶴見総持寺。
木材は、風雪に耐えた商品。

節分は石原軍団が必ず参加。


「命の力を
 朝日に拝み 希望

 命の尊さを
 夕日に拝み 感謝」  一月のご教訓
 


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雪総持寺.jpg


雪総持寺Ⅱ.jpg


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【木材業界を、環境業界と呼ぼう!】

Subject: 【木材業界を、環境業界と呼ぼう!】
Date: Tue, 17 Jan 2006 23:52:37 +0900


「ライブドアにしようか。ヒューザーにしようか。」

と、就職先を悩んでいる大学3年生、何人?


就職経験のないホリエモン氏、二度と
自民党の応援出馬はしないでしょう。

1・17前夜にガサ入れされて。

ライブドア騒ぎで見損なった方、このブログを。

【証人喚問 1・17】 きっこのブログ
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/
シックハウス法案の換気扇ボロ儲けもSGに??

どこに行くんだろう、ニッポンの家。



へェ~、大学3年で、就職内定必須ですかっ!

【リクナビ】 大学生の神がかりサイト。
http://www.rikunabi.com/


偽装で、住宅業界、人気上昇中? 
学生こそネットでしたたかに業界研究。

【住宅業界 学生のための業界早分かり】 就職四季報
http://job.toyokeizai.co.jp/gyokai/gyokai04j.html

【毎日就職ガイド】大学3年&院1年のための就職情報ガイド 住宅
http://job.mycom.co.jp/07/pc/visitor/search/ind14000.html
林業
http://job.mycom.co.jp/06/pc/visitor/search/ind11000.html

【日本の住宅事情を知る(一戸建て)】 ヤフー不動産
http://realestate.yahoo.co.jp/docs/myhomeguide/01_64_01.html
圧倒的に短い日本の住宅寿命。偽装で寿命0年、何棟誕生?



林野庁が環境省と統合に向かうのなら、

【木材業界を、環境業界と呼びましょう!】

エコ木材ビジネスは、小さな苗を植えてから家を建てるまで。

マイホームブームのインド人と中国人に木造住宅を。

学生の皆さま、地球環境のために林産業界へっ!

【エコ就職ナビ】  農業・林業・水産業で働く
http://www.aseed.org/econavi/ecojobnavi/about_nougyo.htm

【中国木材】 みんなの就職活動日記  
http://www.nikki.ne.jp/bbs/32449/




「古本屋の方が、新本屋より儲かるんです。
 古本の原価率50%。新本の原価率75%」 新興の古本屋チェーン


BOOK OFFならぬ、HOUSE OFFが出てくる?

新築住宅建てて売るより、
中古住宅を売り買いする方が儲かる?

2006年で人口自然減とマスコミは騒ぎ立てますが、
1990年に170万戸でピークを迎えた住宅は斜陽?


【住宅リフォーム市場は2010年に8兆8000億円規模へ】
https://www.fuji-keizai.co.jp/market/05040.html

【中古住宅市場動向-H17.10月期】 住友不動産販売
http://blog.stepon.co.jp/contents/column/archives/2005/11/h1710.html

【減少が続く日本の住宅】
www.pref.iwate.jp/~stat/hakusyo2005/data2005/51.pdf

【欧米4か国(米・英・独・仏)における住宅関連のデータ】
http://www.jyukou.go.jp/chisiki/chosa/oubei.html

【新設住宅着工数】
http://rank.nikkei.co.jp/keiki/jutaku.cfm

【人口・世帯数の減少と世帯構成の変化-少子高齢化による今後の住宅市場①】
http://blog.stepon.co.jp/contents/column/archives/2005/12/post_11.html


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【林業改革は、出島・九州府から】

Subject: 【林業改革は、出島・九州府から】
Date: Wed, 11 Jan 2006 21:26:16 +0900


『国産材に期待する』 【日刊木材新聞】 2006年新春特集タイトル
http://www.n-mokuzai.com/news.htm


木材業界紙最大手が、
テーマを中国シフトから、《国産木材》へ。

民間も、新聞各紙に元旦一面にこんなコピーで。


「未来  いっしょに未来へ行こう。」

住友林業の家は、地球の資産です。
あなたが木の家を建てると、日本の森が育ち、
地球温暖化が抑えられる。これは決して、大
げさな話ではありません。私たちの家づくりは、
森に木を植えることから始まります。

住友林業、そのすべてがサステナブル。

【国産材の積極活用】 住友林業
http://www.sfc.co.jp/feelwood/timemachine/index.html



★【日本の林業データ】 動画静止画でわかりやすく。
http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/w1rin1/w1e/w1ea/IPA-rin290.htm


林野庁年間予算 4000億円
国産材年間消費 2500億円 (輸入材年間消費 1兆2500億円)

売上2500億円に対し、
経費4000億円ですか。


さぁ、国産木材のカリスマPRタレントにどなたを起用?

【八ちゃん堂 ほりえもんCM】 地元・福岡でたこ焼きメーカーが。
http://www.hatchando.co.jp/cm/index.html

【ワダエミ監修 久月のひな祭り】
http://www.kyugetsu.com/dolls/hina_original_01.html

【CWニコル アファンの森】  CWニコルではちと弱いか。
http://www.afannomori.com/


国産木材のHP&ブログ大賞も。

■【工務店WEB大賞&工務店ブログ大賞】
http://www.master-builders.ne.jp/kaigi/web2005.html



ロッテ優勝で儲かったバーガー屋が、焼きおにぎりを!

【『焼きおにぎりセット』 新発売】 ロッテリア
http://www.lotteria.co.jp/news/20050629-2/


儲かっている自動車、海運、鉄鋼業界に日本の山林をお願いしたい。

株価4000円のJFEスチールが有り余るお金で早速、

JFEエンジニアリング株式会社
■木質バイオマスガス化発電商用施設の受注について (プレスリリース)
http://www.jfe-eng.co.jp/release/news_e05036.html
バイオマス資源をエネルギーに変換して利活用する方法としては、一般に燃焼ボイラ
による発電方式が採用されていますが、投入物の水分を25%程度以下に乾燥する必要
があることに加え、日量50t程度の施設では発電効率も15%程度と低く、事業成立は困
難とされてきました。一方、本システムは、小型のプラントでも発電効率は30%程度
得られ、また含水率55%までのバイオマス資源(間伐材等)をチップ化するだけ直接
処理することが出来るため、プロジェクトの経済性の確保にも大きく貢献できると考
えております。



地球に国境がなければ山林に県境もありません。
木材は、国境を超えたボーダレス商品の優等生。

日本の出島【九州府】がモデルとなって林業改革!

鹿児島県出身の新林野庁長官に期待しましょう。


元旦の各紙九州版に、木材店が一面広告。

■無垢木工房 長崎材木店
http://www.nagasakizaimokuten.co.jp/mukugi/
【材木店直営だからできる仕入れシステム】

■吉備の森づくり  毎日新聞社が力を注ぐ。
http://blog.livedoor.jp/morizukuri2005/


■東京都、多摩産木使用住宅にローン優遇

東京都は、都内民間金融機関と提携し、多摩産の木材を使った住宅への住宅ローンに
金利優遇する制度を開始した。製材所や工務店、設計事務所、西多摩地区の市町村な
どがメンバーの「東京の木・いえづくり協議会」の会員が建築に関わり、50%以上を
多摩産材とすることが優遇条件。また、融資の一部は、植林に還元する。優遇制度の
導入で、都産木材を使った住宅供給による良好な住宅ストックの形成と、健全な森林
育成を図る。優遇融資「とうきょうの森のいえ」は、八千代銀行、西武信用金庫、青
梅信用金庫、りそな銀行あきる野支店で導入している。 (2006年1月1日号)



為替切り上げ、建築基準法、不動産バブル、そして林業。
中国政府は成長期の日本政府の失策を研究しています。


『儲かるビジネスが、新しいビジネスです』 【邱永漢】

【Q永漢のいちばん賢い中国株】より、

中国の石油会社や電力会社を日本企業と同じに見ては
いけません。日本の石油会社は、産油国でメジャーが掘った
原油をそのまま買ってきて、精製してガソリンや石油製品を
作って販売します。現在のように原油価格が上昇すると、
そのまま価格に転嫁せざるを得なくなり、石油製品の売上
に影響が出てしまいます。

ところが、国内で掘削から始めた中国の石油会社は、外国
から原油を買うよりも、自分たちで外国に行って掘削するの
が常識です。結果的に、世界中で中国の企業が原油を掘削
する姿が見られるようになりました。つまり、原油価格の高騰
は中国の石油会社にとっては大きなプラスになるわけです。

同様に電力会社も、日本と異なり現在でも火力の大部分を
石炭に頼っています。石炭を運ぶコストは非常に大きく、ある
石炭会社では売価の7割が運賃で、石炭そのもののコストは
3割しかないそうです。



どうして2万㌔離れた欧州木材より、20㌔しか
離れていない国内の木材の方が高くなるの??

せっかく環境にいい商品なのに、輸送で石油使って。

木材で儲けたかったら、世界中の安い山林を手に入れること。

丸太を買って輸入し、日本で製材加工販売しても儲からないということ。
山を持ち、丸太を売っている世界の林産メジャーは儲けられるということ。

30年前は、段谷産業や永大産業が日本で合板作って米国に輸出してた!

ウッドワン社が、ニュージーランドが世界の民間に開放した林区を手に入れ
てドアまで加工したから儲けられるということ。日本も民間に山林開放したら?


中国はなんとたった1年で日本国土の1割の造林を!
人件費の安いうちに造林、造林っ。50年後、中国は
最大の木材輸出国です。日本人が伐採させられたり?

激安の中国植林木材が出回る前に、日本木材売らないとっ!
さぁ、中国から林産メジャーが登場するぞォ。アジア取られる。

◆林業の6大プロジェクト、04年の造林面積480万ha 《人民日報》
http://j.peopledaily.com.cn/2005/07/24/jp20050724_52046.html
国家林業局が23日発表した「2004年6大林業重点プロジェクト統計公報」によると、
中国大陸部の生態関連事業の6大重点プロジェクトによる昨年の造林面積は、
480万2900ヘクタールだった。全国の造林総面積の85.79%を占めた。

【単位換算表】 日本の国土面積35万平方㌔=3500万ヘクタール
http://www.harbest.co.jp/conver_2.htm
1ヘクタールは、0.01平方キロメートル(km2)


■ 来年度予算案決定、農林水産総額2兆8,310億円、林野は4,145億円
Date : 2005/12/26 (Mon)

 政府は24日の閣議で、来年度(平成18年度)政府予算(案)を決定した。農林水産
予算の総額は前年度より4.6%減の2兆8,310億円。林野庁一般会計予算は4,145億
1,900万円で対前年度比97.2%。内訳は、公共事業が3,107億600万円(対前年度比
98.3%)、非公共事業が1,038億1,300万円(同94.3%)。21日の長官折衝で「新生産
システム関連事業」(新規・非公共、10億1,100万円)、22日の大臣折衝で「緑の雇
用担い手対策事業」(同、67億円)が認められた。「林政ニュース」(12月21日)


■ 林野庁長官に川村秀三郎氏、次長に辻健治氏、6日発令
Date : 2006/01/05 (Thu)

 農林水産省は6日付けで局長級幹部人事異動を発令する。昨年末28日に内示した。
林野庁長官の前田直登氏が退職し、後任に川村秀三郎・農村振興局長が就任。また、
黒木幾雄・林野庁次長が大臣官房付けとなり、新次長には辻健治・国有林野部長が昇
格する。後任の国有林野部長などは13日付けで発令の予定。

川村秀三郎氏(かわむら・ひでさぶろう=林野庁長官)73年(昭48年)東大法卒、農
林省へ。総括審議官、経営局長、04年7月農村振興局長。鹿児島県出身、56歳。



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    農 林 水 産 省 メ ー ル マ ガ ジ ン

                      18・1・1  新春号

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

  年頭所感

 明けましておめでとうございます。
 平成十八年の輝かしい新春を迎え、皆様の御健勝をお祈りいたしま
すとともに、農林水産行政の責任者として、所感の一端を申し述べ、
年頭の御挨拶とさせていただきます。

 私は、昨年十月三十一日に、農林水産大臣を拝命いたしました。平
成十年から十一年にかけても、農林水産大臣をつとめましたので大臣
として農林水産行政に携わるのは今回が二度目となります。
 私は、農林水産行政の推進に当たっては、従来から「消費者あって
の生産者」、「日本の農林水産業あっての国民の健康、そして安全と
満足」といった視点が特に重要であると考えて参りました。今回、二
度目の農林水産大臣への就任を機に、私は「Do! our BEST」
を関係者に提案しております。これは、農林水産行政を進めていく際
の取組姿勢と、優先的に取り組むべき重要課題を整理したものです。
「B」はバイオテクノロジー(Bio Technology)とブランド・知的財
産(Brand・IPR)、「E」はEPA・WTO、輸出(Export)、環境
(Environment)、人づくり、教育(Education)、「S」は安全性
(Safety)、強い(Strong)産業としての農林水産業、「T」はチー
ムワーク(Team Work)、すなわち、「農林水産業」(Agriculture,
Forestry, Fisheries)と「流通を含めた食品産業などの産業」
(Industry)、そして「お客様」(Customer)とのしっかりしたチー
ムワークということです。
 農林水産業は、食料を供給し、自然環境を保全するなど、国民の「い
のち」や「健康」の基礎をなすものであり、農林水産行政は、国民の毎
日の生活に深く関わっております。内外の諸情勢の変化の中で、農林
水産業は大きな転換期を迎えており、既成概念にとらわれたり、前例
踏襲、形式主義に堕することなく、いま真に求められているものは何か
と、相手の立場に立って実質を見極めながら、「思い切った改革」を進
めることが「待ったなし」であると考えております。私は、自ら先頭に
立ち、当面する以下の課題に全力で取り組んでまいります。

 第一に、目下の最重要課題であるWTO農業交渉についてであります。
 WTO農業交渉については、我が国は「多様な農業の共存」を基本理
念とし、柔軟性があり、輸出国と輸入国のバランスの取れた貿易ルール
の確立を目指しています。このような考えのもと、私は、米国やEU等
の主要国で構成される少数国閣僚会合にG10を代表して参加し、モダリ
ティの早期確立を目指して、精力的に議論に臨んでまいりました。一方、
LDC(後発開発途上国)を含む途上国の開発については、ドーハ・ラ
ウンドの趣旨に則りWTOとしての貢献が求められていることから、我
が国としても総理の御指示の下、開発イニシアティブをとりまとめ、昨
年十二月の香港閣僚会議に臨んだところです。
 この閣僚会議では、農業や開発での分野をはじめとして、攻めるとこ
ろは攻めながら積極的に交渉し、最終的には我が国としても一定の評価
ができる閣僚宣言を採択することができました。
 農業に関しては、輸出補助金の撤廃期限が定められたほか、貿易歪曲
的国内支持の削減水準を高めること、関税削減の階層の数、重要品目の
取扱いに関し関連するすべての要素を考慮に入れて合意する必要がある
ことなど、モダリティの構造的な要素が明記されました。
 また、LDCに対しては、全LDC諸国の原産である全産品について、
平成二十年までに原則として無税無枠を供与することなどについて合意
しました。
 さらに、本閣僚宣言では、本年四月末までにモダリティを確立し、七
月末までに譲許表案を提出することを合意しており、本年当初より議論
の前進を図っていく必要があります。我が国としては、食料輸入国の主
張ができる限り反映されたモダリティが確立されるよう、最大限の努力
を傾注してまいりたいと考えております。
 あわせて、林野、水産分野につきましても、地球規模の環境問題や有
限天然資源の持続的利用の重要性を踏まえた貿易の推進を目指し、交渉
に全力を尽くしてまいります。
 また、EPA交渉についても、WTOを補完するものとして位置づけ、
農林水産業や食品産業の共存・共栄を図るなど互いの経済発展に資する
ものとなることを目指し、アセアン諸国、韓国、さらには昨年十一月の
首脳会談で交渉入りに合意したチリとの間の交渉に積極的に取り組んで
まいります。
 今後とも、国際交渉に当たっては、「守るところは守り、譲るところ
は譲る、攻めるところは攻める」という姿勢で、戦略的かつ前向きに対
応してまいります。

 第二に、「食料・農業・農村基本計画」の推進についてであります。
 昨年三月に閣議決定した「食料・農業・農村基本計画」では、食料自
給率の向上に取り組むほか、新たな経営安定対策への転換、食の安全と
消費者の信頼の確保、農山漁村の活性化、高品質な農産物の輸出の促進
など、今後重点的に取り組むべき課題や施策を明らかにしました。また、
基本計画の策定と同時に工程表を公表し、これに基づき施策の具体化を
図ってまいりました。
 特に、平成十九年産から導入することとされた品目横断的経営安定対
策は、これまでのすべての農家を対象とし、品目毎の価格に着目して講
じてきた対策を、担い手に対象を絞り、経営全体に着目した対策に転換
するものであり、戦後農政を大きく転換するものであります。平成十九
年産からの新対策の導入に向け、施策の対象となる担い手の要件等の具
体的仕組みにつき、昨年十月に「経営所得安定対策等大綱」を決定しま
した。これを踏まえ、当面の最重要課題として、関係者が一体となって、
集落営農の組織化などを含めた担い手の育成・確保のための取組や農地
の利用集積の加速化などを強力に推進するとともに、米政策改革の着実
な取組、農地・水などの資源や環境の保全向上を図る活動への支援を進
めていくこととしております。こうした改革を進めるに当たっては、広
く国民各層の理解と支持を得ながら進めることが重要でありますので、
「農政改革推進本部」において、政府と農業関係者はもちろんのこと、
消費者団体等も含め関係者が一体となって取組を進めます。

 食の安全と消費者の信頼の確保については、農場から食卓までのリス
ク管理を徹底するとともに、トレーサビリティ・システムの導入の促進
や食品表示の適正化などを進めてまいります。米国産牛肉等の輸入再開
問題については、食品安全委員会の答申を踏まえ、厚生労働省とともに、
米国等で輸入条件が遵守されていることを適切に確認するなど、消費者
の食の安全・安心の確保に万全を期してまいります。高病原性鳥インフ
ルエンザについては、引き続き国内の防疫措置に万全を期すとともに、
世界的に発生が懸念されている新型インフルエンザについても、関係府
省庁と連携しながら、国際貢献に努めてまいります。
 また、「食事バランスガイド」の普及・活用の促進などを通じて、
「食」に関する知識と「食」を選択する力を持ち、健全な食生活を実践
することができる人間を育てる食育を推進してまいります。
 さらに、都市住民に対し、農山漁村で過ごす機会や農林水産業への認
識を深める契機を広く提供するとともに、これを通じた農山漁村の振興
を図るため、都市と農山漁村の共生・対流に向けた国民的な運動を推進
してまいります。

 以上のような政策の実施に当たっては、生産者や地域の創意工夫に基
づく意欲的な取組を後押しする姿勢が重要であります。こうした観点に
立ち、アジアの所得水準の向上や世界的な日本食ブームを好機ととらえ、
五年間で農林水産物の輸出額を倍増するという目標の達成に向け、農林
水産物の輸出促進に取り組んでまいります。これは、日本の食文化など
魅力ある日本ブランドを世界に発信し、生産者に勇気と活力を与えるこ
とにもつながると考えます。さらに、「バイオマス・ニッポン総合戦略」
について、京都議定書の発効などを背景として見直しを行い、バイオマ
スの利活用をより一層推進するとともに、未来を拓く革新的技術の開発・
普及を推進するなど「攻めの農政」を展開いたします。

 第三に、森林・林業政策についてであります。
 森林は、二酸化炭素の吸収をはじめ、水源のかん養や災害の防止、安
らぎと潤いのある環境の提供など、多様な役割を担う国民の共有財産で
あります。昨年二月に発効した京都議定書では、温室効果ガス削減の国
際約束が定められました。我が国は、削減約束の三分の二を森林による
吸収で賄うこととしており、この約束を履行するためには、森林による
二酸化炭素の吸収量を十分に確保することが不可欠です。このため、
「地球温暖化防止森林吸収源十ヵ年対策」に沿った間伐等の推進による
多様で健全な森林の整備、保安林等の適切な管理や木づかい運動などを
通じた木材・木質バイオマス利用を推進するとともに、低コストで安定
的な木材供給体制の構築による林業・山村の再生と「緑の雇用」による
担い手の確保・育成を推進してまいります。
 また、本年秋の森林・林業基本計画の見直しに向けて、広葉樹林化等
多様で健全な森林整備の推進、充実しつつある国内森林資源の利用の推
進等を総合的に検討してまいります。

 第四に、水産政策についてであります。
 水産物は、我が国の豊かな食生活・食文化に欠かせないものであり、
引き続き、その安定供給を図っていく必要があります。このため、漁業・
加工流通にわたる水産業の構造改革を加速化させるとともに、水産資源
の適切な保存・管理と、つくり育てる漁業を推進してまいります。喫緊
の課題として、漁業経営に深刻な影響を与えている大型クラゲの出現や
燃油価格の高騰があります。こうした厳しい状況下にあっても継続可能
な漁業経営を確立するため、大型クラゲの駆除手法の開発・普及を進め
るとともに、青色発光ダイオードを活用した集魚灯など画期的新技術の
導入による省エネ型漁業への転換を図ってまいります。
 また、平成十九年三月を目途とする水産基本計画の見直しに向けて、
やる気と能力のある漁業経営への施策の集中や漁船等に関する規制の緩
和による効率的かつ安定的な経営体の育成、消費者や加工業者のニーズ
への的確な対応や産地の販売力の強化を通じた水産物の付加価値の向上、
水産業・漁村の有する多面的機能の適切かつ十分な発揮等の対策を総合
的に検討してまいります。

 以上、年頭に当たり、今後の政策展開を中心に私の所感の一端を申し
述べました。
 「Do! our BEST」の考え方に立って、地域の実情や現場
の取組を積極的に政策に反映させながら、国民の信頼と支持が得られる
農林水産行政を推進してまいりますので、御支援と御協力を賜りますよ
う、よろしくお願い申し上げます。

 平成十八年一月
                  農林水産大臣 中川 昭一


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 [農林水産省メールマガジン]

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 発行:農林水産省大臣官房情報課
 (〒100?8950 東京都千代田区霞が関1?2?1)

【新年もコストダウン&プライスダウン】~「世界で木材を一番高く買う国は日本」

Subject: 【新年もコストダウン&プライスダウン】
Date: Mon, 26 Dec 2005 21:57:07 +0900


YESTERDAY I VISITED VANPORT MGF. PEOPLE.
THEY ARE VERY BUSY DOING BUSINESS IN CHINA,
ESPECIALLY IMPORTING CEDAR FROM CHINA TO THE U.S.
THE LUMBER BUSINESS IS CHANGING A LOT FROM 10 YEARS AGO !

HAVE A GREAT NEW YEAR AND A VERY GOOD 2006 !!!

BEST REGARDS, LARRY


米国ポートランドの旧知からクリスマス&ニューイヤーメール。
VANPORT社という10年前は日本在来向け木材輸出企業が、
今は、中国の杉をアメリカに輸入していて大忙しという話がっ。

【バンポート・オレゴン】
http://www.vanport-intl.com/
「世界で木材を一番高く買う国は日本」と30年前に米国の木材を
日本に徹底輸出。ドイツ系の天才経営者エドロフ氏が、ミリ建て、
円建て、在来サイズ、日本語対応にして大成功、ぼろ儲け。現在、
日本輸出は辞めて中国から杉の輸入ですかっ。時代は変わる!



おっ、紅白のコスチュームが気になる
倖田來未が新木場でライブ。これ誰?

【倖田來未】 6/11新木場STUDIO COASTでライヴ
http://www.rhythmzone.net/koda/index.htm


アメリカの物流不動産投資信託が新木場の土地買いまくり。

日本も中国から激安木材、建材、照明を新木場に入れて、
巨大外資物流と組み激安で首都圏の住宅現場に配送っ!

■『AMBブラックパインの大型物流施設』
http://www.amb-blackpine.com/
http://www.weekly-net.co.jp/loji62.html
AMBブラックパイン社は米国に本社を置く不動産投資信託会社AMBプロパティ
ーコーポレーションと、日本国内で活動する不動産専門家チームによる合弁企業。


ブラックパイン、新木場に5000坪取得。DHLの隣にUPS?2006オープン。

◆【DHL 新木場】
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050328/103117/
http://www.dhl.co.jp/dhl/global.html
DHLは、ドイツポスト・ワールドネット(DPWN)の100%子会社です。

◆物流施設の整備に進出が目立つ不動産ファンド
http://www.fri.fujitsu.com/jp/modules/report/list_04.php?list_id=10384



外国人投資家が日本株を買っても円高にならない。
オイルマネーでも入れば、日本円は高くなるはず。
金利の低い円を借りて、円で日本株を買ってるっ?!

だったら、バブル?アジア通貨危機の時と同じく??

バブルではなく、実需に目を向けましょう。

【銀座のホステスが教える海外投資】
http://kaigaitoushi.com
海外投資を始めて思うことは
「世界中、一斉にどこの国も上がるわけではない」ということです。


中国の年間木材消費量は、 
★【2億4千万立米(2005年)⇒3億4千万立米(2015年見込み)】

日本の年間木材消費量は、1億立米。(輸入8千万/国産2千万)
日本の年間立木成長量も、1億立米。成長量のたった2割しか使っていない。

10年後の中国で、日本の成長量と消費量分の木材需要がっ!

日、米、加、欧。どの国が木材売り込みに成功します?

■【ドリーム・ホーム・チャイナ】 カナダBC州
http://www.dreamhomechina.com/

■【米国農務省[ Gain Report ]】 2005年7月(英文)
中国の木材需要供給データ及び住宅市場リポート
「China, Peoples Republic of Solid Wood Products Annual 2005」《12page》
http://www.fas.usda.gov/gainfiles/200507/146130349.pdf

■ニッポンブランドを世界へ   (大臣官房国際部)
http://www.maff.go.jp/sogo_shokuryo/yusyutu/kyougikai/siryo.pdf

■木材産業クラスターに関する日独比較 富士通総研 梶山恵司 2005/11
http://www.fri.fujitsu.com/jp/modules/report/list_04.php?list_id=10404

◆中国への間伐輸出好機
http://www.ryoutan.co.jp/news/2004-01/14.htm

◆増える世界の木材輸入量
http://www.jica.go.jp/world/issues/kankyou09.html
中国は日本を抜いてアメリカに次ぐ
世界第2位の木材輸入国となった。

◆アメリカの木材産業について
http://www.americanwood.jp/industry/
アメリカは全世界の木材製品の約4分の1を生産する林産物大国です。



無垢材が集成材になって木材が工業製品になれば、
木材販売の変数は、【強度と価格】のみになります。

・日本の港まで、どの国のどの製品をいかに安く買い集めるか。

・日本の港から、いかに安く現場に正確な本数と納期で届けるか。

この2点に絞られますっ。


【中国特需】⇒石油高騰⇒カナダ石油競争力出現⇒カナダドル高
⇒カナダの林業、製材工場輸出競争力低下で再編、縮小⇒
カナダの林産メジャーが強いカナダドルでアメリカの丸太、製材工場買収
⇒アメリカの輸出用丸太高騰⇒日本のアメリカ丸太製材工場コスト高
⇒日本国内製品販売価格高騰⇒木材のコストインフレへ。


輸入木材コスト、国内挽きが高くなっているのも、原因は中国特需。


【中国シフト】⇒日本工場従業員失業、減給⇒低価格住宅主流
   ↓
農産物輸入開始⇒日本農地有り余り⇒日本土地価格下落


コストアップ木材とプライスダウン住宅の狭間で。

国産木材、どう考えても、採算合う分けないか。

フェアなウッドですか。
中国人と日本人の賃金がフェアでないのに、どうやって?


◆フェアウッドニュース
http://www.fairwood.jp/worldnews/news.shtml

■2005/09/21 nikkeibp.jp:中国、木材供給不足が1億900万m3!

中国国家林業局の張建竜副局長は、天然林保護プロジェクト実施以後、国内の木材供
給不足が毎年拡大の一途であることを明らかにした。2000年の国内木材供給不足は
3,600万m3であった2004年には1億900万m3にまで拡大した。2015年には、中国での生
産建設用木材需要量は4億8,000m3が見込まれているのに対し、供給不足は1億9,000
万m3に達すると予測されている。


☆★☆ フェアウッド建築セミナー2006 ~ ご参加受付中! ~ ☆★☆

地球・人間環境フォーラムが展開しているフェアウッド・キャンペーンでは、来年の
2~3月に名古屋・大阪・東京にて「フェアウッド建築セミナー」を開催します。
木材の製品や樹種ごとの原産地の森林についての情報を伝え、木材の生産履歴を確認
することの意義や方法を一緒に考えようという試みです。住宅建築業や住宅の購入者
の方々が対象ではありますが、木材のトレーサビリティに関心をお持ちの方には興味
深いセミナーになるのではないかと思います。ぜひご参加ください。
http://www.fairwood.jp/doc/doc_sympo2006.shtml

◆大手ハウスメーカーの木材調達の取り組み事例
  講師: 住友林業(株) 住宅本部資材物流部から
 国産材の積極活用を始めた住友林業の家。大手住宅メーカーが求める量と質を満た
す国産材をどのように確保しているのでしょうか? 住宅メーカーがCSR経営の一環
としての国産材使用比率を高める意義についても合わせてお話していただきます。

◆住宅ビルダーの木材調達の取り組み事例
  講師: 菊池建設(株) 代表取締役 中尾 由一 氏
 住宅建築会社1号として「SGEC森林認証の国産材を使う家」を提供する菊池建設。
宮大工だった創設者・菊池安治から受け継がれている木へのこだわりを支える、認証
材を使った新しい家造りの取り組みをご紹介いただきます。



■農林水産省 2005年10大研究成果について
 http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/2005/1216a.htm



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Thursday, May 11, 2006

【05下半期総括 木材・環境】

Subject: 【05下半期総括 木材・環境】
Date: Wed, 21 Dec 2005 21:54:52 +0900


「銭儲けの注目業種は、
 
 ・粗利益率が高い ・在庫がいらない ・急成長市場 にある。」 【堀江貴文】



中国特需で、日本の産業に明と暗。

NKK、JFEスチールのボーナスは昨年の50%アップ。
鉄骨充分入ったJFEの鶴見社宅はリ・ニューアルっ!

鉄鋼高騰で資材屋は儲けましたが、
マンション業者は偽装まで出すハメ。

鉄鋼は明。住宅は暗。

ニッポンは利益を上げる企業が《環境》で、
アジアのリーダーシップを取る戦略開始っ!

【福岡水素エネルギー戦略会議】 トヨタ自動車&新日鐵&九州大学
http://www.f-suiso.jp/gaiyo.html
http://www.mech.kyushu-u.ac.jp/21coe/ 

【産学連携】がキーワード。
独立行政法人になった国立大学。
研究予算と研究成果を交換です。

【ホンダが太陽電池事業に参入・住宅用を熊本で生産】12/18 日経新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051218AT1D1600417122005.html


さっ中国で木造売って、
日本の山をきれいに!

木材は永遠の循環型。環境にいい商品。
植えればまた収穫できるサスティナブル。
製材工場だって大鋸屑燃やして燃料に。

だから、限りある鉄鋼、石炭、石油のように高騰しないのかッ。
だから、儲けられない。世界で林業で儲けているのはいない。

中国特需で資源価格が高騰すれば、
中国シフトで完成品の価格が下落っ。

国産木材拡販、ボーダレスとデフレでは
環境税、高関税の期待はできそうもなし。

日本の山林を中国シフトして競争しましょ。

【儲かる林業研究会の設立】
【中国人林業労働者受け入れNPO】

コスト感覚のある企画が
鹿児島と名古屋で誕生!

山林には、県境なんてありません。
【道州制】進めてコストダウンをっ!

2005年がクールビズ、ワームビズ元年なら、
クリスマス・ライトを消してキャンドルに火を灯してっ。


◆儲かる林業研究会の設立について
http://homepage2.nifty.com/fujiwara_studyroom/kokunai/mourinso/mourinso.html

■ 「儲かる林業研究会」が30日に発足  2005/11/15 (Tue)

 産学官の関係者が参加する「儲かる林業研究会」が、11月30日に鹿児島県庁で設立
総会を開く。南九州地域を対象に、今後3年間で輸入材に対抗できる競争力モデルな
どについて研究成果を出す。設立発起人は、下川悦郎・鹿児島大学農学部長、島田泰
助・九州森林管理局長ら6氏。年会費は個人3,000円など。問い合わせは、鹿児島大
学農学部森林計画学研究室内「儲かる林業研究会」事務局(電話099-285-8574、
teraoka@agri.kagoshima-u.ac.jp

■中国人林業労働者受け入れをNPO愚公医山堂が計画 09/09 (Fri)

名古屋市のNPO愚公医山堂(ぐこういざんどう)が中国吉林省の国有林業企業
「吉林延辺林業集団」と連携して、中国人労働者を受け入れる準備を進めている。同
集団が出資して日本国内に現地法人を設立し、自社の林業従事者を送り込む構想。外
国人労働者の就労を制限している入国管理法をクリアできれば、年内にも法人を設立
し、年度内に事業をスタートさせたい考え。

◆設立趣旨書
www.trimwoods.jp


■平成16年度森林・林業白書について
http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/16hakusyo/mokuji.htm 

■アジア森林パートナーシップ(AFP)第5回実施促進会合の結果
http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h17-11gatu/1118AFPgaiyou.html

環境共生社会をきずく木質の科学と技術  木材学会50周年
http://www.jwrs.org/wood2005/index.htm

━━━━━━━━━━━━
★地球温暖化問題の歪曲   田中宇の国際リポート
━━━━━━━━━━━━
▼イラクの大量破壊兵器問題の歪曲と似ている
http://tanakanews.com/f0827warming.htm

【地球と人類の誕生と歴史】
http://nihon.matsu.net/seimei/14.jinrui.html
地球誕生 46億年前
生命誕生 38億年前
人類誕生 500万年前

林野庁木づかい運動ホームページ
http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/mokuzai/mokuzai-top.html
プロ野球マスターズリーグホームページ
http://www.89master.com/info/about.php

森林・木材認証フォーラム  平成18年1月27日(金)~28日(土)
http://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/01home_f.htm

農林業のパートアルバイトの推移
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/0650.html

★目先のことより、10年先を見て動け  ウッドワン会長
http://www.unisys.co.jp/club/person/no11.html

【民主党 森林林業再生プロジェクトチーム】
http://www.satokenichiro.com/bumonkaigirinngyo.html

【一千万人移民受け入れ構想】 民主党若手議員
http://www.matsui21.com/media/03/08_10voice.htm

【田中康夫知事の長野県 森林林業長期10ヵ年構想】
http://www.pref.nagano.jp/rinmu/rinsei/tyouki/shinrin.htm
http://www.pref.nagano.jp/bunya/sangyo/nosui/nosui.htm#a7

◆松下幸之助が提案 【廃県置州】 ―大を小にー
http://www.doshusei.com/column/040531/
【道州制.COM】
http://www.doshusei.com/index.html

◆林業の6大プロジェクト、04年の造林面積480万ha 《人民日報》
http://j.peopledaily.com.cn/2005/07/24/jp20050724_52046.html
国家林業局が23日発表した「2004年6大林業重点プロジェクト統計公報」によると、
中国大陸部の生態関連事業の6大重点プロジェクトによる昨年の造林面積は、480万
2900ヘクタールだった。全国の造林総面積の85.79%を占めた。

★木というタイムマシンにのって 住友林業
http://www.sfc.co.jp/feelwood/timemachine/index.html

◆中国における高級戸建別荘プロジェクト参加について
~「海源別荘」プロジェクト~
http://www.sfc.co.jp/information/news/2005/2005-02-08.html

NPO国産材住宅推進協会
http://www.kokusanzai.org/

■九州地区のすべての社有林18,000ヘクタールで
日本独自の森林認証SGECを取得  【日本製紙株式会社】
http://www.np-g.com/news/news05033101.html

【NPO法人国産材】 榎戸正人氏
http://www.kokusanzai.jp/
ホワイトウッドの販売は、狂牛病の肉の販売のようなものですかっ??

■新たな森林整備と林業再生をめざして  公明党政策
http://www.komei.or.jp/manifest/policy/priority/040615_ringyou.html
中国が求める製材品は板類であり、その意味では、わが国の間伐材の主流を占める小
径木や曲がり材も素材として活かせる利点があります。今こそ、守勢に立たされてき
たわが国林業を攻勢に転じさせる好機であり、徹底した木材輸出の環境整備が急がれ
ます。

◆中国への間伐輸出好機
http://www.ryoutan.co.jp/news/2004-01/14.htm

◆中国への木材輸出と国産材時代への課題  荻  大陸
http://homepage3.nifty.com/nihonnoshinrin/backno6-1.html
林業を元気にするには、丸太の買い手である製材加工業の国際競争力を強化するとい
うことが第一である。第二に林業にとっての新たな販路を開拓するという道がある。
その具現化のひとつが中国への木材輸出である……この輸出事業は、国産材の新たな
販路開拓と中国で加工することで外材製品に対抗しうる国産材の供給を実現する、と
いう二つの狙いが込められている。では国産材はいまどのようなものが求められてき
ているのか。

■大手企業が国有林材販売で協定、東北、四国、九州で製品4倍増に 06/28

 大手林材企業と森林管理局の間で、「国有林材のシステム販売」に関する協定締結
が進んでいる。5月24日に東北森林管理局と秋田プライウッド(株)(ほか関連数
社、以下同じ)の間で年間8万m3程度の販売協定を結んだのに続き、6月22日には四
国森林管理局と住友林業フォレストサービス(株)が年間約4万m3の協定を締結。九
州森林管理局も中国木材(株)と年間7万m3程度の協定を取り交わす予定。林野庁
は、昨年度、5万m3の実績(見込み)だった製品(丸太=素材)販売量を今年度は4
倍増の20万m3に拡大する計画。

◆ 住友林業が四国森林管理局と調印 2年間で杉・桧4万7000立方メートル

四国森林管理局(山根祥生局長)と住友林業フォレストサービス(愛媛県新居
浜市、作田公一社長)は22日、住友林業フォレストサービスの四国本社の新居浜に
おいて平成17年度の国有林材安定供給システム販売の協定書の調印式を行った。
(詳しくは日刊木材新聞17年6月22日付け1面)


■【アルチェッポ】 6月15日付 
http://blog.goo.ne.jp/mokusoya/e/b9fbff68e5f5cbd14e1835b60025bbbc
えっ!レッドパインなら大丈夫?大した変わりはありません。これは脅しではなく、
10年後の日本で騒がれる新聞紙上のトップ記事になると思います。だから私たちKJ
WORKSは、決して、構造材に限らず、隠れた壁や屋根裏などには、国産の杉や檜を使
うことを心がけているのです。

http://plaza.rakuten.co.jp/wakuya/diary/200510060000/
ホワイトウッド集成材が耐久性に乏しいことは木材業界内ではもはや常識です。
しかし、いまだにホワイトウッド集成材を使って建てられる家が後を絶ちません。

ホワイトウッドとレッドウッド 岡野 健(おかの たけし)東大名誉教授
http://www.jafta.or.jp/keyword/key716.html
オウシュウトウヒの耐久性については議論があり、輸出側は問題がないと言っている
が、気象条件の違う日本で問題がないかどうかは全くわからない。常識的には危険で
あると言わざるを得ない。



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吉┃通┃信┃  下半期  No.003
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建築・建材展News(2006出展社決定)

Subject: FW: 建築・建材展News(2006出展社決定)
To: nice-nishida@t-online.de



======================================================================
【(社)日本建材・住宅設備産業協会より~建材業界の最新動向コラム】
======================================================================
■Bundesforschungsanstalt fur Forst-und Holzwirtschaft
(BFH、ドイツ連邦森林業研究所)視察
詳細→ http://www.shopbiz.jp/contents/news_AC/39_088.phtml

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行:日本経済新聞社 建築・建材展事務局 http://www.ac-materials.jp/
ご意見・ご感想は info@ac-materials.jp まで
Copyriting(c)日本経済新聞社2005
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日本の美

Subject: 《日本の美》
Date: Fri, 16 Dec 2005 23:23:16 +0900


「和」って、いいですねーっ。


和食が一番。

和服も一番。

家だって、
和風が一番。


外国を見るということは、
日本を知るということに。

外国人と話すと、
日本人を自覚っ!


鎌倉・鶴岡八幡宮で出会った和の結婚式。


【和フーっ!】 和に関する検索エンジン
http://www.wahoo.info/



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「和」って、いい漢字だよなぁ。

「平和」「和平」の和だもんね。

和をアジアに広げようっ!


【ニッポンを売る】 日本の農産物を世界に。
http://asianet.cocolog-nifty.com/nippon/
坊ちゃんの愛媛・道後温泉は
中国人や韓国人でいっぱい。

ホリエモンも食べた《じゃこ天》とは?




日本の美.jpg



日本の美2.jpg

日本の美3.jpg

【儲かって初めて林業】

Subject: 【儲かって初めて林業】
Date: Wed, 23 Nov 2005 12:11:39 +0900


電脳・インターネットは、人口13億人、
国土が日本の20倍の国で力を発揮。

続々とお隣の国で木材企業紹介サイト開設。

中国木材網
http://www.chinatimber.org/

中国木材戸網
http://www.cwp.org.cn/

中国木材防腐網
http://www.zmff.com/

中国木材染色網
http://www.woodye.com/


「白いネコでも黒いネコでもネズミを捕るネコは、いいネコだ。」 鄧小平

共産主義国家でさえ、銭儲けが基本。

日本の林業も税金や中央に頼るな、
儲からないと林業ではなくなると、
薩摩隼人が立ち上がりました。


■ 「儲かる林業研究会」が30日に発足  2005/11/15 (Tue)

 産学官の関係者が参加する「儲かる林業研究会」が、11月30日に鹿児島県庁で設立
総会を開く。南九州地域を対象に、今後3年間で輸入材に対抗できる競争力モデルな
どについて研究成果を出す。設立発起人は、下川悦郎・鹿児島大学農学部長、島田泰
助・九州森林管理局長ら6氏。年会費は個人3,000円など。問い合わせは、鹿児島大
学農学部森林計画学研究室内「儲かる林業研究会」事務局(電話099-285-8574、
teraoka@agri.kagoshima-u.ac.jp



鹿児島、宮崎の企業が日本の林業改革に力を入れます。

山佐木材
http://www.woodist.co.jp/

木脇産業
http://www.kiwaki.co.jp/


中央のお方の見方
http://homepage2.nifty.com/fujiwara_studyroom/kokunai/mourinso/mourinso.html



◆儲かる林業研究会の設立について

設立趣意

「国産材の時代」という言葉が期待と希望をもって語られたのはいつの頃だったろ
うか。しかしながら国産材のシェアは年々低下し、今や20%を切っている。林業関係
者の間には「輸入材の流入が激しく、このままでは林業はやっていけない」との悲観
論が台頭してきている。

 それでは輸入材はなぜかくも大量に流入しているのだろう。それらの木材輸出国は
国情が安定し、豊かな生活を営んでいる北米やヨーロッパであり、森林資源管理が適
切に行われ合理的な林業・木材加工体制が確立し、国際競争力を確保している。今後
もその充実した資源をもとに国際的なマーケットへの展開を続けていくであろう。こ
のような状況下で国産材は抜本的な手を打たない限り、常にそして永遠に熾烈な国際
競争に勝つ見通しが立たないのである。

 我が国は森林面積が十分に広く、森林資源が充実しつつあるにも関わらず、国際競
争力において一方的な劣勢にある。まさにわが国の林学、木材工学、経営技術、更に
は行政・民政の資質までが問われかねない局面であり、国産材に関わる者としてこの
惨状を座視できない。

 一方、木材価格が低迷を続ける中、拡大造林期以降育成されてきた人工林は、間伐
や再造林が進まず環境機能も十分発揮できない質的低下が生じている。これら人工林
を健全に育成するには間伐などの保育が必要であり、そのために間伐材などの販路・
収益拡大が必須である。また、大規模なスギの集成材工場、合板工場の出現により国
産材の大量消費がはじまりつつある。さらに、製材設備の革新により従来では利用で
きなかった原木の利用が可能となり、新しい育林体系・素材生産の仕組みが必要と
なってきている。

これらの課題を克服するために、日本、特に南九州地域における持続的な林業・国産
材利用の姿を提示することが必要であり、例えば、市場逆算価により許容される低コ
スト林業の提案とともに、国産材の販路・収益拡大のための方策を徹底的に研究すべ
きである。問題は大きいように見えるが、個々の問題をきちんと解決していけば展望
は必ず開ける。

まず悲観主義・他力本願から脱しよう。ここに有志を募り、それぞれの専門分野・職
域の壁を取り除き、目標に向かって問題を解決していきたい。そこで、国産材を資源
として再び位置づけ、活力ある新たな国産材産業を創造するために、川上・川下を含
めた産官学関係者で「儲かる林業研究会」を発足させる。国内林業や国産材を取り巻
く事態は急を要している。この研究会では以下の目的を掲げ,目標を達成するため3
年間を目途に活動して行きたい。問題意識を共有する仲間を募り、研究会への参加を
呼びかけたい。


研究会の目的

人工林の健全化、木材の持続的安定供給を可能とする新しい国内林業の姿を提示す
ることにより、林業経営者を激励し山村地域の振興を図り、ひいては森林資源の循環
利用の推進などに寄与すること。



3年間の目標

・林業がやり方次第で儲かる仕事であることを提示する

・価格、品質、供給力で輸入材に対抗できる競争力モデルを確立する

・持続的で安定した木材の生産体制を構築するための手法を確立する

平成17年11月1日


設立発起人

鹿児島大学農学部長 下川悦郎

九州森林管理局長  島田泰助

鹿児島県林務水産部長 諏訪弘美

鹿児島県森林組合連合会副会長 平瀬戸 茂

肝属木材事業協同組合理事長 佐々木幸久



[吉配信]
http://ffpsc.agr.kyushu-u.ac.jp/tech/

【分譲+国産木材+首都圏+上海】

Subject: 【分譲+国産木材+首都圏+上海】
Date: Mon, 21 Nov 2005 21:40:57 +0900


「木材製品に出るカビもインフルエンザと同じで毎年、変異や
 新種が生まれます。それに対処する防カビ剤を間違えると
 せっかくの製品がカビだらけになって腐ってしまいます。」


製材メーカーの方が。

IT化とボーダレス化で、続々と
変異や新種が登場のビジネス環境。

インスタントカメラの米国ポラロイド社は、
ライバルも敵もいなかったのに、
デジタルカメラ登場で倒産。
フジフィルムも大変。

仮説と戦略を間違えると、命取り。

木造住宅と林業のリーダーの
したたかかつ大胆な戦略は、

《サービス》《商品》《分譲》《国産木材》《首都圏》《上海》

★【住友林業の戦略】  『持続=環境』とのコンセプト
http://www.sfc.co.jp/information/ir/library/pdf/07annual/2005/ar2005_2j.pdf


┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
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┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛


昨年、幹部会を中国大連で行った住友林業さん。

カナダWFP社と組んで?カナダカスケーディア社買収。
カナダの米栂製品を牛耳りますかっ。情報戦略企業。

欧州ホワイトウッド離れですかっ。国産木材も独占?

地震のない上海で、木造住宅売りまくり戦略も。



『グレーター上海と言われる地域は、上海市とそれを取り
囲む江蘇省・折江省の諸都市(南京、杭州など)を指しま
すが、人口は1億3千万人に及び、中国のGDPの二割近
くを稼ぎ出す大経済圏です。日本と同じくらいの人口があ
るのだから、ここだけを集中的に市場開拓していってもいい。』

             【私はこうして発想する 大前研一最新著】




井上和香が、ニュージーランド木材なら、
【木村綾子】が国産材PR。ん、知らない。
http://www.jawic.or.jp/interview/index04.html



小泉&ブッシュのような製品です。

【中国木材】⇒商品情報⇒ハイブリッドビーム
http://www.chugokumokuzai.co.jp

国産スギ時代は必ず来る 代表取締役 堀川 保幸

一方、国内で植林されてきたスギが伐採期を迎え、充分
な量が保有できてきます。これからの厳しい状況を考える
と、国産スギが見直される時代が必ず来ると考えております。

この異樹種集成材「ハイブリッド・ビーム」は今まで利用が
出来ないと評価が低かったスギの曲がり材や欠点材を有効
活用することができ、これが成功すれば、九州地区の林業
振興のみならず、国内林業の活性化につながり、全国の
モデル事業になると確信しています。




FTA交渉で国内農業開放を迫った
中川・前経産省大臣が農水大臣!


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

    農林水産省メールマガジン

                    17・11・21

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

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1.メッセージ
------------------------------------------------------------

         農林水産大臣の就任にあたって

                   農林水産大臣 中川昭一

 皆さん、こんにちは、中川昭一です。私が、大臣として農林水産行政
に携わるのは今回で2度目となりますが、率直な感想を述べれば、従
前にも増して生産から消費までの構造改革を推進し、食の安全と信頼
を確保することが重要になっていると感じております。

そもそも、農林水産業は、食料を供給し、自然環境を保全するなど、
国民の「いのち」や「健康」や生活にとって最も重要で、かつ身近な存在
であります。しかしながら、従事者の減少や高齢化、急速なグローバル化
など情勢は大きく変化しており、「思い切った改革」が「待ったなし」の
状況です。 

国内の農政改革については、やる気と能力のある農家を育成するた
めに、平成19年産から担い手に絞った経営安定対策を導入することと
しており、これに関連して先般、「経営所得安定対策等大綱」を決定し
たところです。

 これは、全ての農家を一律に取り扱ってきたこれまでの施策を転換
するものであり、改革を断行するためには、力強いリーダーシップを発
揮することが不可欠です。このため、マスコミ、消費者団体も参加した
「農政改革推進本部」を立ち上げ、国民的な推進体制を整備しました。
この改革の実施を通じて、農業の構造改革の加速化、国際競争力の強
化を図っていきたいと考えています。

一方、目下の最重要課題であるWTO交渉については、12月の香
港閣僚会議に向けて、まさに大詰めの交渉が行われており、先週も、
自ら、欧州に赴き少数国閣僚会合(G4+)などに出席して主要国と議
論してまいりました。交渉に当たっては、「守るところは守り、譲るとこ
ろは譲る、攻めるところは攻める」 という姿勢で、戦略的かつ前向きに
議論に参画し、会議の成功に向けて貢献していきたいと考えておりま
す。

 さらに、私は、以前から「消費者あっての生産者」、「日本の農林水
産業あっての国民の健康、そして安全と満足」といった視点が重要で
あると認識しております。私が前大臣時代に成立させた「食料・農業・
農村基本法」は国民的視点に立って農林水産行政を進めるといった基
本的な方向を示しております。消費者と生産者がお互いに顔の見える
関係を構築し、ニーズに応えて安全で品質の良い農産物を供給できる
農業を実現していくことが、国民の食に対する安心の確保、そして長い
目で見た我が国農業の発展につながると考えております。

 森林・林業政策については、災害防止などの公益的な役割を担う森
林は、国民共有の財産であるにもかかわらず、間伐の不足等による機
能の低下が問題となっております。地球温暖化防止の観点も含めた健
全な森林の整備や木材利用の促進に取り組んでいきます。

 また、水産政策については、水産資源の持続的な利用と水産業の体
質強化に取り組んでいきます。特に、燃油の高騰などの大きな変化に
対応し、水産業の維持・再生を図るため、より一層省エネ対策を推進
するとともに、強靱な経営体を育成します。

農林水産行政は、現場に密着した政策課題であると同時に、毎日の
国民生活に深く関わっているものです。消費者の声や現場の取組を積
極的に政策に反映させながら、国民の信頼と支持が得られる政策を推
進することが重要です。このため、皆さんから、積極的な提言をお待ち
しております。

【森林(もり)づくりと木づかいのお便り創刊号】

Subject: 【森林(もり)づくりと木づかいのお便り創刊号】
To: kaz@.com


国産材もPR戦略っ。



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
「林野庁メールマガジン」
 森林(もり)づくり と木づかいのお便り
         平成17年11月20日創刊号
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
───────────────────────────────────

●CONTENTS
───────────────────────────────────
1 メッセージ
   「林野庁メールマガジンの創刊」について
                林野庁長官 前田 直登
2 施策紹介
  【1】木づかい運動の推進 ~国産材、使って減らそうCO2~
【2】間伐等推進3カ年対策(間伐等推進総合対策)の推進について
【3】森林環境教育の推進について
  【4】森林で働く人たちの安全で快適な職場づくり
3 当庁の動き
  【1】森林浴が抗がんタンパク質を増加させること等について
【2】森林セラピー基地候補第2期募集について
【3】「21世紀の森林整備の推進方策のあり方に関する懇談会中間
     とりまとめ報告」の公表について
4 緑化に関する情報
【1】森林ボランティア活動情報
【2】第4回「森の”聞き書き甲子園”」のご紹介
5 その他に関する情報(イベント情報等)
【1】政府広報(間伐の推進)について
  【2】農林水産省「消費者の部屋」のお知らせ
 ★イベント情報★
  【3】EFAFF2005(第6回農林水産環境展)
【4】第40回全国漆器展 -うるし・japan-
【5】第1回きれいな水と美しい緑を取りもどす全国大会
【6】文化遺産を未来につなぐ森づくり(シンポジウム)

●編集後記
○ご意見をお寄せ下さい。
───────────────────────────────────

1 メッセージ
───────────────────────────────────
「林野庁メールマガジンの創刊」について
                林野庁長官 前田 直登

皆さん、こんにちは。この度、森林や木に対して関心をお持ちの皆様方に,
より積極的な情報発信を行っていきたいと考え、「森林(もり)づくりと木
づかいのお便り(林野庁メールマガジン)」を創刊することといたしました。

近年、皆様方の森林に寄せられる期待や関心が大きく変化する中で、林野
庁といたしましてもこのような状況の変化に柔軟に対応し、さらに、我が国
の森林を将来にわたって適切に管理していけるよう、森林の有する多面的機
能の発揮という理念を実現するために様々な施策を展開しているところです。

特に、本年2月に京都議定書が発効したことから、同議定書に定められた
温室効果ガス削減の国際約束を履行するため、森林による二酸化炭素の吸収
量を確保することが大きな課題となっています。
このため林野庁では、本年度から第2ステップ期間に移行した「地球温暖
化防止森林吸収源10カ年対策」に基づき、健全な森林の整備、保安林など
の適切な管理・保全、木材・木質バイオマス利用促進、国民参加の森林づく
り等の施策を積極的に進めているところです。さらに、地球温暖化防止対策
を推進するため、環境税(仮称)の創設と税収の使途に森林吸収源対策を位
置づけることを要望しているところです。

本メールマガジンでは、新たな施策、森林づくりや木づかいに関する様々
な情報や話題を積極的に提供し、また、提供した情報等に対する皆様方から
のご意見やご要望を林野施策の充実につなげていきたいと考えております。
林野庁独自でメールマガジンを発刊する試みは初めてであり至らないところ
もあろうかと思いますが、発信した情報や話題が少しでも皆様方のお役に立
つものとなりますよう努めて参りますので、ご理解とご協力をよろしくお願
いいたします。
───────────────────────────────────

2 施策紹介
───────────────────────────────────
【1】木づかい運動の推進 ~国産材、使って減らそうCO2~

地球温暖化防止に向けた京都議定書が、本年2月に発効しました。
 我が国は、温室効果ガスの削減目標として、6%を掲げています。そして、
この約3分の2にあたる3.9%については、日本国内の森林による二酸化炭
素吸収により確保することにしています。
 この目標を達成するためには、国産材を積極的に利用することにより日本
の森に資金を環流し、“植える(植栽)→育てる(保育)→収穫する(伐採)
→上手に使う(利用)”という「森林の循環」を通じて、健全な森林整備を
進めていくことが必要です。
 林野庁では、消費者や企業の方々にもっと国産材を積極的に利用していた
だくため、「木づかい運動」と名付けて、「国産材、使って減らそうCO2」
をキャッチフレーズにPR活動を展開しています。
 最近では、文房具や飲料用容器など、身近で手軽な国産材製品も増えてき
ています。みなさんも是非、ライフスタイルを点検して、木の温もりと暮ら
すグリーンなライフスタイルを始めてみませんか。

 詳細については、こちらをご覧下さい。
(林野庁:木づかい運動トップページ)
http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/mokuzai/mokuzai-top.html
((財)日本総合木材情報センター:木になる有名人インタビュー)
http://www.jawic.or.jp/interview/


【2】間伐等推進3カ年対策(間伐等推進総合対策)の推進について

 現在、人工林の多くが間伐期を迎えていることから、「地球温暖化防止森
林吸収源10カ年対策」の第2ステップにおいて、間伐の遅れた森林を集中
的に解消し、健全で多面的な機能を発揮する森林を育成するため、平成17
年度から3年間で概ね90万ヘクタールの間伐の実施を目標とする「間伐等
推進3カ年対策」に取り組んでいるところです。

 この対策を円滑に実行していくため、効率的かつ計画的な間伐の実施と間
伐材の利用促進を併せて総合的に実施しています。特に、間伐が本格化する
10月、11月を「間伐推進強化期間」と位置付け、間伐推進中央協議会等
と連携して各種の取り組みを実施しています。
 下記アドレスホームページについても間伐推進ポスターでのPR等リニュ
ーアルしておりますのでご覧下さい。

 詳細については、こちらをご覧下さい。
 http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/kanbatu2/top.htm


【3】森林環境教育の推進について

21世紀を迎え、環境や資源の有限性が認識され、「循環型社会」の構築
が求められる中で、「地球温暖化防止」など森林の多面的機能や森林資源の
循環利用の必要性等に対する理解を醸成するため、森林内での多様な体験活
動などを通じて人々の生活や環境と森林との関係について学ぶ「森林環境教
育」の機会を、子どもたちをはじめ広く国民に提供していくための取組を推
進しています。
 森林環境教育の普及を図るため都道府県を通じ事例を収集し公開しており
ます。

 詳細については、こちらをご覧下さい。
http://www.rinya.maff.go.jp/policy2/f-education/top.htm

【4】森林で働く人たちの安全で快適な職場づくり

林業における労働災害は、長期的には減少してきていますが、今なお災害
が起こる頻度や、災害が起きたときに作業者が受ける負傷の程度は、他の産
業に比べて高くなっています。
このような中、林野庁では、森林で働く人たちの安全で快適な職場づくり
をめざして、厚生労働省や各都道府県及び林業関係団体等との連携のもとに、
労働安全衛生対策の徹底を図り、労働災害の撲滅に向けた取組を推進してい
ます。 今回、「林業労働災害の現況」及び「林業労働災害防止器具等の開
発」をリニューアルしておりますのでご覧下さい。

 詳細については、こちらをご覧下さい。
 http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/anzen/anzentop.html
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3 当庁の動き
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【1】森林浴が抗がんタンパク質を増加させること等について

森林浴によってナチュラル・キラー細胞が活性化されることが世界で初め
て明らかになりました。また、世界でも初めての大規模な森林セラピー効果
の検証を行いましたので、その結果についてもあわせてご紹介します。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。
 http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h17-10gatu/1013sinrinyoku.html

【2】森林セラピー基地候補第2期募集について

(社)国土緑化推進機構は、『森林セラピー基地』及び「セラピーロード」
の認定に取り組んでいるところです。
 この度、『森林セラピー基地候補』第2期の募集を開始することとしまし
たので、お知らせいたします。

 詳しくはこちらをご覧下さい。
 http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h17-10gatu/1013serapi-.html

 【3】「21世紀の森林整備の推進方策のあり方に関する懇談会中間とり
    まとめ報告」の公表について

「21世紀の森林整備の推進方策のあり方に関する懇談会」においては、
森林の有する多面的機能の高度発揮や森林資源の循環的利用の意義の観点か
ら、今後の森林整備政策のあり方とともに、併せて、私有林における森林整
備手法の一つである公社造林に対する施策のあり方を検討することとして、
4月から論議が重ねられてきたところです。
 この度、これまでの検討結果が「中間とりまとめ報告」【PDF】として
まとめられましたので公表しましたので、お知らせいたします。

 詳しくはこちらをご覧下さい。
 http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h17-10gatu/1027-21seikihoukokusyo.html

 ●その他のプレスリリースはこちら
 http://www.rinya.maff.go.jp/puresu.html 
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4 緑化に関する情報
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【1】森林ボランティア活動情報

 全国各地でボランティアによる森林づくりが活発に行われています。
 国土緑化推進機構では、誰でも参加できる全国各地の森林ボランティア活動
の情報を発信しています。

 詳細については、こちらをご覧下さい。
 http://www.green.or.jp/volun/info/katsudou.asp

【2】第4回「森の”聞き書き甲子園”」のご紹介          

 「森の”聞き書き甲子園”」は、高校生が、森と関わり、森とともに生きて
きた「森の名手・名人」の技や人なりを「聞き書き」し、その成果を発信す
るものです。
  現在、全国から選抜された高校生100人が、全国各地の「森の名手・名
人」100人を訪ね、「聞き書き」を続けています。
「聞き書き」の成果は、平成18年3月に行われる「森の”聞き書き甲子園”
フォーラム」で発表される予定です。
 
 詳細については、こちらをご覧下さい。
http://www.foxfire-japan.com/
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5 その他の情報 (イベント情報等)
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【1】政府広報(間伐の推進)について

 林野庁では、政府広報を通じたテレビ、ラジオ番組、新聞広告等様々な媒体
を活用したPRにも積極的に取り組んでいます。10、11月は「間伐推進強
化期間」と位置づけており、政府広報オンライン【映像コーナー】において、
日本の森林を守れ!!~考えよう、間伐の大切さ~を紹介しています。

 詳しくはこちらをご覧下さい。
 http://www.gov-online.go.jp/pickup/2005_10/pickup_movie.html

【2】農林水産省「消費者の部屋」のお知らせ
   ~国有林野を活用した森林レクリエーションの週~

まもなくウインターシーズンの到来です。農林水産省「消費者の部屋」では、
12月12日(月)から16日(金)までの5日間、国有林野を活用した森林
レクリエーションの週と題して、国有林野を活用したさまざまな森林レクリエ
ーションの取組を紹介するほか、全国各地にある「レクリエーションの森」の
見所とスキーをはじめとした森林レクリエーション利用の紹介、木の実などを
使ったネーチャークラフト教室などを行います。
 森林インストラクターの指導によるリース作りなど、クリスマスの準備に向
けて挑戦してみてはいかがでしょうか。

 詳しくはこちらをご覧下さい。
 http://www.maff.go.jp/soshiki/syokuhin/heya/HEYA.html

 ★イベント情報★

【3】EFAFF2005(第6回農林水産環境展)
具体的内容 本展示会は『人と自然との共生を目指して~農林水産業におけ
     るバイオマス利活用と環境対策~』というテーマのもと、環境対
     策の要素技術ごとに「バイオマスコーナー」「水処理コーナー」
     「環境保全コーナー」「衛生コーナー」「プロダクトコーナー」
     や特別企画コーナーで構成し、環境保全を重視した施策展開と食
     の安全・安心にも資するよう開催いたします。また、展示会場内
     では「バイオマスの利活用」に関する催事や、国際会議場での様
     々なテーマのシンポジウムも予定しております。
開催日時 平成17年11月29日~12月2日
場所   幕張メッセ
主催   農林水産環境展実行委員会
ホームページアドレス http://www.emn.jp/efaff/

【4】第40回全国漆器展 -うるし・japan-
具体的内容 全国に広がり、固有の歴史に培われた各漆器産地の技術による
     優れた伝統美をこの漆器展を通して社会に広めることを目的とし、
     漆器展を開催します。
開催日   平成17年11月17日~11月29日
場所    全国伝統的工芸品センター 特別展示場(東京都豊島区)
主催    社団法人 日本漆工協会
ホームページアドレス http://www.echizen.or.jp/

【5】第1回きれいな水と美しい緑を取りもどす全国大会
具体的内容 水源地域や森林整備の大切さ、同時に水環境保全・自然環境保
     全意識の高揚や豊かで多様な水生生物を育む河川環境等の重要性
     を啓発することを目的として開催します。
開催日   平成17年11月29日~12月2日
場所    日本コンベンションセンター(幕張メッセ)〔河川環境展20
      05と連携〕
主催    社団法人 日本の水をきれいにする会
ホームページアドレス http://www.kasen.gr.jp/

【6】文化遺産を未来につなぐ森づくり(シンポジウム)
具体的内容 世界に誇るわが国の木の文化が、豊かな森林資源を基として存
     在していることをアピールするため、シンポジウムを開催します。 
開催日   平成17年12月4日
場所    キャンパスプラザ京都
主催    文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議
ホームページアドレス http://www.bunkaisan.jp/index.php
   
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● 編集後記
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初めての「林野庁メールマガジン」はいかがでしたでしょうか?
日本は国土のおよそ3分の2(2,500万ヘクタール)が森林に覆われてい
る「森の国」です。森林の面積はほとんど変わっていないのに、荒れた森が少
なくありません。地球温暖化を防止して、京都議定書の目標を達成するために
は、手入れを行った森を増やしていくことが必要になっています。
このような状況の中で、どのように森林・林業の振興や木材の利用拡大を図っ
ていけば良いのか、皆様方の声も聴かせていただきたいと思います。
創刊号ということで試行錯誤の状態ですが、これからもっと誌面を充実させ、
さらに皆様方に興味をもって読んで頂けるものにしていきたいと思っておりま
すので、よろしくお願いいたします。
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○ ご意見をお寄せ下さい。
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ご意見、ご要望、または、転載を希望される場合は、下記編集発行先にメー
 ルにてお寄せください。

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 ○ ご注意
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○ 編集発行
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〒100-8952 東京都千代田区霞が関1-2-1
 林野庁 広報室
 TEL03-3501-3967 
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田中 吉成
tanaka2434@mx1.nice.co.jp
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